IFPORT 移植ライブラリー

インテル® Fortran には、各種プラットフォームから PC への移植を容易にしたり、PC で他のプラットフォームとの互換性があるコードを作成できるようにするための関数とサブルーチンが用意されています。

移植ライブラリーは LIBIFPORT.LIB (Windows*) または libifport.a (Linux* および macOS*) です。頻繁に使用される関数は、IFPORT という名前の移植モジュールに含まれています。

移植ライブラリーには、IEEE* POSIX ライブラリー関数も含まれています。これらの関数は、IFPOSIX という名前のモジュールに含まれています。

移植ライブラリーは次の 2 つの方法で使用できます。

• プログラムに USE IFPORT 文を追加します。この文には IFPORT モジュールが含まれています。

• 正しい引数と戻り値を使用して、移植ルーチンを呼び出します。

移植ライブラリーは、デフォルトでリンク時にリンカーに渡されます。これを回避するには、nolibs キーワードを指定して fpscomp オプションを使用します。

IFPORT モジュールファイル (mod file) を使用すると、ルーチン用のインターフェイス・ブロックおよび引数定義が提供されます。また、コンパイラーが呼び出しの検証を行えるようになります。