インテル® Fortran コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
コンパイラーによって発行される診断メッセージを指定します。
Linux* および macOS*: | -warn [keyword[, keyword...]] -nowarn |
Windows*: | /warn[:keyword[, keyword...]] /nowarn |
keyword |
発行される診断メッセージを指定します。設定可能な値は以下のとおりです。
|
alignments |
自然にアライメントされていないデータについて警告メッセージが発行されます。 |
general |
すべての情報レベル診断メッセージおよび警告レベル診断メッセージを有効にします。 |
nodeclarations |
未宣言の名前について警告は発行されません。 |
noerrors |
警告メッセージはエラーメッセージに変更されません。 |
noignore_loc |
%LOC が引数から削除されたときに警告は発行されません。 |
nointerfaces |
コンパイラーは、インターフェイス・ブロックの外部セットのコンパイル中に、呼び出されるすべての SUBROUTINE および FUNCTION のインターフェイスを確認しません。 |
nostderrors |
Fortran 標準に違反する警告メッセージはエラーメッセージに変更されません。 |
notruncated_source |
ソースが固定形式ソースファイルの最大のカラム幅を超えた場合、警告は発行されません。 |
nouncalled |
呼び出されない文関数について警告は発行されません。 |
nounused |
宣言はされているが、一度も使用されていない変数について警告は発行されません。 |
usage |
問題のありそうなプログラミングに対する警告が発行されます。 |
このオプションは、コンパイラーによって発行される診断メッセージを指定します。
オプション |
説明 |
---|---|
warn none |
すべての警告メッセージを無効にします。これは nowarn と同じです。 |
warn noalignments |
自然にアライメントされていないデータについて警告を無効にします。 |
warn declarations |
未宣言の名前について警告を有効にします。コンパイラーは未宣言の名前に対してデフォルトの暗黙的なデータ型指定規則を使用します。IMPLICIT 文と IMPLICIT NONE 文はこのオプションよりも優先されます。 |
warn errors |
すべての警告メッセージ (Fortran 標準に違反する警告も含む) をエラーメッセージに変更するようにコンパイラーに指示します。 |
warn nogeneral |
すべての情報レベル診断メッセージおよび警告レベル診断メッセージを無効にします。 |
warn ignore_loc |
%LOC が実引数から削除されたときに警告を有効にします。 |
warn interfaces |
コンパイルされるソースとは別に格納されたインターフェイス・ブロックの外部セットのコンパイル中に、呼び出されるすべての SUBROUTINE および FUNCTION のインターフェイスをコンパイラーが確認するかどうかを指定します。 ルーチンを呼び出すのに使用されるインターフェイスが、a .mod ファイルに定義されているインターフェイスと異なる場合 (つまり、gen-interfaces オプションによって生成された a.mod 内のインターフェイスとソースファイル内で使用している a.mod ファイルが一致しない場合)、コンパイラーはコンパイル時メッセージを発行します。コンパイラーは、現在のディレクトリーまたは include (-I) オプションあるいは -module オプションによって指定されたディレクトリーから .mods を検索します。インターフェイスが合致しない場合、コンパイル時エラーが発生したり、または警告のみしか生成されません。 デフォルトでは、warn interfaces により gen-interfaces オプションが有効になります。/gen-interfaces- (Windows*) または -no-gen-interfaces (Linux* および macOS*) を明示的に指定することで、このオプションをオフにできます。 |
warn stderrors |
すべての Fortran 標準に違反する警告をエラーに変更するようにコンパイラーに指示します。このオプションは、stand オプションを設定します。 |
warn truncated_source |
ソース行が固定形式ソースファイルの最大のカラム幅を超える場合、警告を有効にします。固定形式ファイルのカラム幅の最大値は 72、80、または 132 で、extend-source オプションを設定するかしないかにより異なります。warn:truncated_source オプションは、切り捨てには影響ありません。最大カラム幅を超える行は常に切り捨てられます。このオプションは、自由形式のソースファイルには適用されません。 |
warn uncalled |
一度も呼び出されない文関数について警告を有効にします。 |
warn unused |
宣言はされているが、一度も使用されていない変数について警告を有効にします。 |
warn nousage |
問題のありそうなプログラミングに対する警告を無効にします。問題のありそうなプログラミングは、許容されるにせよ、プログラミング・エラーの結果であることがよくあります。例えば、継続文字、または最初の部分が文フィールドが終わる前に末尾の空白で終わっているような Hollerith リテラルです。/pad-source オプションは、このエラーを抑制することができます。 |
warn all |
これは warn と同じです。このオプションは、warn errors または warn stderrors を設定しません。すべての追加検証を実行し、診断メッセージの重要度をオブジェクト・ファイルの生成を妨げるレベルに上げるには、warn allwarn errors または warn allwarn stderrors を指定します。 Windows* システムの場合: プロパティー・ページにおいてカスタムとは、診断が個別に指定されることを意味します。 |
