言語が混在したプログラミングの概要

言語が混在したプログラミングとは、ソースコードが複数の言語で書かれているプログラムを作成するプロセスのことを指します。言語が混在したプログラミングでは、次のことが可能です。

• 別の言語で書かれている既存のコードを呼び出す。

• 特定の言語では実装が難しいプロシージャーを使用する。

言語が混在したプログラミングでは、ある言語のルーチンが、別の言語の関数、プロシージャー、またはサブルーチンを呼び出します。例えば、Fortran プログラムから別の言語の既存の共有ライブラリーやシステム・プロシージャーを呼び出さなければならないことがあります。

インテル® Fortran とほかの言語が混在したプログラミングも可能ですが、このセクションでは主にインテル® Fortran と C を対象にしています。この 2 つの言語が混在したプログラミングは、以下の理由から比較的単純です。

• Fortran は C とほぼ同じ方法で関数、サブルーチン、およびプロシージャーを実装します。

• Fortran では C との互換性保持のために多くの標準機能が提供されています。両方の言語で対応する宣言を記述できる場合は、互換性があるとみなされます。変数、派生型、プロシージャーの互換性が提供されています。詳細は、「標準の Fortran と C の互換性保持」を参照してください。

Windows* のみ: インテル® Fortran のサンプルは、製品とともにインストールされ、コンパイルおよび実行可能な言語が混在したサンプルプログラムが多数含まれています。詳細は、「インテル® Fortran サンプルの使用」を参照してください。