インテル® Fortran コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

環境変数を設定するその他の方法

すべてのオペレーティング・システム

プログラム内から: SETENVQQ ルーチンを呼び出して、環境変数を設定できます。次に例を示します。

USE IFPORT
LOGICAL success
success = SETENVQQ("FORT9=C:\mydir\test.dat")

オペレーティング・システムによっては、別の方法で環境変数を設定することもできます。

Linux* および macOS*

Bourne*/Bourne* Again シェル (sh/bash)、Korn シェル (ksh)、または bash シェルで環境変数を設定するには、export コマンドと割り当てコマンドを使用します。

export FORT9
FORT9=/usr/users/smith/test.dat

Bourne シェル、Korn シェル、または bash シェルで環境変数を無効にするには、unset コマンドを使用します。

unset FORT9

C シェル (csh) で環境変数を設定するには、setenv コマンドを使用します。

setenv FORT9 /usr/users/smith/test.dat

C シェルで環境変数を無効にするには、unsetenv コマンドを使用します。

unsetenv FORT9

Windows*

SET コマンドを使用して、コマンドプロンプトで環境変数を設定できます。この変更は、コマンドプロンプトから実行するプログラムにのみ影響します。次に例を示します。

set FORT9=C:\mydir\test.dat

環境変数を削除するには、値なしでコマンドを実行します。 次に例を示します。

set FORT9=

現在の値を表示するには、次のように ECHO コマンドで環境変数名を% 記号で囲みます。

echo %FORT9%

名前が文字列で始まるすべての変数の値を表示するには、次のように = 記号なしで SET コマンドを使用します。

set FORT

Microsoft* Visual Studio* では、プログラムの実行時に設定される環境変数を指定できます。プロジェクト・プロパティーの [構成プロパティ] > [デバッグ] > [環境] で、一連の name=value のペアをセミコロンで区切って指定します。次に例を示します。

FORT9=C:\mydir\test.dat;FOR_FORCE_STACK_TRACE=TRUE

環境変数のデフォルトのセットは、ユーザーごとに、システムレベルで確立されます。これは、[コントロール パネル] > [システム] > [システムの詳細設定] > [環境変数] で指定します。

システム環境変数を変更すると、コマンドラインでのビルド (IDE を使用しないで行うビルド) に影響がありますが、IDE を使用して行うビルドには影響がありません。IDE ビルドは、[ツール] > [オプション] を使用して IDE で管理されます。ただし、例外として、コマンドラインから /useenv オプションを指定して IDE でビルド (devenv) を行う場合には影響があります。この場合、IDE は、コマンドライン用に定義された環境変数 PATHINCLUDE、および LIB を使用します。

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