SIMD演算用のインテル® C++ クラス・ライブラリには次のものがあります。
これら演算の定義は、ivec.h、fvec.h、およびdvec.hという3つのヘッダファイルに記述しています。クラス自体がこのように区分されているわけではありません。各クラスの名前は、基本となる演算の種類に従って付けられたものです。ヘッダファイルはアーキテクチャの種類に従って区分しています。
ストリーミングSIMD拡張命令2の組込み関数は Itanium® ベースのシステムでは使用できません。ヘッダファイルmmclass.hには、Itanium アーキテクチャで使用可能な各クラスが含まれています。
本書は、インテル・アーキテクチャ用のコードを作成するプログラマに向けて書かれたものですが、中でもSIMD命令を活用するコードを作成するプログラマを対象としています。C++ と C++ の各クラスの使用に精通している必要があります。