スカラ置換

スカラ置換 (-scalar_rep により有効となる) の目的はメモリ参照を減らすことです。主に配列参照をレジスタ参照に置き換えることによりメモリ参照を減らすことができます。

-O1 または -O2 が指定されている場合、コンパイラはいくつかの配列参照をレジスタ参照に置き換えますが、-O3 および -scalar_rep が指定されている場合は、さらに強力な置換を行います。例えば、-O3 を指定すると、ループキャリー依存があるかまたはメモリの一義化のためにデータ依存解析が必要な場合にコンパイラが置換を試みます。

-scalar_rep コンパイラ・オプションは、ループ変換中にスカラ置換を有効にします (デフォルト)。-scalar_rep- オプションは、スカラ置換を無効にします。