インテル® Fortran コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
通常、プログラムで外部ファイルを開いた場合、プログラムの終了前にそのファイルを閉じなければなりません。CLOSE 文は、出力バッファーをフラッシュして、ユニットと外部ファイルの結合を解除します。ユーザーは閉じるユニット番号 (UNIT 指定子) を指定する必要があります。
また、次の事項も指定できます。
そのファイルを削除するかしないか (STATUS 指定子)
エラー処理情報 (ERR および IOSTAT 指定子)
閉じる時にファイルを削除する方法:
OPEN 文で、ACTION キーワードを指定します (ACTION='READ' など)。READONLY キーワードを使用して開いたファイルは、閉じる時に削除できないので、READONLY キーワードは使用しないでください。
CLOSE 文で、キーワード STATUS='DELETE' を指定します。
外部ファイルを開いて、ユニットによる照会を行った後に、ACCESS 指定子のデフォルト値を変更する場合は、いったんそのファイルを閉じて、使用する ACCESS 指定子を明示的に指定してから、そのファイルを再度開きます。
通常は、事前結合されたユニットを閉じる必要はありません。内部ファイルは、開かれることも、閉じられることもありません。