インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

profile-loops-report、Qprofile-loops-report

特定のループの前後でインストルメンテーションが発生したときに収集されるデータの詳細レベルを制御します。

アーキテクチャーの制限

インテル® グラフィックス・テクノロジーをターゲットとするインテル® 64 アーキテクチャー、または IA-32 アーキテクチャーで実行するインテル® グラフィックス・テクノロジーをターゲットとする場合は利用できません。

構文

Linux* および macOS*:

-profile-loops-report[=n]

Windows*:

/Qprofile-loops-report[:n]

引数

n

レポートの詳細レベルを示す値。設定可能な値は以下のとおりです。

1

ループの入口と出口のサイクル数をレポートします。n が指定されない場合のデフォルトの値です。

2

デフォルトのレベル 1 の詳細に加えて、ループの最小/最大および平均の反復回数も記録します。

ループの反復回数を収集するため、追加でインストルメンテーションが挿入されます。これにより、インストルメント済みアプリケーションでオーバーヘッドが生じ、パフォーマンスが低下することがあります。

デフォルト

1

レポートにループの入口と出口のサイクル数が表示されます。

説明

このオプションは、特定のループの前後でインストルメンテーションが発生したときに収集されるデータの詳細レベルを制御します。このオプションを使用するには、[Q]profile-loops オプションも指定する必要があります。

レポートは loop_prof_loops_<name>.dump ファイルに表示されます。<name> は実行のタイムスタンプ値です。レポートにリストされる列は、インストルメンテーション中に選択された詳細レベルに基づきます。

アプリケーションのファイルはすべて同じレポートレベルでインストルメントすることを推奨します。異なるレベルでインストルメントすると、レポートには最も高い詳細レベルで出力されるフィールドがすべて表示されますが、低いレベルでインストルメントしたファイルでは、一部のフィールドのデータがないためにデフォルト値が表示されます。

IDE オプション

なし

代替オプション

なし

関連情報