インテル® C++ コンパイラー 19.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

整数減算の組込み関数

インテル® アドバンスト・ベクトル・エクステンション 512 (インテル® AVX-512) 組込み関数のプロトタイプは、zmmintrin.h ヘッダーファイルで定義されていますが、これらの組込み関数を使用する場合、次のように immintrin.h ファイルをインクルードします。

#include <immintrin.h>


組込み関数名

演算

対応するインテル® AVX-512 命令

_mm512_sub_epi32_mm512_maskz_sub_epi32

int32 要素の減算を行います。

VPSUBD

_mm512_sub_epi64_mm512_mask_sub_epi64_mm512_maskz_sub_epi64

int64 要素の減算を行います。

VPSUBQ


変数 定義
k

セレクターとして使用される書き込みマスク

a

1 つ目のソースベクトルの要素

b

2 つ目のソースベクトルの要素

src

書き込みマスクの結果に応じて使用されるソース要素


_mm512_sub_epi32

extern __m512i __cdecl _mm512_sub_epi32(__m512i a, __m512i b);

a のパックド 32 ビット整数から b のパックド 32 ビット整数を減算し、結果を格納します。


_mm512_maskz_sub_epi32

extern __m512i __cdecl _mm512_maskz_sub_epi32(__mmask16 k, __m512i a, __m512i b);

a のパックド 32 ビット整数から b のパックド 32 ビット整数を減算し、ゼロマスク k を使用して結果を格納します (対応するマスクビットが設定されていない場合は要素が 0 に設定されます)。



_mm512_sub_epi64

extern __m512i __cdecl _mm512_sub_epi64(__m512i a, __m512i b);

a のパックド 64 ビット整数から b のパックド 64 ビット整数を減算し、結果を格納します。


_mm512_mask_sub_epi64

extern __m512i __cdecl _mm512_mask_sub_epi64(__m512i src, __mmask8 k, __m512i a, __m512i b);

a のパックド 64 ビット整数から b のパックド 64 ビット整数を減算し、書き込みマスク k を使用して結果を格納します (対応するマスクビットが設定されていない場合は src の要素がコピーされます)。


_mm512_maskz_sub_epi64

extern __m512i __cdecl _mm512_maskz_sub_epi64(__mmask8 k, __m512i a, __m512i b);

a のパックド 64 ビット整数から b のパックド 64 ビット整数を減算し、ゼロマスク k を使用して結果を格納します (対応するマスクビットが設定されていない場合は要素が 0 に設定されます)。