インテル® Fortran コンパイラー 19.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

メインプログラムからのサブプログラムの呼び出し (Windows*)

言語が混在したアプリケーションでは、インテル® Visual Fortran のメインプログラムからほかの言語で書かれたサブプログラムを呼び出すことができます。また、逆に、ほかの言語で書かれたメインプログラムからインテル® Visual Fortran のサブプログラム (DLL やスタティック・ライブラリーに含まれたサブプログラム) を呼び出すこともできます。

Microsoft* Visual Studio* プロジェクトは、単一言語をサポートするため、各言語のコードはそれぞれのプロジェクトに含める必要があります。

ここでは、言語が混在したプログラミングにおけるインテル® Fortran との互換性を、マネージドコードおよびアンマネージド・コードの両方を対象として説明します。マネージドコードはアーキテクチャーに依存しないコードで、Microsoft* .NET 共通言語ランタイム環境の制御下で実行します。アンマネージド・コードは、アーキテクチャー固有のネイティブコードです。

言語が混在したアプリケーションは、さまざまな形式でプログラムを提供できます。

形式 作成ツール 呼び出し可能なツール

コンパイル済みのオブジェクト (.OBJ) およびスタティック・ライブラリー (.LIB)

オブジェクトとライブラリーがリンク互換でなければならず、言語サポート・ライブラリー内の名前は競合できません。

インテル® Visual Fortran、インテル® C++、Microsoft* Visual C++* (アンマネージド)

インテル® Visual Fortran、インテル® C++、Microsoft* Visual C++* (アンマネージド)

ダイナミック・リンク・ライブラリー (.DLL)

インテル® Visual Fortran、インテル® C++、Microsoft* Visual C++* (アンマネージド)、Microsoft* Visual Basic* (アンマネージド)、ほか多数

インテル® Visual Fortran、インテル® C++、Microsoft* Visual C++* (マネージドおよびアンマネージド)、Microsoft* Visual Basic* (マネージドおよびアンマネージド)、ほか多数

.NET マネージド・コード・アセンブリー

Microsoft* Visual C++* .NET、Microsoft* Visual Basic* .NET、およびその他の .NET 言語

インテル® Visual Fortran (Fortran モジュールウィザードで生成したインターフェイスを使用)、.NET 言語