インテル® Fortran コンパイラー 19.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

qopt-mem-layout-trans、Qopt-mem-layout-trans

コンパイラーによって実行されるメモリーレイアウト変換のレベルを制御します。

構文

Linux* および macOS*:

-qopt-mem-layout-trans[=n]

-qno-opt-mem-layout-trans

Windows*:

/Qopt-mem-layout-trans[:n]

/Qopt-mem-layout-trans-

引数

n

メモリーレイアウト変換のレベルです。設定可能な値は以下のとおりです。

0

メモリーレイアウト変換を無効にします。-qno-opt-mem-layout-trans (Linux* および macOS*) または /Qopt-mem-layout-trans- (Windows*) を指定した場合と同じです。

1

基本的なメモリーレイアウト変換を有効にします。

2

中程度のメモリーレイアウト変換を有効にします。[q または Q]opt-mem-layout-trans を引数なしで指定した場合と同じです。

3

強力なメモリーレイアウト変換を有効にします。各コアに 4GB の物理メモリーがある場合にのみ、この設定を使用してください。

デフォルト

-qopt-mem-layout-trans=2 または /Qopt-mem-layout-trans:2

コンパイラーは、中程度のメモリーレイアウト変換を実行します。

説明

このオプションは、コンパイラーによって実行されるメモリーレイアウト変換のレベルを制御します。このオプションによりキャッシュの再利用とキャッシュの局所性が向上します。

IDE オプション

なし

代替オプション

なし

最適化に関する注意事項

インテル® コンパイラーでは、インテル® マイクロプロセッサーに限定されない最適化に関して、他社製マイクロプロセッサー用に同等の最適化を行えないことがあります。これには、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 2、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3 補足命令などの最適化が該当します。インテルは、他社製マイクロプロセッサーに関して、いかなる最適化の利用、機能、または効果も保証いたしません。本製品のマイクロプロセッサー依存の最適化は、インテル® マイクロプロセッサーでの使用を前提としています。インテル® マイクロアーキテクチャーに限定されない最適化のなかにも、インテル® マイクロプロセッサー用のものがあります。この注意事項で言及した命令セットの詳細については、該当する製品のユーザー・リファレンス・ガイドを参照してください。

注意事項の改訂 #20110804