ストリーミングSIMD拡張命令2 の組込み関数の概要

この節では、インテル® C++ コンパイラ内でインテル® Pentium® 4 プロセッサのストリーミング SIMD 拡張命令 2 をサポートする、C++ 言語レベルの機能について説明します。これらの機能は、次の2種類に分類されます。

インテル Pentium 4 プロセッサのストリーミングSIMD拡張命令2 の組込み関数は、IA-32 プラットフォームのみ定義しており、Itanium® ベース用のプラットフォームについては定義していません。インテル Pentium 4 プロセッサのストリーミングSIMD拡張命令2は、128ビットデータ(2個の64ビット倍精度浮動小数点値)を操作します。インテル Pentium 4 プロセッサのストリーミングSIMD拡張命令2 は、Itanium ベースのシステム上では使用できません。

詳細については、『Pentium® 4 processor Streaming SIMD Extensions 2 External Architecture Specification (EAS)』などのインテル Pentium 4 プロセッサのマニュアルを参照してください。また、これらの資料は、Webサイト http://www.intel.co.jp/jp/developer/ からダウンロードできます。ストリーミングSIMD拡張命令2 の組込み関数を使用してプログラムを作成する際は、ストリーミングSIMD拡張命令2 によって提供されるハードウェア機能についてよく理解している必要があります。特に、次の3つの点に注意してください。

ストリーミングSIMD拡張命令2の組込み関数のプロトタイプは、ヘッダ・ファイルemmintrin.h内にあります。