インテル® Fortran コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
このトピックは、Windows* にのみ適用されます。
Fortran プログラムから COM およびオートメーション・オブジェクトを使用する方法:
システム上のオブジェクト・サーバーを検索またはインストールします。COM およびオートメーション・オブジェクトは、次の方法で登録されます。
ユーザーがインストールする他のプログラムから登録する。
Visual C++* または Visual Basic* などを使用してオブジェクト・サーバーを独自に作成する。
例えば、Microsoft* ビジュアル開発環境はインストールの際にいくつかのオブジェクトを登録します (詳細は、『共通環境オブジェクト・モデル』ドキュメントを参照してください)。
オブジェクト・サーバーを作成する際には、提供するオブジェクトの形式と、インターフェイスまたはメソッドの形式を決定する必要があります。オブジェクト・サーバーは、通常のアプリケーションと同じように設計、コーディング、およびテストする必要があります。オブジェクト・サーバーの作成については、「Fortran COM サーバーの作成」を参照してください。
次の内容を決定します。
オブジェクトに COM インターフェイス、オートメーション・インターフェイス、または両方があるかどうか。
オブジェクトの型情報が保存されている場所。
この情報は、オブジェクトのドキュメントから取得することができます。開発環境の [ツール] メニューからアクセスできる OLE/COM オブジェクト・ビューアーを使用して、システム上のオブジェクトの特性を確認することができます。
インテル® Fortran モジュールウィザードを使用してコードを生成します。
このモジュールウィザードは、COM またはオートメーション・オブジェクトを選択して、コードオプションを生成するアプリケーションです。インテル® Fortran モジュールウィザードによって収集された情報は、生成されたコードで使用されます。インテル® Fortran モジュールウィザードの使用方法に関する詳細は、「モジュールウィザードを使用したコードの生成」を参照してください。
インテル® Fortran モジュールウィザードによって生成されたコードを呼び出す Fortran プログラムを作成します。
インテル® Fortran モジュールウィザードによって作成されたインターフェイスおよびジャケットルーチン (jacket routines) の呼び出しに関する詳細は、「モジュールウィザードにより生成されたルーチンの呼び出し」を参照してください。