インテル® Fortran コンパイラー 19.1 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

mstringop-strategy、Qstringop-strategy

memcpy、memset のようなバッファー操作関数を実装する際に、特定のアルゴリズムで使用される内部決定ヒューリスティックをオーバーライドします。

構文

Linux* および macOS*:

-mstringop-strategy=alg

Windows*:

/Qstringop-strategy:alg

引数

alg

使用するアルゴリズムを指定します。設定可能な値は以下のとおりです。

const_size_loop

コンパイル時にサイズが判明しており、その値がしきい値を超えていない場合、コンパイラーは文字列操作をループにインライン展開します。そうでない場合、コンパイラーは独自のヒューリスティックを使用して文字列操作の実装方法を決定します。

libcall

文字列操作を実装する場合、ライブラリー呼び出しを使用します。

rep

コンパイラー独自のヒューリスティックを使用して、文字列操作をインライン展開する際に使用する rep movs | stos 形式を指定します。

デフォルト

それぞれ異なる

最適化オプション Os を指定する場合、デフォルトは rep です。そうでない場合、デフォルトは const_size_loop です。

説明

このオプションは、memcpy、memset のようなバッファー操作関数を実装する際に、特定のアルゴリズムで使用される内部決定ヒューリスティックをオーバーライドします。

このオプションは、配列コピーや構造体コピーを実装するためコンパイラーにより生成される memcpy 呼び出しなど、コンパイラーにより生成される文字列関数には効果がありません。

IDE オプション

なし

代替オプション

なし

関連情報