インテル® Fortran コンパイラー 19.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
コンパイラーが生成したアセンブラー出力リストおよびリンカーが生成したマップファイルは、コンパイラーの最適化による影響、およびアプリケーションがメモリー内でどのように構成されるのかを理解する上で参考になります。また、エラー発生時のスタックトレースにある情報を解釈するのにも役立ちます。
コマンドラインからコンパイルする場合は、S オプションを指定します。
ifort -S file.f90 ! Linux* および macOS*
ifort file.f90 /S ! Windows*
Linux* および macOS* システムでは、生成されるアセンブリー・ファイルの拡張子は .s になります。Windows* システムでは、生成されるアセンブリー・ファイルの拡張子は .asm になります。
Windows* システムでは、Microsoft* Visual Studio* 統合開発環境も使用できます。
[プロジェクト] > [プロパティ] を選択します。
[Fortran] フォルダーをクリックします。
[Output Files (出力ファイル)] カテゴリーの [Assembler Output (アセンブラー出力)] 設定を任意のオプションに変更します。これらのオプションには、[No Listing (なし)]、[Assembly-Only Listing (アセンブリー・コードのみ)]、および [Assembly, Machine Code and Source (アセンブリー・コード、マシンコード、ソースコード)] などがあります。
コマンドラインからコンパイルする場合は、-Xlinker と -M オプション (Linux* および macOS*) または /map オプション (Windows*) を指定します。
ifort file.f90 -Xlinker -M ! Linux* および macOS*
ifort file.f90 /map ! Windows*
Windows* では、Visual Studio* 統合開発環境も使用できます。
[プロジェクト] > [プロパティ] を選択します。
[リンカー (Linker)] フォルダーをクリックします。
[Debug (デバッグ)] カテゴリーから [Generate Map File (マップファイルの作成)] を選択します。
list コンパイラー・オプションを使用して、ソースファイルのリストを作成できます。リストには、INCLUDE ファイル、各ルーチンごとの行番号付きシンボル・クロスリファレンスのリスト、コンパイルに使用されたコンパイラー・オプションの情報を含めることができます。
show コンパイラー・オプションを使用して、リストファイルの内容を制御できます。
さらに、Windows* では Visual Studio* 統合開発環境を使用してソース・ファイル・リストを作成できます。
[プロジェクト] > [プロパティ] を選択します。
[Output Files (出力ファイル)] カテゴリーで、[Source Listing (ソースリスト)] 設定を [Yes (はい)] にします。