インテル® Fortran コンパイラー 19.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
コンパイラーが特定の動作を許可するかどうかを決定します。
Linux* および macOS*: | -allow keyword |
Windows*: | /allow:keyword |
keyword |
動作を許可するか、または許可しないかを指定します。設定可能な値は以下のとおりです。
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fpp_comments |
コンパイラーは、プリプロセッサー行にある Fortran 形式の end-of-line コメントを認識します。 |
このオプションは、コンパイラーが特定の動作を許可するかどうかを決定します。
オプション |
説明 |
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allow nofpp_comments |
コンパイラーに、プリプロセッサー行にある Fortran 形式の end-of-line コメントを許可しないように指示します。コメント記号に意味はありません。 |
なし
次の例について考えてみます。
#define MAX_ELEMENTS 100 ! Maximum number of elements
デフォルトでは、コンパイラーは、プリプロセッサー行にある Fortran 形式の end-of-line コメントを認識します。そのため、上の行は MAX_ELEMENTS を "100" に定義し、残りの行は無視されます。allow nofpp_comments が指定されると、Fortran のコメント表記法は使用されず、コメント記号の "!" に意味はなくなります。上記の例では "! Maximum number of elements" は、MAX_ELEMENTS 定義の値の一部として解釈されます。
allow nofpp_comments オプションは、Fortran ディレクティブを定義値としたい場合に便利です。次に例を示します。
#define dline(routname) !dir$ attributes alias:"__routname":: routname