インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

qopt-report、Qopt-report

最適化レポートを生成するようにコンパイラーに指示します。

構文

Linux* および macOS*:

-qopt-report[=n]

Windows*:

/Qopt-report[:n]

引数

n

(オプション) レポートの詳細レベル。0 から 5 の値を指定できます。0 を指定するとレポートは生成されません。レベル n=1 から n=5 の各レベルでは、前のレベルのすべての情報と、場合によっては追加の情報が含まれます。レベル 5 は、最も詳細なレポートを生成します。n を指定しない場合、デフォルトはレベル 2 で、中レベルの情報を含むレポートが生成されます。

デフォルト

オフ

最適化レポートは生成されません。

説明

このオプションは、オブジェクトごとに 1 つの最適化レポートファイルを生成するようにコンパイラーに指示します ([q または Q]opt-report-per-object と同じ出力結果になります)。

別の出力形式にするには、[q または Q]opt-report-file オプションを指定します。

レベル (n) を 6 以上にすると、警告が表示され、レベル 5 のレポートが生成されます。

最適化レポートが有効な場合、デフォルトは -qopt-report-phase=all (Linux* および macOS*) または /Qopt-report-phase:all (Windows*) です。

n レベルで提供される情報については、[q および Q]opt-report-phase オプションの説明にある例を参照してください。

IDE オプション

Visual Studio*: [Diagnostics (診断)] > [Optimization Diagnostic Level (最適化診断レベル)]

Eclipse*: [Compilation Diagnostics (コンパイル診断)] > [Optimization Diagnostic Level (最適化診断レベル)]

Xcode*: [Diagnostics (診断)] > [Optimization Diagnostic Level (最適化診断レベル)]

代替オプション

なし

特定の診断レポートを出力する場合は、[q または Q]opt-report-phase オプションとともに指定します。指定したフェーズの診断メッセージが出力されます。

次の例は、特定の診断レポートの出力方法を示します。

出力するレポート

使用するオプション

自動並列化診断

Linux* および macOS*: -qopt-report -qopt-report-phase=par

Windows*: /Qopt-report /Qopt-report-phase:par

OpenMP* 並列化診断

Linux* および macOS*: -qopt-report -qopt-report-phase=openmp

Windows*: /Qopt-report /Qopt-report-phase:openmp

ベクトル化診断

Linux* および macOS*: -qopt-report -qopt-report-phase=vec

Windows*: /Qopt-report /Qopt-report-phase:vec

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