インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

文字列とブロックのコピーに関連する組込み関数

次の表は、文字列とブロックのコピーを行う組込み関数のリストです。これらの組込み関数は、IA-32 およびインテル® 64 アーキテクチャー・ベースのシステムで使用できます。これらの組込み関数は、互換マイクロプロセッサーよりもインテル製マイクロプロセッサーでより高度に最適化されることがあります。

strncpy() 関数と strncmp() 関数は、コンパイラー・バージョンと最適化レベルなどのコンパイラー・スイッチに応じて組込み関数として実装されます。

組込み関数

説明

char *_strset(char *, _int32)

文字列のすべての文字を固定値に設定します。

int memcmp(const void *cs, const void *ct, size_t n)

メモリーの 2 つの領域を比較します。

戻り値:

  • cs<ct の場合は <0

  • cs=ct の場合は 0

  • cs<ct の場合は >0

void *memcpy(void *s, const void *ct, size_t n)

メモリーからコピーします。s を返します。

void *memset(void *s, int c, size_t n)

メモリーを固定値に設定します。s を返します。

char *strcat(char *s, const char *ct)

文字列に追加します。s を返します。

int strcmp(const char *, const char *)

2 つの文字列を比較します。cs < ct の場合は < 0、cs = ct の場合は 0、cs > ct の場合は >0 を返します。

char *strcpy(char *s, const char *ct)

文字列をコピーします。s を返します。

size_t strlen(const char *cs)

文字列 cs の長さを返します。

int strncmp(char *, char *, int)

指定した文字数だけ、2 つの文字列を比較します。

int strncpy(char *, char *, int)

指定した文字数だけ、文字列をコピーします。