応答ファイル

特定のコンパイル処理に使用するオプションを指定し、さらにその情報をそれぞれ別のファイルに保存するときは、応答ファイルを使用します。応答ファイルはコマンドラインのオプションとして呼び出されます。応答ファイルに含まれている各種オプションは、その応答ファイルを呼び出した場所のコマンドラインに挿入されます。

応答ファイルのサンプル

# response file: response1.txt

# compile with these options

 

-axP

-pch

 

# end of response1 file

 

# response file: response2.txt

# compile with these options

 

-mp1

-strict_ansi

 

# end of response2 file

応答ファイルを使用すれば、コマンドラインでの入力作業が自動化されるため、コマンドライン・オプションの入力時間が短くなるだけでなく、統一が図れます。プロジェクトごとに各種オプションを保持する場合は、それぞれ別の応答ファイルを使用すると、プロジェクトが変わっても設定ファイルを編集する必要はありません。

応答ファイルの 1 行の中に任意の数のオプションやファイル名を書き込むことができます。同じコマンドラインの中で複数の応答ファイルを参照できます。

応答ファイルを使用する際は次の構文を使用します:

prompt>icpc @response1.txt source1.cpp @response2.txt source2.cpp

コマンドライン上では、応答ファイル名の前にアットマーク (@) を付けることに注意してください。