インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

vd

C++ オブジェクトの vtordisp の隠しメンバーを有効にするかどうかを指定します。

構文

Linux* および macOS*:

なし

Windows*:

/vdn

引数

n

設定可能な値は以下のとおりです。

0

C++ オブジェクトの vtordisp の隠しメンバーを作成しません。

1

必要な場合は、C++ オブジェクトの vtordisp の隠しメンバーを作成します。

2

仮想関数のすべての仮想基本クラスの vtordisp 隠しメンバーを有効にします。これは、次のケースで推奨される設定です。

  • 仮想基本クラスの仮想関数がデストラクターのみの場合

  • 部分的に構築されたオブジェクトで dynamic_cast 演算子が正しく動作することを保証する場合

デフォルト

/vd1

必要な場合は、C++ オブジェクトの vtordisp の隠しメンバーを作成します。

説明

このオプションは、C++ オブジェクトの vtordisp の隠しメンバーを有効にするかどうかを指定します。

Microsoft* Visual C++* の /vdn オプションとの互換性のためのオプションです。詳細は、Microsoft* のマニュアルを参照してください。

IDE オプション

なし

代替オプション

なし