インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
インテル® アドバンスト・ベクトル・エクステンション 512 (インテル® AVX-512) 組込み関数のプロトタイプは、zmmintrin.h ヘッダーファイルで定義されていますが、実際にヘッダーをコードにインクルードする場合は、immintrin.h を使用します。
組込み関数名 |
演算 |
対応するインテル® AVX-512 命令 |
|---|---|---|
_mm512_add_round_pd、 _mm512_mask_add_round_pd、 _mm512_maskz_add_round_pd |
丸めた float64 ベクトルを加算します。 |
VADDPD |
_mm512_add_pd、 _mm512_mask_add_pd、 _mm512_maskz_add_pd |
丸めた float64 ベクトルを加算します。 |
VADDPD |
_mm512_add_round_ps、 _mm512_mask_add_round_ps、 _mm512_maskz_add_round_ps |
丸めた float32 ベクトルを加算します。 |
VADDPS |
_mm512_add_ps、 _mm512_mask_add_ps、 _mm512_maskz_add_ps |
丸めた float32 ベクトルを加算します。 |
VADDPS |
_mm_add_round_sd、 _mm_mask_add_round_sd、 _mm_maskz_add_round_sd |
スカラー float64 ベクトルを加算します。 |
VADDSD |
_mm_mask_add_sd、 _mm_maskz_add_sd |
スカラー float64 ベクトルを加算します。 |
VADDSD |
_mm_add_round_ss、 _mm_mask_add_round_ss、 _mm_maskz_add_round_ss |
スカラー float32 ベクトルを加算します。 |
VADDSS |
_mm_mask_add_ss、 _mm_maskz_add_ss |
スカラー float32 ベクトルを加算します。 |
VADDPD |
| 変数 | 定義 |
|---|---|
| k | セレクターとして使用される書き込みマスク |
| a | 1 つ目のソースベクトルの要素 |
| b | 2 つ目のソースベクトルの要素 |
| src | 書き込みマスクの結果に応じて使用されるソース要素 |
| round | 丸め制御値。次のいずれかになります (sae によりすべての例外フラグが抑止されます)。
|
_mm512_add_pd
extern __m512d __cdecl _mm512_add_pd(__m512d a, __m512d b);
a と b のパックド float64 要素を加算し、結果を格納します。
_mm512_mask_add_pd
extern __m512d __cdecl _mm512_mask_add_pd(__m512d src, __mmask8 k, __m512d a, __m512d b);
a とb のパックド float64 要素を加算し、書き込みマスク k を使用して結果を格納します (マスクの対応するビットが設定されていない場合は src の要素がコピーされます)。
_mm512_maskz_add_pd
extern __m512d __cdecl _mm512_maskz_add_pd(__mmask8 k, __m512d a, __m512d b);
a と b のパックド float64 要素を加算し、ゼロマスク k を使用して結果を格納します (マスクの対応するビットが設定されていない場合は要素が 0 に設定されます)。
_mm512_add_round_pd
extern __m512d __cdecl _mm512_add_round_pd(__m512d a, __m512d b, int round);
丸め制御 round を使用して a と b のパックド float64 要素を加算し、結果を格納します。
_mm512_mask_add_round_pd
extern __m512d __cdecl _mm512_mask_add_round_pd(__m512d src, __mmask8 k, __m512d a, __m512d b, int round);
丸め制御 round を使用して a と b のパックド float64 要素を加算し、書き込みマスク k を使用して結果を格納します (マスクの対応するビットが設定されていない場合は src の要素がコピーされます)。
_mm512_maskz_add_round_pd
extern __m512d __cdecl _mm512_maskz_add_round_pd(__mmask8 k, __m512d a, __m512d b, int round);
丸め制御 round を使用して a と b のパックド float64 要素を加算し、ゼロマスク k を使用して結果を格納します (マスクの対応するビットが設定されていない場合は要素が 0 に設定されます)。
_mm512_add_ps
extern __m512 __cdecl _mm512_add_ps(__m512 a, __m512 b);
a と b のパックド float32 要素を加算し、結果を格納します。
_mm512_mask_add_ps
extern __m512 __cdecl _mm512_mask_add_ps(__m512 src, __mmask16 k, __m512 a, __m512 b);
a とb のパックド float32 要素を加算し、書き込みマスク k を使用して結果を格納します (マスクの対応するビットが設定されていない場合は src の要素がコピーされます)。
_mm512_maskz_add_ps
extern __m512 __cdecl _mm512_maskz_add_ps(__mmask16 k, __m512 a, __m512 b);
a と b のパックド float32 要素を加算し、ゼロマスク k を使用して結果を格納します (マスクの対応するビットが設定されていない場合は要素が 0 に設定されます)。
_mm512_add_round_ps
extern __m512 __cdecl _mm512_add_round_ps(__m512 a, __m512 b, int round);
