インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
インテル® マス・カーネル・ライブラリー (インテル® MKL) の特定のライブラリーにリンクするようにコンパイラーに指示します。Windows* システムでは、このオプションをコンパイル時に指定する必要があります。
Linux* および macOS*: | -mkl[=lib] |
Windows*: | /Qmkl[:lib] |
lib |
リンクするインテル® MKL ライブラリー・ファイルを示します。設定可能な値は以下のとおりです。
|
オフ |
コンパイラーは、インテル® MKL にリンクしません。 |
インテル® MKL の特定のライブラリーにリンクするようにコンパイラーに指示します。
Linux* および macOS* システムでは、-mkl を指定すると、ダイナミック・リンクがデフォルトになります。インテル® MKL を静的にリンクするには、次のオプションを指定します。
-mkl -static-intel
Windows* では、/Qmkl を指定すると、スタティック・リンクがデフォルトになります。インテル® MKL を動的にリンクするには、次のオプションを指定します。
/Qmkl /MD
インテル® MKL ライブラリーの使用に関する詳細は、インテル® デベロッパー・ゾーンの「インテル® MKL リンクライン・アドバイザー」(https://software.intel.com/en-us/articles/intel-mkl-link-line-advisor (英語)) を参照してください。
Windows* では、このオプションはコンパイル済みコードにディレクティブを追加し、リンカーはドライバーからの入力なしにそれを読み取ります。Linux* および macOS* では、ドライバーがリンクコマンドに明示的にライブラリー名を追加する必要があります。
[Q]mkl または [Q]mkl=parallel オプションと [Q]tbb オプションを一緒に指定すると、コンパイラーはインテル® MKL のスレッドバージョンとリンクします。ただし、[Q]mkl または [Q]mkl=parallel オプションと [Q]tbb および [q または Q]openmp オプションを一緒に指定すると、コンパイラーはインテル® MKL の OpenMP* スレッドバージョンとリンクします。
Visual Studio*: なし
Eclipse*: [Performance Library Build Components (パフォーマンス・ライブラリーのビルド・コンポーネント)] > [Use Intel® Math Kernel Library (インテル® マス・カーネル・ライブラリー の使用)]
Xcode*: [Performance Library Build Components (パフォーマンス・ライブラリーのビルド・コンポーネント)] > [Use Intel® Math Kernel Library (インテル® マス・カーネル・ライブラリー の使用)]
なし
最適化に関する注意事項 |
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インテル® コンパイラーでは、インテル® マイクロプロセッサーに限定されない最適化に関して、他社製マイクロプロセッサー用に同等の最適化を行えないことがあります。これには、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 2、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3 補足命令などの最適化が該当します。インテルは、他社製マイクロプロセッサーに関して、いかなる最適化の利用、機能、または効果も保証いたしません。本製品のマイクロプロセッサー依存の最適化は、インテル® マイクロプロセッサーでの使用を前提としています。インテル® マイクロアーキテクチャーに限定されない最適化のなかにも、インテル® マイクロプロセッサー用のものがあります。この注意事項で言及した命令セットの詳細については、該当する製品のユーザー・リファレンス・ガイドを参照してください。 注意事項の改訂 #20110804 |