ベクトライザのオプション
オプション |
説明 |
-ax{K|W|N|B|P} |
ベクトライザを有効にし、専用 IA-32 コードと汎用 IA-32 コードを生成します。通常は、汎用コードのほうが専用コードよりも処理速度は遅くなります。 |
-x{K|W|N|B|P} |
ベクトライザをオンにし、プロセッサ専用に特化されたコードを生成します。 |
-vec_reportn |
次のようにベクトライザの診断メッセージのレベルを制御します:
- n =0: 診断情報を表示しない。
- n =1: ループのベクトル化が成功したことを示す診断メッセージを表示する (デフォルト)。
- n =2: n =1 のメッセージに加えて、ループのベクトル化が失敗したことを示す診断メッセージも表示する。
- n =3: n =2 のメッセージに加えて、判明した依存関係または想定される依存関係についての補足情報も表示する。
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使用方法
-vec_report{n} オプションと一緒に -c、-ipo を、または -vec_report{n} オプションと一緒に -c、-x{K|W|N|B|P} または -ax{K|W|N|B|P} を使用すると、コンパイラは警告メッセージを表示し、レポートは生成されません。
前述のオプションを使用してレポートを生成するには、-ipo_obj オプションを追加する必要があります。-c および -ipo_obj の組み合わせは、1 つのファイルをコンパイルし、オブジェクト・コードを生成して、最終的にレポートが生成されます。
次のコマンドは、ベクトル化レポートを生成します:
- prompt>icpc -x{K|W|N|B|P} -vec_report3 file.cpp
- prompt>icpc -x{K|W|N|B|P} -ipo -ipo_obj -vec_report3 file.cpp
- prompt>icpc -c -x{K|W|N|B||P} -ipo -ipo_obj -vec_report3 file.cpp
次のコマンドは、ベクトル化レポートを生成しません:
- prompt>icpc -c -x{K|W|M|B|P} -vec_report3 file.cpp
- prompt>icpc -x{K|W|N|B|P} -ipo -vec_report3 file.cpp
- prompt>icpc -c -x{K|W|N|B|P} -ipo -vec_report3 file.cpp