インテル® C++ コンパイラーは、次のインテル® パフォーマンス・ライブラリーとともに利用できます。
- インテル® DAAL
- インテル® IPP
- インテル® TBB
- インテル® MKL
プロパティー・ページで、選択したプロジェクト構成で使用するインテル® パフォーマンス・ライブラリーを指定します。プロジェクトの種類として、インテル® C++ と Microsoft* Visual C++* の両方がサポートされています。
インテル® IPP を指定するには、[プロジェクト] > [プロパティ] を選択します。[構成プロパティ] で [Intel Performance Libraries (インテル® パフォーマンス・ライブラリー)] を選択して、次の操作を行います。
- インテル® DAAL を使用するには、[Use Intel® DAAL (インテル® DAAL を使用する)] を次のように変更します。
- [No (いいえ)]: インテル® DAAL ライブラリーの使用を無効にします。
- [Default Linking Method (デフォルトのリンク方法)]: [Code Generation (コード生成)] > [Runtime Library (ランタイム・ライブラリー)] プロパティーの設定に基づくインテル® DAAL ライブラリーを使用します。
- [Multi-threaded Static Library (マルチスレッド・スタティック・ライブラリー)]: インテル® DAAL のマルチスレッド・スタティック・ライブラリーを使用します。
- [Single-threaded Static Library (シングルスレッド・スタティック・ライブラリー)]: インテル® DAAL のシングルスレッド・スタティック・ライブラリーを使用します。
- [Multi-threaded DLL (マルチスレッド DLL)]: インテル® DAAL のマルチスレッド・ダイナミック・ライブラリーを使用します。
- [Single-threaded DLL (シングルスレッド DLL)]: インテル® DAAL のシングルスレッド・ダイナミック・ライブラリーを使用します。
- インテル® IPP を使用するには、[Use Intel IPP (インテル® IPP を使用する)] を次のように変更します。
- [No (いいえ)]: インテル® IPP ライブラリーの使用を無効にします。
- [Default Linking Method (デフォルトのリンク方法)]: [Code Generation (コード生成)] > [Runtime Library (ランタイム・ライブラリー)] プロパティーの設定に基づくインテル® IPP ライブラリーを使用します。
- [Multi-threaded Static Library (マルチスレッド・スタティック・ライブラリー)]: インテル® IPP のマルチスレッド・スタティック・ライブラリーを使用します。
- [Single-threaded Static Library (シングルスレッド・スタティック・ライブラリー)]: インテル® IPP のシングルスレッド・スタティック・ライブラリーを使用します。
- [Multi-threaded DLL (マルチスレッド DLL)]: インテル® IPP のマルチスレッド・ダイナミック・ライブラリーを使用します。
- [Single-threaded DLL (シングルスレッド DLL)]: インテル® IPP のシングルスレッド・ダイナミック・ライブラリーを使用します。
- プロジェクトでインテル® TBB を使用するには、プロパティーを次のように変更します。
- プロジェクトでインテル® MKL を使用するには、[Use Intel MKL (インテル® MKL を使用する)] プロパティーを次のように変更します。
- [No (いいえ)]: インテル® MKL ライブラリーの使用を無効にします。
- [Parallel (並列)]: 並列のインテル® MKL ライブラリーを使用します。
- [Sequential (シーケンシャル)]: シーケンシャルなインテル® MKL ライブラリーを使用します。
- [Cluster (クラスター)]: インテル® MKL クラスター・ライブラリーを使用します。
ターゲット・プラットフォームが x64 に設定されている場合は、[Use ILP64 interfaces (ILP64 インターフェイスを使用する)] が表示されます。これを選択すると、対応する ILP インテル® MKL ライブラリーがリンカーのコマンドラインに追加されます。また、MKL_ILP64 プリプロセッサー定義がコンパイラーのコマンドラインに追加されます。これを選択しない場合は、lp インテル® MKL ライブラリーが使用されます。
注
各オプションのライブラリー・セットは、選択されたターゲット・プラットフォームとプロジェクト・プロパティーの [Code Generation (コード生成)] > [Runtime Library (ランタイム・ライブラリー)] と [Advanced (詳細)] > [Calling Convention (呼び出し規約)] の定義により異なります。
Microsoft* Visual C++* プラットフォーム・ツールセットで使用できるその他の設定は、[ツール] > [オプション] の [Intel® Performance Libraries (パフォーマンス・ライブラリー)] カテゴリーで設定できます。
詳細は、インテル® IPP、インテル® TBB、インテル® MKL の各ドキュメントを参照してください。
最適化に関する注意事項
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インテル® コンパイラーでは、インテル® マイクロプロセッサーに限定されない最適化に関して、他社製マイクロプロセッサー用に同等の最適化を行えないことがあります。これには、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 2、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3 補足命令などの最適化が該当します。インテルは、他社製マイクロプロセッサーに関して、いかなる最適化の利用、機能、または効果も保証いたしません。本製品のマイクロプロセッサー依存の最適化は、インテル® マイクロプロセッサーでの使用を前提としています。インテル® マイクロアーキテクチャーに限定されない最適化のなかにも、インテル® マイクロプロセッサー用のものがあります。この注意事項で言及した命令セットの詳細については、該当する製品のユーザー・リファレンス・ガイドを参照してください。
注意事項の改訂 #20110804
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