インテル® Fortran コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

インクルード・ファイルの使用

インクルード・ファイルは、#include プリプロセッサー・ディレクティブまたは Fortran の INCLUDE 文によってプログラムに取り込まれます。

インクルード・ファイルのディレクトリーは、次の順に検索されます。

  1. include が含まれるソースファイルのディレクトリー

  2. 現在の作業ディレクトリー

  3. I コンパイラー・オプションで指定されたディレクトリー

  4. -isystem コンパイラー・オプションで指定されたディレクトリー (Linux* および macOS* のみ)

  5. 環境変数 CPATH (Linux* および macOS*) または INCLUDE (Windows*) で指定されたディレクトリー

  6. 標準のシステム・ディレクトリー

検索されるディレクトリーの場所は、インクルード・ファイル・パスと呼ばれます。複数のディレクトリーをインクルード・ファイル・パスに指定できます。

インクルード・ファイル・パスの指定と除外

インクルード・ファイル (およびモジュールファイル) の場所を示すには、I コンパイラー・オプションを使用します。

CPATH 環境変数または INCLUDE 環境変数で指定されたデフォルトのパスをコンパイラーが検索しないようにするには、コンパイラー・オプション -X または /noinclude を使用します。

これらのオプションは、設定ファイル (ifort.cfg) またはコマンドラインで指定できます。

例えば、コンパイラーに、デフォルトのパスの代わりに、指定したパスを検索させるには、次のコマンドラインを使用します。

// Linux* および macOS*
  ifort -X -I/alt/include newmain.f
// Windows*
   ifort /noinclude /IC:\Project2\include newmain.f 

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