OpenMP、ディレクティブ形式、および診断でのコンパイル

OpenMP* モードでインテル® C++ コンパイラを起動するには、-openmp オプションでコンパイラを起動します。

IA-32 アプリケーション: icc -openmp input_file

Itanium® ベース・アプリケーション:  ecc -openmp input_file

マルチスレッド・コードを起動する前に、OpenMP 環境変数 OMP_NUM_THREADSで使用するスレッドの数を設定できます。詳しい情報は、「OpenMP の環境変数」を参照してください。

-openmp オプション

-openmp は、パラレライザが OpenMP ディレクティブに基づいてマルチ・スレッド・コードを生成できるようにします。このコードは、単一プロセッサ・システムとマルチプロセッサ・システムのいずれでも並列実行が可能です。-openmp オプションは、2つの -O0 (最適化なし) と -O1-O2 (デフォルト) および -O3 の最適化レベルで動作します。 -openmp と -O0 を指定すると、OpenMP アプリケーションのデバッグに有効です。

OpenMP ディレクティブ形式と構造

OpenMP ディレクティブの形式は次のとおりです:

#pragma omp directive-name [clause, ...] newline

各アイテムの意味は次のとおりです。

OpenMP 診断

-openmp_report{0|1|2} オプションは、OpenMPパラレライザの診断レベル 012を次のように制御します。

デフォルトは-openmp_report1です。