インテル® C++ コンパイラー 19.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

inline-min-caller-growth、Qinline-min-caller-growth

関数のサイズ n を指定します。サイズが n 以下の関数は、インライン展開したときに呼び出し元のサイズの増加に寄与しません。

構文

Linux* および macOS*:

-inline-min-caller-growth=n

Windows*:

/Qinline-min-caller-growth=n

引数

n

負以外の整数。n > 0 の場合、サイズ n の関数は、サイズ 0 として扱われます。

デフォルト

-inline-min-caller-growth=0
または /Qinline-min-caller-growth=0

コンパイラーは、関数をサイズ 0 として扱います。

説明

このオプションは、関数のサイズ n を指定します。サイズが n 以下の関数は、インライン展開したときに呼び出し元のサイズの増加に寄与しません。このオプションを使用することで、コンパイラーがインライン展開するには大きすぎると見なす関数をインライン展開できます。

n <= 10 の値を選択することを推奨します。そうでない場合、コンパイル時間とコードサイズが大幅に増加します。

IDE オプション

なし

代替オプション

なし