インテル® Fortran コンパイラー 19.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

I/O 文の種類

インテル® Fortran の I/O 文を以下の表に示します。

カテゴリーと I/O 文の名前

説明

ファイル結合

OPEN

ユニット番号を外部ファイルと結合し、ファイル結合の特性を指定します。

CLOSE

ユニット番号と外部ファイル間の結合を無効にします。

ファイル照会

DEFINE FILE

直接アクセスを行う相対ファイルに対してファイル特性を指定し、OPEN 文と同じように、ユニット番号をそのファイルに結合します。FORTRAN-77 以前のコンパイラーとの互換性のために提供されています。

INQUIRE

指定されたファイル、ユニットへの結合、または出力項目リストの長さに関する情報を返します。

レコード位置

BACKSPACE

レコード位置を前のレコードの先頭に移動します (シーケンシャル・アクセスのみ)。

DELETE

相対ファイル内の現在のレコード位置にあるレコードを、削除済みとしてマークします (直接アクセスのみ)。

ENDFILE

現在のレコードの後にファイル終了マーク (EOF) を書き込みます (シーケンシャル・アクセスのみ)。

FIND

直接アクセスを行うファイル内のレコード位置を変更します。FORTRAN-77 以前のコンパイラーとの互換性のために提供されています。

REWIND

レコードの位置をファイルの先頭に設定します (シーケンシャル・アクセスのみ)。

レコード入力

READ

データを外部ファイルのレコードまたは内部ファイルから内部記憶域に転送します。

ACCEPT

入力を stdin から読み込みます。READ とは異なり、ACCEPT は書式付きシーケンシャル入力だけが可能で、ユニット番号は指定しません。

レコード出力

WRITE

データを内部記憶域から外部ファイルのレコードまたは内部ファイルに転送します。

REWRITE

データを内部記憶域から、外部ファイル内の現在のレコード位置にあるレコードに転送します (直接アクセスの相対ファイルのみ)。

TYPE

レコード出力を stdout に書き出します。

PRINT

データを内部記憶域から stdout に転送します。WRITE とは異なり、PRINT は、書式付きシーケンシャル出力だけが可能で、ユニット番号は指定しません。

FLUSH

外部ユニットバッファーの内容を関連するファイルにフラッシュします。

READ 文、WRITE 文、REWRITE 文、TYPE 文、および PRINT 文に加えて、他の I/O レコード関連の文も、特定のファイル編成に限定されます。次に例を示します。

ファイル関連の文 (OPEN、INQUIRE、および CLOSE) は、すべての相対ファイルまたはシーケンシャル・ファイルに適用されます。