インテル® Fortran コンパイラー 19.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
Co-Array 機能を有効にします。
Linux*: | -coarray[=keyword] |
macOS*: | なし |
Windows*: | /Qcoarray[:keyword] |
keyword |
Co-Array が実装されるメモリーシステムを指定します。設定可能な値は以下のとおりです。
|
オフ |
Co-Array は、このオプションを指定しないと有効になりません。 |
このオプションは、Fortran 2008 標準の Co-Array 機能を有効にします。プログラムの Co-Array 構文を有効にします。このオプションが指定されない場合、Co-Array 構文は拒否されます。
また、適切なライブラリーにリンクして、適切な実行ファイルを作成するようドライバーに指示します。
1 つの keyword のみ指定できます。2 つ以上の keyword を指定すると、最後に指定したものが有効になります。ただし、keyword single を指定すると、コマンドラインのどこで指定したかに関係なく、常に有効になります。
[Q]coarray-num-images オプションを指定して、Co-Array 実行ファイルの実行に使用するイメージのデフォルトの数を指定できます。このオプションを指定しない場合は、現在のシステムの実行単位の数が取得されます。
[Q]coarray-config-file オプションを指定して、メッセージ・パッシング・インターフェース (MPI) 構成ファイルの名前を指定できます。
[Q]coarray-num-images オプションと [Q]coarray-config-file オプションは、すべての keyword 値で有効です。
Visual Studio*: [Language (言語)] > [Enable Coarrays (Co-Array を有効にする)]
Eclipse*: なし
Xcode*: なし
なし
次のコマンドは、n イメージを使用して、共有メモリーで Co-Array プログラムを実行します。
/Qcoarray /Qcoarray-num-images:n ! Windows*
-coarray -coarray-num-images=n ! Linux*
次のコマンドは、n イメージを使用して、分散メモリーで Co-Array プログラムを実行します。
/Qcoarray:distributed /Qcoarray-num-images:n ! Windows*
-coarray=distributed -coarray-num-images=n ! Linux*
次のコマンドは、filename で指定された MPI 構成を使用して、共有メモリーで Co-Array プログラムを実行します。
/Qcoarray:shared /Qcoarray-config-file:filename ! Windows*
-coarray=shared -coarray-config-file=filename ! Linux*
以下に、それぞれのコマンド例で有効になる keyword を示します。
Linux*:
-coarray=coprocessor -coarray=shared ! shared を優先 (最後に指定されたもの)
-coarray=single -coarray=shared ! single を優先 (single を常に優先)
Windows*:
/Qcoarray:distributed /Qcoarray:shared ! shared を優先 (最後に指定されたもの)
/Qcoarray:single /Qcoarray:shared ! single を優先 (single を常に優先)