インテル® C++ コンパイラー 19.1 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
gcc とのリンク互換を保ちながら、Microsoft* Windows* と互換性のある言語方言のサポートを有効にします。
Linux*: | -fms-dialect[=ver] |
macOS*: | なし |
Windows*: | なし |
ver |
言語方言と互換性のある Microsoft* Visual Studio* バージョンを指定します。設定可能な値は以下のとおりです。
|
オフ |
コンパイラーは Microsoft* Windows* と互換性のある言語方言をサポートしません。 |
このオプションは、gcc とのリンク互換を保ちながら、Microsoft* Windows* と互換性のある限定的な言語方言のサポートを有効にします。これにより、Microsoft* の拡張や言語機能を使用して Windows* 上で記述されたコードの移植を可能にします。Microsoft* Windows* コンパイラーに似た構文とセマンティクスを使用してコードがコンパイルされ、gcc コンパイラーやこのオプションを指定しないでインテル® コンパイラーによって生成されるオブジェクト・ファイルおよびライブラリーとリンク互換のオブジェクト・ファイルを生成します。
-fms-dialect オプションは、Windows* 上で記述されたコードの移植を支援することを目的としていますが、そのようなコードをすべてシームレスに移植するための包括的な機能ではありません。例えば、このオプションを有効にしても、gcc コンパイラーやこのオプションを指定しないでインテル® コンパイラーによって生成されるオブジェクト・ファイルとリンク互換のオブジェクト・ファイルを生成するため、一部の言語構造では gcc 互換の構文とセマンティクスをサポートする必要があります。
Linux* および macOS*: なし
Windows*: /Qgcc-dialect