インテル® Fortran コンパイラー 19.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
ランタイム時に、共通ブロックの動的割り当てを有効にします。
Linux* および macOS*: | -dyncom "common1,common2,..." |
Windows*: | /Qdyncom "common1,common2,..." |
common1,common2,... |
動的に割り当てる共通ブロックの名前です。この名前のリストは引用符で囲まれていなければなりません。 |
オフ |
ランタイム時に共通ブロックは動的に割り当てられません。 |
このオプションは、ランタイム時に指定された COMMON ブロックの動的割り当てを有効にします。次の例は、ランタイム時に共通ブロック a、b、c の動的割り当てを有効にします。
/Qdyncom "a,b,c" ! Windows*
-dyncom "a,b,c" ! Linux* および macOS*
次に、このオプションを使用する場合に注意する必要のあるいくつかの制限を示します。
ダイナミック共通ブロック内のエンティティーを、DATA 文で初期化することはできません。
指定された共通ブロックだけがダイナミック共通ブロックとして指定されます。
ダイナミック共通ブロック内のエンティティーを、スタティック共通ブロック内のエンティティーまたは DATA で初期化された変数とともに EQUIVALENCE 式で使用することはできません。
macOS* で共通ブロックの動的割り当てを有効にするには、リンク時のオプション -undefined dynamic_lookup と -dyncom を指定する必要があります。
Visual Studio*: [Data(データ)] > [Dynamic Common Blocks (ダイナミック COMMON ブロック)]
Eclipse*: なし
Xcode*: [Data(データ)] > [Dynamic Common Blocks (ダイナミック COMMON ブロック)]
なし