インテル® C++ コンパイラー 19.1 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
target プラグマの OpenMP* オフロードコンパイルを有効/無効にします。このオプションは、Linux* でインテル® Xeon Phi™ 製品をターゲットとする場合にのみ適用されます。
インテル® Xeon Phi™ 製品をターゲットとする場合にのみ利用できます。
Linux*: | -qopenmp-offload[=device] -qno-openmp-offload |
macOS*: | なし |
Windows*: | なし |
device |
target プラグマのデフォルトのデバイスを指定します。設定可能な値は以下のとおりです。
|
-qno-openmp-offload |
OpenMP* のオフロードコンパイルは無効です。ただし、qopenmp オプションを指定すると、デフォルトはオンになり、OpenMP* のオフロードコンパイルが有効になります。 |
このオプションは、target プラグマの OpenMP* オフロードコンパイルを有効/無効にします。オフロードを有効にすると、target プラグマのデフォルトのターゲットデバイスを指定できます。デフォルトは mic です。
TARGET ディレクティブは Linux* でのみ利用できます。
ほかの OpenMP* 機能に影響を与えることなく、オフロード機能を有効/無効にする場合もこのオプションを使用します。この場合、OpenMP* ランタイム・ライブラリーのリンクは不要で、コンパイラーは OpenMP* ランタイムの初期化コードを生成する必要はありません。
このオプションと qopenmp を一緒に指定すると、ほかの OpenMP* 機能に影響します。
Visual Studio*: なし
Eclipse*: [Code Generation (コード生成)] > [Enable OpenMP Offloading Compilation (OpenMP* オフロードコンパイルを有効にする)]
[Code Generation (コード生成)] > [Target Device for OpenMP Offloading Compilation (OpenMP* オフロードコンパイルのターゲットデバイス)]
Xcode*: なし
なし
次の例について考えてみます。
-qno-openmp -qopenmp-offload
上記は、qopenmp-offload のみを指定する場合と同じです。この場合、オフロード・ライブラリーのみリンクされ、OpenMP* ライブラリーはリンクされません。また、TARGET 用の !$OMP ディレクティブのみ処理されます。
次の例について考えてみます。
-qopenmp -qopenmp-offload
この場合、オフロード・ライブラリーと OpenMP* ライブラリーがリンクされ、OpenMP* ランタイムの初期化コードが生成されます。