インテル® Fortran コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
インクルード・ファイルは、#include プリプロセッサー・ディレクティブまたは Fortran の INCLUDE 文によってプログラムに取り込まれます。
インクルード・ファイルのディレクトリーは、次の順に検索されます。
include が含まれるソースファイルのディレクトリー
現在の作業ディレクトリー
I コンパイラー・オプションで指定されたディレクトリー
-isystem コンパイラー・オプションで指定されたディレクトリー (Linux* および macOS* のみ)
環境変数 CPATH (Linux* および macOS*) または INCLUDE (Windows*) で指定されたディレクトリー
標準のシステム・ディレクトリー
検索されるディレクトリーの場所は、インクルード・ファイル・パスと呼ばれます。複数のディレクトリーをインクルード・ファイル・パスに指定できます。
インクルード・ファイル (およびモジュールファイル) の場所を示すには、I コンパイラー・オプションを使用します。
CPATH 環境変数または INCLUDE 環境変数で指定されたデフォルトのパスをコンパイラーが検索しないようにするには、コンパイラー・オプション -X または /noinclude を使用します。
これらのオプションは、設定ファイル (ifort.cfg) またはコマンドラインで指定できます。
例えば、コンパイラーに、デフォルトのパスの代わりに、指定したパスを検索させるには、次のコマンドラインを使用します。
例 |
---|
// Linux* および macOS* ifort -X -I/alt/include newmain.f |
// Windows* ifort /noinclude /IC:\Project2\include newmain.f |