インテル® Fortran コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

物理デバイス (Windows*)

このトピックは、Windows* にのみ適用されます。

特定のファイルまたは I/O デバイスを参照しない I/O 文は、標準入力から読み取り、標準出力に書き込みます。標準入力はキーボードで、標準出力は画面 (コンソール) です。キーボードまたは画面以外の物理デバイスに対して入出力を行うには、読み書きを行うファイル名としてデバイス名を指定します。

一部の物理デバイス名はホスト・オペレーティング・システムによって決定されます。その他の物理デバイス名はインテル® Fortran によって認識されます。多くのデバイス名の拡張子は無視されます。

デバイス I/O のファイル名

デバイス

説明

CON

コンソール (標準出力)

PRN

プリンター

COM1

シリアルポート#1

COM2

シリアルポート#2

COM3

シリアルポート#3

COM4

シリアルポート#4

LPT1

パラレルポート#1

LPT2

パラレルポート#2

LPT3

パラレルポート#3

LPT4

パラレルポート#4

NUL

NULL デバイスです。すべての出力を破棄します。入力はありません。

AUX

シリアルポート#1

LINE

シリアルポート#1

USER

標準出力

ERR

標準エラー

CONOUT$

標準出力

CONIN$

標準入力

LINE、USER、または ERR の名前に拡張子を付けて使用すると (例えば、LINE.TXT)、Fortran はデバイスではなくファイルに対して書き込みを行います。

物理デバイスをユニットとして開く例を次に示します。

  OPEN (UNIT = 4, FILE = 'PRN')
  OPEN (UNIT = 7, FILE = 'LPT2', ERR = 100)