インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

qopt-malloc-options

malloc() の代替アルゴリズムを指定できるようにします。

構文

Linux* および macOS*:

-qopt-malloc-options=n

Windows*:

なし

引数

n

malloc() で使用するアルゴリズムを指定します。設定可能な値は以下のとおりです。

0

malloc() のデフォルト・アルゴリズムを使用するようにコンパイラーに指示します。これはデフォルトです。

1

malloc() アルゴリズムを次のように調整します: M_MMAP_MAX=2 および M_TRIM_THRESHOLD=0x10000000

2

malloc() アルゴリズムを次のように調整します: M_MMAP_MAX=2 および M_TRIM_THRESHOLD=0x40000000

3

malloc() アルゴリズムを次のように調整します: M_MMAP_MAX=0 および M_TRIM_THRESHOLD=-1

4

malloc() アルゴリズムを次のように調整します: M_MMAP_MAX=0、M_TRIM_THRESHOLD=-1、M_TOP_PAD=4096

デフォルト

-qopt-malloc-options=0

コンパイラーは、malloc() が呼び出されたときにデフォルトのアルゴリズムを使用します。mallopt() に対する呼び出しは行われません。

説明

このオプションは、malloc() の代替アルゴリズムを指定します。

n に非ゼロの値を指定すると、malloc() がどのようにメモリーの割り当てと解放を行うかを指定する代替構成引数として設定されます。malloc() の動的メモリー割り当て用の引数を調整する mallopt() への呼び出しを挿入するようにコンパイラーに指示します。このオプションは、パフォーマンスを向上させます。

IDE オプション

なし

代替オプション

なし