インテル® C++ コンパイラには、以下のライブラリがあります。
ライブラリ | 説明 |
---|---|
libguide.a |
OpenMP*用 |
libsvml.a |
SVML (Short Vector Mathematical Library) |
libirc.a |
PGOおよびCPUディスパッチ用にインテルの用意したライブラリ |
libimf.a |
インテル数値演算ライブラリ |
libimf.so |
インテル数値演算ライブラリ |
libcprts.a |
Dinkumware C++ライブラリ |
libunwind.a |
Unwinder ライブラリ |
libcxa.a |
インテル・ランタイムは C++ 機能をサポートしています。 |
別のライブラリや補助的なライブラリにプログラムをリンクするときは、コマンドラインの最後に目的のライブラリを指定してください。例えば、prog.c をコンパイルして mylib.a にリンクするときは、次のコマンドを実行します。
ldリンカの場合、mylib.aライブラリは、コマンドライン上でlibimf.aライブラリよりも前に指定してください。
注意
Linux*のシステム・ライブラリとコンパイラ・ライブラリは、-align オプションではビルドされません。このため、-align オプションでコンパイルし、配布されたコンパイラまたはシステム・ライブラリへ呼び出し、インターフェイスに long long、double、または long double があると、アライメントにおける違いのため、間違った結果が得られます。-align でビルドされたコードは、-align でビルドされない限り(-align なしでは動作しない場合)、インターフェイスでこれらの型を使用するライブラリへの呼び出しはできません。
インテル C++ コンパイラには、数値演算ライブラリ、libimf.a が含まれています。この数値演算ライブラリには、C の標準ランタイム・ライブラリの数値演算関数を最適化したものがあります。 libimf.a の関数は、Pentium®III プロセッサおよび Pentium 4 プロセッサでのプログラム実行速度を最適化しています。Itanium コンパイラにはまた、Itanium ベース・システムでの実行速度を最適化するために設計された libimf.a が含まれています。
注
-lm スイッチはリンクに使用されます。-limf を最後に指定してください。システム libm.a の前に libimf.a がリンクされます。
例: prompt>icc prog.c -limf
「ライブラリの管理」を参照してください。