インテル® Fortran コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

コンパイラーまたはリンカーにより作成される一時ファイル

コンパイラーまたはリンカーによって作成される一時ファイルは、オペレーティング・システムが一時ファイルを格納するために使用するディレクトリーに置かれます。

一時ファイルを格納する際に、ドライバーはまず TMP 環境変数を確認します。定義されていれば、TMP が示すディレクトリーが一時ファイルの格納に使用されます。

TMP 環境変数が定義されていなければ、ドライバーは TMPDIR 環境変数を確認します。定義されていれば、TMPDIR が示すディレクトリーが一時ファイルの格納に使用されます。

TMPDIR 環境変数が定義されていなければ、ドライバーは TEMP 環境変数を確認します。定義されていれば、TEMP が示すディレクトリーが一時ファイルの格納に使用されます。

Windows* では、TEMP 環境変数が定義されていなければ、現在の作業ディレクトリーが一時ファイルの格納に使用されます。Linux* および macOS* では、TEMP 環境変数が定義されていなければ、/tmp ディレクトリーが一時ファイルの格納に使用されます。

通常、一時ファイルは削除されます。コンパイラーにより作成される一時ファイルを現在の作業ディレクトリーに保存するには、[Q]save-temps コンパイラー・オプションを使用します。このオプションは、コンパイル時に通常作成される中間ファイルのみ保存します。

パフォーマンス上の理由により、一時ファイルの格納には (ネットワーク・ドライブではなく) ローカルドライブを使用してください。

作成された一時ファイルのファイル名およびディレクトリーを表示するには、all キーワードを指定して watch オプションを使用します。

現在の作業ディレクトリーにオブジェクト・ファイルを作成するには、c オプションを使用します。

コマンドラインで指定したオブジェクト・ファイルは保持されます。

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