インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

_mm256_cmpgt_epi8/16/32/64

2 つのソースベクトルのパックドバイト/ワード/ダブルワード/クワッドワードを比較します。対応するインテル® AVX2 命令は VPCMPGTBVPCMPGTWVPCMPGTD、または VPCMPGTQ です。

構文

extern __m256i _mm256_cmpgt_epi8(__m256i s1, __m256i s2);

extern __m256i _mm256_cmpgt_epi16(__m256i s1, __m256i s2);

extern __m256i _mm256_cmpgt_epi32(__m256i s1, __m256i s2);

extern __m256i _mm256_cmpgt_epi64(__m256i s1, __m256i s2);

引数

s1

演算に使用する整数デスティネーション・ベクトル

s2

演算に使用する整数ソースベクトル

説明

デスティネーション・ベクトル s1 のどのデータ要素 (パックドバイト/ワード/ダブルワード/クワッドワード) がソースベクトル s2 の対応する要素よりも大きいか、符号付き SIMD 比較を実行します。

s1s2 のデータ要素ペアごとに、s1 データ要素の方が s2 の対応する要素よりも大きい場合、デスティネーション・ベクトルの対応する要素はすべて 1 に設定されます。s1 データ要素が s2 の対応するデータ要素以下の場合、デスティネーション・ベクトルの対応する要素はすべて 1 に設定されます。

データ要素が等しい場合、デスティネーション・ベクトルは 0 に設定されます。

戻り値

より大きいかどうかの比較結果が格納されたデスティネーション・ベクトル。