Visual Studio*: [General (全般)] > [Compile Time Diagnostics (コンパイラーの診断)] (/warn:all、/warn:none)
[Diagnostics (診断)] > [Treat Warnings As Errors (警告をエラーとして扱う)] (/warn:[no]errors)
[Diagnostics (診断)] > [Treat Fortran Standard Warnings as Errors (Fortran 標準警告をエラーとして扱う)] (/warn:[no]stderrors)
[Diagnostics (診断)] > [Language Usage Warnings (言語使用方法の警告)] > [Compile Time Diagnostics (コンパイラーの診断)] (/warn:all, /warn:none)
[Diagnostics (診断)] > [Warn for Undeclared Symbols (未宣言のシンボルに対する警告)] (/warn:[no]declarations)
[Diagnostics (診断)] > [Warn for Unused Variables (未使用の変数に対する警告)] (/warn:[no]unused)
[Diagnostics (診断)] > [Warn When Removing %LOC (%LOC が引数から削除されたときの警告)] (/warn:[no]ignore_loc)
[Diagnostics (診断)] > [Warn When Truncating Source Line (最大カラム幅を超えるソース行に対する警告)] (/warn:[no]truncated_source)
[Diagnostics (診断)] > [Warn for Unaligned Data (アライメントされていないデータに対する警告)] (/warn:[no]alignments)
[Diagnostics (診断)] > [Warn for Uncalled Statement Function (呼び出されない文関数に対する警告)] (/warn:[no]uncalled)
[Diagnostics (診断)] > [Suppress Usage Messages (使用方法に関するメッセージを非表示)] (/warn:[no]usage)
[Diagnostics (診断)] > [Check Routine Interfaces (ルーチン・インターフェイスのチェック)] (/warn:[no]interfaces)
Eclipse*: なし
Xcode*: [General (全般)] > [Compile Time Diagnostics (コンパイラーの診断)] (-warn all、-warn none)
[Diagnostics (診断)] > [Warn For Unaligned Data (アライメントされていないデータに対する警告)] (-warn:[no]alignments)
[Diagnostics (診断)] > [Warn For Undeclared Symbols (未宣言のシンボルに対する警告)] (-warn [no]declarations)
[Diagnostics (診断)] > [Treat warnings as errors (警告をエラーとして扱う)] (-warn error)
[Diagnostics (診断)] > [Warn When Removing %LOC (%LOC が引数から削除されたときの警告)] (-warn [no]ignore_loc)
[Diagnostics (診断)] > [Check Routine Interfaces (ルーチン・インターフェイスのチェック)] (-warn [no]interfaces)
[Diagnostics (診断)] > [Treat Fortran Standard Warnings As Errors (Fortran 標準警告をエラーとして扱う)] (-warn [no]stderrors)
[Diagnostics (診断)] > [Warn When Truncating Source Line (最大カラム幅を超えるソース行に対する警告)] (-warn [no]truncated_source)
[Diagnostics (診断)] > [Warn For Uncalled Routine (呼び出されないルーチンに対する警告)] (-warn [no]uncalled)
[Diagnostics (診断)] > [Warn For Unused Variables (未使用の変数に対する警告)] (-warn [no]unused)
[Diagnostics (診断)] > [Suppress Usage Messages (ユーザーメッセージの非表示)] (-warn [no]usage)
warn none |
Linux* および macOS*: -nowarn、-w、-W0、-warn nogeneral Windows*: /nowarn、/w、/W0、/warn:nogeneral |
warn declarations |
Linux* および macOS*: -implicitnone、-u Windows*: /4Yd |
warn nodeclarations |
Linux* および macOS*: なし Windows*: /4Nd |
warn general |
Linux* および macOS*: -W1 Windows*: /W1 |
warn nogeneral |
Linux* および macOS*: -W0、-w、-nowarn、-warn none Windows*: /W0、/w、/nowarn、/warn:none |
warn stderrors |
Linux* および macOS*: -e90、-e95、-e03 Windows*: なし |
warn all |
Linux* および macOS*: -warn Windows*: /warn (これは古いオプションです) |