インテル® Fortran コンパイラー 19.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
Microsoft* Visual Studio* の Fortran ソースエディターでは多くの拡張機能が利用できます。
ソースエディター・ペインの上部に表示される 2 つのペインからなるナビゲーション・バーでは、特定のモジュール (左のペイン) とプロシージャー (右のペイン) へ移動することができます。ナビゲーション・バーを有効にするには、[ツール] > [オプション] > [テキスト エディター] > [Fortran] > [General (全般)] の [Navigation Bar (ナビゲーション バー)] を選択します。
スマートインデント: 自動的にブロック構造 (IF や DO など) をインデントし、END 文を左詰めにします。スマートインデントを有効にするには、[ツール] > [オプション] > [テキスト エディター] > [Fortran] > [Tabs (タブ)] でスマートインデントを選択します。
コードスニペット: リストからプロトタイプ構造 (DO、WHILE、MODULE など) を挿入できます。右クリックして表示されるコンテキスト・メニューから、[スニペットの挿入...] オプションを選択してリストを表示し、スニペットを挿入します。
区切り記号マッチング: ブロック構造 (IF...THEN...END IF、DO...END DO) 内の対応する文へジャンプすることできます。Ctrl + ] を使用してジャンプします。区切り記号マッチングを有効にするには、[ツール] > [オプション] > [テキスト エディター] > [全般] の [区切り記号を自動強調表示する] を選択します。
呼び出し先/呼び出し元グラフ: 呼び出し先/呼び出し元情報を収集し、コード単位に到達するまでのコールスタックを示すグラフをビジュアルに表示できます。呼び出し先/呼び出し元情報を有効にするには、[ツール] > [オプション] > [テキスト エディター] > [Fortran] > [詳細] > [参照/ナビゲーション] の [呼び出し先/呼び出し元情報の収集] を True にします。
[ツール] > [オプション] > [テキスト エディター] > [Fortran] > [Advanced (詳細)] では、Fortran 詳細オプションが表示されます。
[Collect Object Browser information (オブジェクト・ブラウザー情報の収集)]: 階層ツリーでプロジェクトのプロシージャーを表示するには、このオプションを選択します。これを有効にすると、[表示] > [オブジェクト ブラウザー] を選択して、プロシージャーを表示できます。
[Disable Database (データベースの無効化)]: コード・ブラウズ・データベースの作成を無効にするには、このオプションを選択します。これにより、遅いマシンではパフォーマンスが向上することがあります。データベースを無効すると、コードブラウズ情報に依存するすべての機能は動作しなくなります。
[Enable Find all References (すべての参照の検索を有効化)]: シンボルが参照されているコード個所を表示するには、このオプションを選択します。このオプションを有効にすると、右クリックして表示されるコンテキスト・メニューから [Find All References(すべての参照の検索)] を使用して、選択されたシンボルの参照リストを表示できます。参照を検索するには、その参照をダブルクリックします。
[Enable Go To Definition (定義へ移動を有効化)]: オブジェクトの定義へ素早く移動する機能を有効にするには、このオプションを選択します。このオプションを有効にすると、右クリックして表示されるコンテキスト・メニューから [Go to Definition (定義へ移動)] を使用して、選択されたオブジェクトが宣言された場所を見つけられます。必要に応じて関連付けられたソースファイルを開けます。([Scan system includes (システム・インクルードをスキャン)] オプションも有効な場合、システムモジュール (IFWINTY など) で宣言されたオブジェクトにより、そのモジュールに関連付けられたソースも開きます。)
[Scan system includes (システム・インクルードをスキャン)]: システム・インクルード・ファイルをスキャンするには、このオプションを選択します。このオプションは次のオプションとともに使用します: [Collect Object Browser information (オブジェクト・ブラウザー情報の収集)]、[Enable Find all References (すべての参照の検索を有効化)]、[Enable Go To Definition (定義へ移動を有効化)]
[Enable Intrinsic Parameter Info (組込み引数情報を有効化)]: 組込み関数およびサブルーチンの引数情報を表示するには、このオプションを選択します。このオプションが有効な場合、組込みプロシージャー名と開き括弧をタイプすると、そのプロシージャーの情報と引数が表示されます。
[Enable Intrinsic Quick Info (組込み関数クイック情報を有効化)]: マウスポインターが組込み関数名またはサブルーチン名に移動したときに追加情報を表示するには、このオプションを選択します。
[Enumerate Comment Tasks (コメントタスクの列挙)]: コメントが含まれるソースファイルからなるタスクの一覧を表示するには、このオプションを選択します。コメントは ! 文字で始まり、TO DO などのトークンが後に続きます。有効なトークンは、[ツール] > [オプション] > [環境] > [タスク一覧] にリストされています。このオプションが有効な場合、[表示] > [タスク一覧] のタスク一覧から [コメント] を選択できます。リストのコメントをダブルクリックすると、その場所へジャンプできます。
[Highlight Matching Tokens (マッチングトークンのハイライト表示)]: 識別子のハイライト表示と、ブロック区切り記号マッチングを有効するには、このオプションを選択します。このオプションを有効にすると、識別子にカーソルを合わせたときに、その識別子への参照がすべてハイライト表示されます。
[Enable Outlining (アウトラインを有効化)]: プログラムユニット全体を折りたたむには、このオプションを選択します。このオプションが有効な場合、PROGRAM、SUBROUTINE、FUNCTION、MODULE、BLOCK DATA 文でマイナス (-) またはプラス (+) 記号をクリックできます。
[Outline Statement Blocks (ブロック文のアウトライン)]:IF や DO などのブロック構造を折りたたむには、このオプションを選択します。[Enable Outlining (アウトラインを有効化)] オプションも選択する必要があります。