インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

inline-calloc、Qinline-calloc

malloc() および memset() への呼び出しとして calloc() へのインライン呼び出しを行うようにコンパイラーに指示します。

アーキテクチャー

すべて

構文

Linux* および macOS*:

-inline-calloc

-no-inline-calloc

Windows*:

/Qinline-calloc

/Qinline-calloc-

引数

なし

デフォルト

-no-inline-calloc
または /Qinline-calloc-

コンパイラーは、calloc() への呼び出しとして calloc() へのインライン呼び出しを行います。

説明

このオプションは、malloc() および memset() への呼び出しとして calloc() へのインライン呼び出しを行うようにコンパイラーに指示します。このオプションは、追加の memset() 最適化を有効にします。例えば、サイズがコンパイル時定数の場合、ストア操作のシーケンスとしてインライン展開を有効にできます。

提供されるライブラリーの多くのルーチンは、互換マイクロプロセッサーよりもインテル製マイクロプロセッサーでより高度に最適化されます。

IDE オプション

なし

代替オプション

なし

最適化に関する注意事項

インテル® コンパイラーでは、インテル® マイクロプロセッサーに限定されない最適化に関して、他社製マイクロプロセッサー用に同等の最適化を行えないことがあります。これには、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 2、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3 補足命令などの最適化が該当します。インテルは、他社製マイクロプロセッサーに関して、いかなる最適化の利用、機能、または効果も保証いたしません。本製品のマイクロプロセッサー依存の最適化は、インテル® マイクロプロセッサーでの使用を前提としています。インテル® マイクロアーキテクチャーに限定されない最適化のなかにも、インテル® マイクロプロセッサー用のものがあります。この注意事項で言及した命令セットの詳細については、該当する製品のユーザー・リファレンス・ガイドを参照してください。

注意事項の改訂 #20110804