一般的なデフォルトの終了処理

Fortran コンソール・アプリケーション、Fortran QuickWin アプリケーション、または Fortran スタンダード・グラフィックス・アプリケーションの実行が正常に終了するか、致命的なエラーや例外によって終了すると、Fortran ランタイムシステムによって次の操作が行われます。

• 開いているファイルはすべて閉じられ、要求した DISPOSITION 操作が実行されます。

• QuickWin アプリケーションの場合、開いている QuickWin ウィンドウがすべて閉じられます。

• C ランタイムの exit() ルーチンが状況コード付きで呼び出され、オペレーティング・システムに戻ります。C ランタイムの exit() ルーチンは、Windows* API ルーチン ExitProcess を呼び出してプロセスを終了します (C ランタイムソースの crt0dat.c を参照してください)。

Fortran DLL または Fortran ウィンドウ・アプリケーションで、未処理の I/O プログラムエラーが発生すると、次の操作が行われます。

• 開いているファイルはすべて閉じられ、要求した DISPOSITION 操作が実行されます。

• C ランタイムの exit() ルーチンが状況コード付きで呼び出され、オペレーティング・システムに戻ります。C ランタイムの exit() ルーチンは、Windows* API ルーチン ExitProcess を呼び出してプロセスを終了します (C ランタイムソースの crt0dat.c を参照してください)。

Fortran DLL または Fortran ウィンドウ・アプリケーションで発生する未処理の例外による動作は、アプリケーションに依存します。Fortran のデフォルトハンドラーが存在しないため、この動作は提供するハンドラーに依存します。明示的にハンドラーを提供しない場合、メインプログラムで提供されたデフォルトメカニズムが動作を決定します。Fortran ウィンドウ・アプリケーションでは、C ランタイムシステムがアプリケーションを終了します。