インテル® Fortran コンパイラー 19.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

stand

非標準の言語要素を発見したときにメッセージを発行するようにコンパイラーに指示します。

構文

Linux* および macOS*:

-stand [keyword]

-nostand

Windows*:

/stand[:keyword]

/nostand

引数

keyword

標準として指定使用する言語を指定します。設定可能な値は以下のとおりです。

none

非標準の言語要素が見つかってもメッセージを発行しません。

f90

Fortran 90 に準拠していない言語要素が見つかった場合にメッセージを発行します。

f95

Fortran 95 に準拠していない言語要素が見つかった場合にメッセージを発行します。

f03

Fortran 2003 に準拠していない言語要素が見つかった場合にメッセージを発行します。

f08

Fortran 2008 に準拠していない言語要素が見つかった場合にメッセージを発行します。

f18

Fortran 2018 に準拠していない言語要素が見つかった場合にメッセージを発行します。この設定は、以前は f15 と呼ばれていました。

デフォルト

nostand

コンパイラーは、非標準の言語要素が見つかってもメッセージを発行しません。

説明

このオプションは、非標準の言語要素が見つかった場合にメッセージを発行するようにコンパイラーに指示します。

stand の keyword を指定しない場合、stand f08 と同じです。

オプション

説明

stand none

非標準の言語要素が見つかった場合にメッセージを発行するようにコンパイラーに指示します。これは nostand と同じです。

stand f90

Fortran 90 に準拠していない言語要素が見つかった場合にメッセージを発行するようにコンパイラーに指示します。

stand f95

Fortran 95 に準拠していない言語要素が見つかった場合にメッセージを発行するようにコンパイラーに指示します。

stand f03

Fortran 2003 に準拠していない言語要素が見つかった場合にメッセージを発行するようにコンパイラーに指示します。

stand f08

Fortran 2008 に準拠していない言語要素が見つかった場合にメッセージを発行するようにコンパイラーに指示します。このオプションは、warn stderrors を指定すると設定されます。

stand f18

Fortran 2018 に準拠していない言語要素が見つかった場合にメッセージを発行するようにコンパイラーに指示します。f18 設定は、以前は f15 と呼ばれていました。

このオプションを指定すると、指定した Fortran 規格で提供されないものに対して警告が出力されます。これには、ifort で認識されるコンパイラー・ディレクティブも含まれます。

これらの規格準拠に関する警告は、情報提供のみを目的としており、コンパイルには影響しないため無視できます。

IDE オプション

Visual Studio*: [Diagnostics (診断)] > [Warn For Nonstandard Fortran (標準でない Fortran に対する警告)]

Eclipse*: なし

Xcode*: [Diagnostics (診断)] > [Warn For Nonstandard Fortran (標準でない Fortran に対する警告)]

代替オプション

stand none

Linux* および macOS*: -nostand

Windows*: /nostand/4Ns

stand f90

Linux* および macOS*: -std90

Windows*: /4Ys

stand f95

Linux* および macOS*: -std95

Windows*: なし

stand f03

Linux* および macOS*: -std03

Windows*: なし

stand f08

Linux* および macOS*: -std08-stand-std

Windows*: /stand

stand f18 または stand f15 (非推奨)

Linux* および macOS*: -std18 または -std15 (非推奨)

Windows*: なし

関連情報