インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

fma、Qfma

FMA (Fused Multiply-Add) 命令がターゲット・プロセッサーに存在する場合、FMA 命令を生成するかどうかを指定します。

構文

Linux* および macOS*:

-fma

-no-fma

Windows*:

/Qfma

/Qfma-

引数

なし

デフォルト

-fma
または /Qfma

FMA (Fused Multiply-Add) 命令がターゲット・プロセッサーに存在する場合、コンパイラーは FMA 命令を生成します。

ただし、-fp-model strict (Linux* および macOS*) または /fp:strict (Windows*) を指定して、-fma または /Qfma を明示的に指定しない場合、デフォルトは -no-fma または /Qfma- です。

説明

このオプションは、FMA (Fused Multiply-Add) 命令がターゲット・プロセッサーに存在する場合、FMA 命令を生成するかどうかを指定します。[Q]fma オプションが指定された場合、コンパイラーは乗算/加算の組み合わせに対して FMA 命令を生成します。[Q]fma オプションの否定形が指定された場合、コンパイラーは中間式の丸めにより乗算/加算命令を個別に生成します。

このオプションは、[Q]x-march (Linux* および macOS*)、または /arch (Windows*) で CORE-AVX2 以上が設定されていなければ効果はありません。

IDE オプション

なし

関連情報