インテル® Fortran コンパイラー 19.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
データの記憶容量、配列の大きさ、および実行ファイルの合計サイズは、システム・パラメーターによって定められている、使用可能なプロセス仮想アドレス空間のサイズによってのみ制限されます。
プログラムのサイズ、コードの複雑さなどの、単一のインテル® Fortran プログラムユニットがもつ制限と、プログラム内の個々の文が持つ制限を以下の表に示します。
言語要素 |
制限 |
---|---|
CALL または関数参照ごとの引数の実数 |
メモリーの制限に依存 |
宣言式における関数参照の引数の数 |
255 |
配列の次元 |
31 (Fortran 2008 規格でサポートされている最大配列次元は 15 です。) |
次元ごとの配列要素数 |
2**31-1 (IA-32 アーキテクチャーのシステム) 2**63-1 (インテル® 64 アーキテクチャーのシステム) 現在のメモリー構成による制限 |
文字長 |
2**31-1 (IA-32 アーキテクチャーのシステム) 2**63-1 (インテル® 64 アーキテクチャーのシステム) |
定数: 文字定数および Hollerith 定数 |
7198 |
定数: リスト指定 I/O での入力文字数 |
2048 文字 |
継続行数 |
固定の制限なし。225 行以上で、各行は 132 文字以下。文ごとの字句トークン数の制限により、行の文字数が多いと、継続行数が少なくなる。 |
データおよび I/O を含む DO の入れ子数 |
31 |
DO、CASE、FORALL、WHERE、および整構造 IF 文の入れ子 (結合された) 数 |
512 |
DO ループのインデックス変数 |
9,223,372,036,854,775,807= 2**63-1 |
編集記述子の入れ子数 |
8 |
Fortran ソース行の長さ |
固定形式: 72 文字 (/extend_source が有効な場合は 132 文字) 自由形式: 7200 文字 |
INCLUDE ファイルの入れ子数 |
20 レベル |
計算型または割り当て型 GOTO リストのラベル数 |
メモリーの制限に依存 |
文ごとの字句トークン数 |
40000 |
名前付き共通ブロック数 |
メモリーの制限に依存 |
配列構造を含む DO の入れ子数 |
31 |
入力/出力を含む DO の入れ子数 |
31 |
インターフェイス・ブロックの入れ子数 |
メモリーの制限に依存 |
DO、IF または CASE 構文の入れ子数 |
メモリーの制限に依存 |
括弧形式の入れ子数 |
メモリーの制限に依存 |
MIN および MAX への引数の数 |
メモリーの制限に依存 |
数値定数の桁数 |
文の長さによる制限 |
式中の括弧の入れ子数 |
メモリーの制限に依存 |
構造体の入れ子数 |
30 |
シンボル名の長さ |
63 文字 |
数値編集記述子のフィールド幅 |
2**15-1 (IA-32 アーキテクチャーのシステム) 2**31-1 (インテル® 64 アーキテクチャーのシステム) その他の編集記述子フィールドの制限については、「Forms for Data Edit Descriptors」を参照してください。 |
大きなデータ・オブジェクトを処理する際のメモリー制限に関する詳細は、次を参照してください。
/F コンパイラー・オプション
heap-array コンパイラー・オプション
製品のリリースノート