コマンドラインへ入力する項目が頻繁にある場合は、設定ファイルを使用してその入力作業を自動化できます。 そうすれば、コマンドライン・オプションの入力時間が短くなるだけでなく、統一を図れるようになります。有効なコマンドライン・オプションであれば何でも設定ファイルに書き込めます。起動されたコンパイラは、設定ファイルに記述している各コマンドライン・オプションを上から順に処理します。
注
コンパイラを実行するたびに、設定ファイルに書かれたオプションが実行されます。プロジェクトごとにオプションを変える必要がある場合は、「応答ファイル」を参照してください。
基本的な設定ファイルの書き方を次の例に示します。.cfg ファイルの作成が済んだら、あとはコンパイラを実行するときにその設定ファイルをコンパイラの実行ファイルと同じディレクトリに格納するだけです。シャープ(#)文字の後ろのテキストはコメントとして認識します。IA-32 用にコンパイルするときの設定ファイルは icc.cfg です。Itanium® ベース・システムを対象にコンパイルするときの設定ファイルは ecc.cfg です。
## Sample configuration file. -DMY_PROJECT ## Additional directories to be searched -I /project/include |