丸め制御 round を使用して a と b のパックド float32 要素を加算し、結果を格納します。
_mm512_mask_add_round_ps
extern __m512 __cdecl _mm512_mask_add_round_ps(__m512 src, __mmask16 k, __m512 a, __m512 b, int round);
丸め制御 round を使用して a と b のパックド float32 要素を加算し、書き込みマスク k を使用して結果を格納します (マスクの対応するビットが設定されていない場合は src の要素がコピーされます)。
_mm512_maskz_add_round_ps
extern __m512 __cdecl _mm512_maskz_add_round_ps(__mmask16 k, __m512 a, __m512 b, int round);
丸め制御 round を使用して a と b のパックド float32 要素を加算し、ゼロマスク k を使用して結果を格納します (マスクの対応するビットが設定されていない場合は要素が 0 に設定されます)。
_mm_add_round_sd
extern __m128d __cdecl _mm_add_round_sd(__m128d a, __m128d b, int round);
丸め制御 round を使用して a と b の下位 float64 要素を加算し、結果をデスティネーションの下位要素に格納し、a の上位要素をデスティネーションの上位要素にコピーします。
_mm_mask_add_round_sd
extern __m128d __cdecl _mm_mask_add_round_sd(__m128d src, __mmask8 k, __m128d a, __m128d b, int round);
丸め制御 round を使用して a と b の下位 float64 要素を加算し、書き込みマスク k を使用して結果をデスティネーションの下位要素に格納し (マスクビット 0 が設定されていない場合は src の要素がコピーされます)、a の上位要素をデスティネーションの上位要素にコピーします。
_mm_maskz_add_round_sd
extern __m128d __cdecl _mm_maskz_add_round_sd(__mmask8 k, __m128d a, __m128d b, int round);
丸め制御 round を使用して a と b の下位 float64 要素を加算し、ゼロマスク k を使用して結果をデスティネーションの下位要素に格納し (マスクビット 0 が設定されていない場合は要素が 0 に設定されます)、a の上位要素をデスティネーションの上位要素にコピーします。
_mm_mask_add_sd
extern __m128d __cdecl _mm_mask_add_sd(__m128d src, __mmask8 k, __m128d a, __m128d b);
a と b の下位 float64 要素を加算し、書き込みマスク k を使用して結果をデスティネーションの下位要素に格納し (マスクビット 0 が設定されていない場合は src の要素がコピーされます)、a の上位要素をデスティネーションの上位要素にコピーします。
_mm_maskz_add_sd
extern __m128d __cdecl _mm_maskz_add_sd(__mmask8 k, __m128d a, __m128d b);
a と b の下位 float64 要素を加算し、ゼロマスク k を使用して結果をデスティネーションの下位要素に格納し (マスクビット 0 が設定されていない場合は要素が 0 に設定されます)、a の上位要素をデスティネーションの上位要素にコピーします。
_mm_add_round_ss
extern __m128 __cdecl _mm_add_round_ss(__m128 a, __m128 b, int round);
丸め制御 round を使用して a と b の下位 float32 要素を加算し、結果をデスティネーションの下位要素に格納し、a の上位 3 つのパックド要素をデスティネーションの上位要素にコピーします。
_mm_mask_add_round_ss
extern __m128 __cdecl _mm_mask_add_round_ss(__m128 src, __mmask8 k, __m128 a, __m128 b, int round);
丸め制御 round を使用して a と b の下位 float32 要素を加算し、書き込みマスク k を使用して結果をデスティネーションの下位要素に格納し (マスクビット 0 が設定されていない場合は src の要素がコピーされます)、a の上位 3 つのパックド要素をデスティネーションの上位要素にコピーします。
_mm_maskz_add_round_ss
extern __m128 __cdecl _mm_maskz_add_round_ss(__mmask8 k, __m128 a, __m128 b, int round);
丸め制御 round を使用して a と b の下位 float32 要素を加算し、ゼロマスク k を使用して結果をデスティネーションの下位要素に格納し (マスクビット 0 が設定されていない場合は要素が 0 に設定されます)、a の上位 3 つのパックド要素をデスティネーションの上位要素にコピーします。
_mm_mask_add_ss
extern __m128 __cdecl _mm_mask_add_ss(__m128 src, __mmask8 k, __m128 a, __m128 b);
a と b の下位 float32 要素を加算し、書き込みマスク k を使用して結果をデスティネーションの下位要素に格納し (マスクビット 0 が設定されていない場合は src の要素がコピーされます)、a の上位 3 つのパックド要素をデスティネーションの上位要素にコピーします。
_mm_maskz_add_ss
extern __m128 __cdecl _mm_maskz_add_ss(__mmask8 k, __m128 a, __m128 b);
a と b の下位 float32 要素を加算し、ゼロマスク k を使用して結果をデスティネーションの下位要素に格納し (マスクビット 0 が設定されていない場合は要素が 0 に設定されます)、a の上位 3 つのパックド要素をデスティネーションの上位要素にコピーします。