プロセッサの最適化と自動CPUディスパッチを組み合わせる方法(IA-32のみ)

次の表は、各種のオプションを組み合わせてコンパイルしたアプリケーションによって、最適化の対象となるプロセッサと使用可能なプロセッサのさまざまな組み合わせに対応する方法を示しています。

最適化の対象となる
プロセッサ

 

使用可能なプロセッサ
 

インテル® Pentium® プロセッサ

MMX® テクノロジ Pentium プロセッサ

Pentium Pro プロセッサ

Pentium II プロセッサ

Pentium III プロセッサ

Pentium 4 プロセッサおよびインテル® Xeon™ プロセッサ

Pentium プロセッサ

-tpp5

-tpp5

-tpp5

-tpp5

-tpp5

-tpp5

MMX テクノロジ Pentium プロセッサ

N/A

-tpp5, -xM

-tpp5

-tpp5, -xM

-tpp5, -xM

-tpp5, -xM

Pentium Pro プロセッサ

N/A

N/A

-tpp6,-xi

-tpp6,-xi

-tpp6,-xi

-tpp6,-xi

Pentium II プロセッサ

N/A

N/A

N/A

-tpp6,-xiM

-tpp6,-xiM

-tpp6,-xiM

Pentium III プロセッサ

N/A

N/A

N/A

N/A

-tpp6,-xK

-tpp6,-xK

Pentium 4 プロセッサおよびインテル Xeon プロセッサ

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

-tpp7, -xW

次のようなアプリケーションが必要であるとします。

次のコマンドラインを使用して、このようなアプリケーションを生成します。

prompt>icc -O2 -xM -axi prog.c

上の-xMはアプリケーションをMMX テクノロジ Pentium プロセッサ以上で動作するよう制限します。これ以前の世代のインテル 32ビット・プロセッサ上でもアプリケーションを実行するには、次のコマンドラインを使用します。

prompt>icc -O2 -axiM prog.c

このコンパイルは、拡張 iM の両方に対応したプロセッサ用に最適化されたコードを生成します。しかし、コンパイルされたプログラムはどの IA-32 プロセッサ上でも動作します。