インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

浮動小数点丸め組込み関数

これらのインテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 4 (インテル® SSE4) の丸め組込み関数は、スカラーやパックド単精度/倍精度浮動小数点オペランドも扱います。これらの組込み関数のプロトタイプは、smmintrin.h ファイル内にあります。

floor 組込み関数と ceil 組込み関数は、C プログラミング言語の ISO 9899:1999 規格にある floor および ceil の定義に対応しています。

組込み関数の構文

演算

対応するインテル® SSE4 命令

__m128d _mm_round_pd(__m128d s1, int iRoundMode)

__m128d _mm_floor_pd(__m128d s1)

__m128d _mm_ceil_pd(__m128d s1)

パックド倍精度丸め

ROUNDPD

__m128 _mm_round_ps(__m128 s1, int iRoundMode)

__m128 _mm_floor_ps(__m128 s1)

__m128 _mm_ceil_ps(__m128 s1)

パックド単精度丸め

ROUNDPS

__m128d _mm_round_sd(__m128d dst, __m128d s1, int iRoundMode)

__m128d _mm_floor_sd(__m128d dst, __m128d s1)

__m128d _mm_ceil_sd(__m128d dst, __m128d s1)

シングル倍精度丸め

ROUNDSD

__m128 _mm_round_ss(__m128 dst, __m128d s1, int iRoundMode)

__m128 _mm_floor_ss(__m128d dst, __m128 s1)

__m128 _mm_ceil_ss(__m128d dst, __m128 s1)

シングル単精度丸め

ROUNDSS