インテル® C++ コンパイラー 19.1 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

qoffload-attribute-target

コンパイラーは、ソースファイル中のファイルスコープ関数とデータ・オブジェクトにオフロード属性 target(mic) のフラグを付けます。このオプションは、Linux* でインテル® Xeon Phi™ 製品をターゲットとする場合にのみ適用されます。これは古いオプション (非推奨) です。後継オプションはありません。

アーキテクチャーの制限

インテル® Xeon Phi™ 製品をターゲットとする場合にのみ利用できます。

構文

Linux*:

-qoffload-attribute-target=target-name

macOS*:

なし

Windows*:

なし

引数

target-name

特定のターゲットまたはアプリケーション。利用可能な値は mic のみです。

デフォルト

オフ

コンパイラーは、ソースファイル中のファイルスコープ関数とデータ・オブジェクトにオフロード属性 target(mic) のフラグを付けません。

説明

コンパイラーは、ソースファイル中のファイルスコープ関数とデータ・オブジェクトにオフロード属性 target(mic) のフラグを付けます。

このオプションは、ファイルスコープ内のすべてのグローバル関数とデータ・オブジェクトに対して、offload_attribute target(mic) プラグマを使用して target(mic) 属性を付けることと似ています。

個々の宣言にある declspec/attribute はすべての offload_attribute プラグマよりも優先され、declspec、属性、プラグマはすべてこのオプションよりも優先されます。

IDE オプション

なし

代替オプション

なし

次のソースファイルについて考えてみます。


subr.c
======
void subr()
{
}

main.c
======
int main()
{
  #pragma offload target(mic)
  subr();
}

次のようにコンパイルすると、subr のインスタンスがホスト (CPU) とターゲットバイナリーに配置されます。


icc -c -qoffload-attribute-target=mic subr.c
icc subr.o main.c

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