インテル® Fortran コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

OPTIONS 文を使用する方法

環境変数で設定する方法または OPEN 文の CONVERT keyword を併用しない限り、この方法では、すべての書式なしファイルのユニット番号に対して、数値ファイル形式を 1 つしか指定できません。

コンパイル時に数値形式を指定し、すべてのルーチンを、同じ OPTIONS 文の CONVERT=keyword 指示子を使用してコンパイルする必要があります。1 つのソースプログラムを異なる ifort コマンドでコンパイルし、それぞれ特定の形式を読み取る複数の実行プログラムを作成することもできます。

環境変数で設定する方法、および OPEN 文の CONVERT=keyword を利用する方法は、この方法よりも優先されます。例えば、FORT_CONVERTn 環境変数または OPEN CONVERT=keyword を使用することで、各ユニット番号に、ifort オプションで設定した以外の形式を指定できます。

この方法は、ifortconvert[:]keyword コンパイラー・オプションを使用する方法よりも優先されます。

OPTIONS 文を使用することで、対応する ifort コマンドの指示子を使用する代わりに、(メモリー上と書式なしファイル内での) 適切な浮動小数点形式を指定することができます。例えば、書式なしファイル形式として、VAX F_floating、G_floating、および H_floating を使用するには、次の OPTIONS 文を指定します。

OPTIONS /CONVERT=VAXG

この方法は、すべてのユニット番号に影響を与えるため、環境変数を設定する方法または OPEN 文の CONVERT keyword を併用して特定のユニット番号に異なる形式を指定しない限りは、1 つの形式からデータを読み取り、それを他の形式で書き出すことはできません。

詳細は、OPTIONS 文を参照してください。

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