言語標準との適合性

インテル® Fortran コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

Fortran 標準は、最初に制定された FORTRAN IV (FORTRAN 66) 以降、いくつかの改訂が加えられ (FORTRAN 77、Fortran 90、Fortran 95、Fortran 2003、Fortran 2008、および Fortran 2015 暫定版)、改訂ごとに新しい機能が追加されています。一部の改訂では、「非推奨」(時代遅れ) とされた機能や、削除された機能もあります。インテル® Fortran コンパイラーでは、非推奨の機能や削除された機能も引き続きサポートしています。

インテル® Fortran コンパイラーは、Fortran 2008 標準 (ISO/IEC 1539-1:2010)、Fortran 2003 標準 (ISO/IEC 1539-1:2004)、および American National Standard Fortran 95 (ANSI X3J3/96-007)¹ に準拠しています。American National Standard Fortran 90 (ANSI X3.198-1992) にも準拠しています。²

また、Fortran 2015 標準暫定版の一部の機能もサポートしています。

Fortran 標準委員会は、Fortran 2008 言語機能の解釈についての質問に現在回答中です。委員会からの回答により、インテル® Fortran コンパイラーの将来のリリースで関連する機能の実装が変更される可能性があります (変更によりインテル® Fortran の以前のリリースと非互換になる場合も含む)。Fortran 2015 標準暫定版は、開発の最終段階にありますが、変更される可能性があります。Fortran 2015 標準暫定版に変更があった場合、本リリースでサポートされる Fortran 2015 機能は、インテル® Fortran コンパイラーの将来のリリースで非互換になる可能性があります。

インテル® Fortran コンパイラーは、Fortran 2008 標準の拡張機能を数多く提供しています。言語リファレンスでは、拡張機能 (非標準機能) をこの色で表示しています。

インテル® Fortran コンパイラーでは、以前の Fortran 規格 (ANSI X3.9-1978 および ANSI X3.0-1966)、International Standards Organization 規格 ISO 1539-1980 (E)、Federal Information Processing Institute 規格 FIPS 69-1、Military Standard 1753 Language Specification に準拠したプログラムもサポートしています。