インテル® Fortran コンパイラー 19.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

sox

実行ファイルにコンパイルオプションとバージョン情報を保存するようにコンパイラーに指示します。また、特定のルーチンのリストを含めるかどうかを選択できます。

構文

Linux*:

-sox[=keyword[,keyword]]

-no-sox

macOS*:

なし

Windows*:

なし

引数

keyword

含めるルーチン情報。設定可能な値は以下のとおりです。

inline

各オブジェクトでインライン展開されたルーチンのリストを含めます。

profile

-prof-use オプションでコンパイルされ、.dpi ファイルにプロファイル情報があり、プロファイル情報が USED (一致) か IGNORED (不一致) かを示しているルーチンのリストを含めます。

デフォルト

-no-sox

コンパイラーはこれらの情報文字列を、オブジェクト・ファイルに保存しません。

説明

このオプションは、実行ファイルにコンパイルオプションとバージョン情報を保存するようにコンパイラーに指示します。また、特定のルーチンのリストを含めるかどうかを選択できます。情報は、各オブジェクト・ファイルまたはアセンブリー出力に文字列として埋め込まれます。

sox オプションを keyword なしで指定すると、コンパイラーは、実行ファイルを構成するオブジェクトのコンパイルに使用されたコンパイラー・オプションとバージョン番号を保存します。

このオプションを指定すると、ディスク上の実行ファイルのサイズは多少増えます。keyword を指定すると、実行ファイルのサイズは増加します。オブジェクト・ファイルを実行ファイルにリンクする際、リンカーはそれぞれの情報文字列を実行ファイルのヘッダーに配置します。これにより、文字列ユーティリティーなどのツールを使用して実行ファイルのビルドに使用されたオプションを特定できるようになります。

IDE オプション

なし

代替オプション

なし

次のコマンドは等価です。

-sox=profile -sox=inline          
-sox=profile,inline  

オプションの否定形を指定して、オプションを無効にし、リセットできます。 次に例を示します。

-sox=profile -no-sox -sox=inline      ! This means -sox=inline 

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