インテル® Fortran コンパイラー 19.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
非ネイティブデータを移植する場合、次の点に注意してください。
書式なしファイルのレコード長 (RECL 指定子) を指定する単位は、ベンダーにより異なることがあります。書式付きファイルは文字数 (バイト) 単位で指定されますが、書式なしファイルはインテル® Fortran (デフォルト設定) とその他の一部のベンダーではロングワード単位で指定されます。
ソースファイルの変更なしに、書式なしファイルの RECL の単位 (バイトまたはロングワード) を指定するには、assume byterecl コンパイラー・オプションを使用します。
一部のベンダーは、レコード型を決定するために異なる OPEN 文のデフォルト設定を適用します。インテル® Fortran のデフォルトのレコード型 (RECORDTYPE) は、OPEN 文の ACCESS および FORM 指定子の値に依存します。
一部のベンダーは、論理データ型に異なる識別子を使用します。例えば、.TRUE. と .FALSE. を表すのに、01 の代わりに 16 進の FF と 00 を使用するなどです。詳細は、fpscomp:logicals コンパイラー・オプションを参照してください。
移植するソースコードは、ビッグエンディアンで使用するように書かれていることがあります。