コマンドラインからのコンパイラの起動

コマンド・ラインからインテル® C++ コンパイラを起動するのには、次の2つの手順が必要です。

  1. 環境変数を設定
  2. iccまたはeccでコンパイラを起動

IA-32 と Itanium® ベースのシステムでそれぞれ、C++ ソース・ファイルに対してicpcおよびecpcでコンパイラを起動することもできます。本書のicc およびecc コンパイラの例は、C と C++ ソース・ファイルに適用されるものです。

環境変数の設定

コンパイラを実行する前に、環境変数を設定して、各種コンポーネントの場所を指定する必要があります。インテル C++ コンパイラには、環境変数の設定に使えるシェル・スクリプトを含んでいます。コマンド・ラインから、各自に合ったシェル・スクリプトを実行してください。デフォルトでコンパイラをインストールすると、これらのスクリプトは次の場所にあります。

シェル・スクリプトの実行

IA-32のiccvars.shスクリプトを実行するには、次のコマンドをコマンド・ラインで入力してください。

prompt>source /opt/intel/compiler70/ia32/bin/iccvars.sh

Linux* を起動したときに、iccvars.sh を自動的に実行する場合は、起動ファイルを編集します。ファイルの最後に同じ行を追加してください。
 
# set up environment for Intel compiler icc
source /opt/intel/compiler70/ia32/bin/iccvars.sh

手順は、Itanium ベースのシステム上でeccvars.shシェル・スクリプトを実行するのと似ています。

コンパイラの起動

一旦、環境変数を設定すると、下記のようにコンパイラを起動できます。

構文 説明
options 1つ以上のコマンドライン・オプションを示します。コンパイラは、ハイフン(-)が先頭にある1文字以上の文字をオプションとして認識します。
file1, file2 . . . コンパイル・システムによって処理される1つ以上のファイルを示します。複数のファイルを指定することもできます。複数のファイルの区切りにはスペースを使用してください。
linker_options

リンカに渡されるオプションです。