ライブラリの管理

環境変数 LD_LIBRARY_PATH には、セミコロンで区切られたディレクトリ・リストが含まれています。リンカは、ライブラリ (.a) ファイルを探すときに、このディレクトリの中を検索します。他のライブラリをリンカに検索させたいときは、その名前を、LD_LIBRARY_PATH、コマンドライン、または応答ファイル (注を参照) のいずれかに追加できます。どの場合も、追加したライブラリ名のほうが先にリンカに渡され、その後、当該ドライバがいつも指定するインテルのライブラリがリンカに渡されます。

応答ファイルはコマンドラインで指定された場所で処理されます。  ライブラリが応答ファイルで指定され、オブジェクト・ファイルからの参照が応答ファイルの後で見つかった場合、これらのライブラリでは解決されません。

LD_LIBRARY_PATH の変更

ディレクトリ (例えば、/libs) を LD_LIBRARY_PATH に追加する場合、次のいずれかを行います:

file.cpp をコンパイルして mylib.a ライブラリをリンクするには、次のコマンドを入力します:

prompt>icpc file.cpp mylib.a

ファイル名は、次の順番でリンカに渡されます:

  1. オブジェクト・ファイル
  2. コマンドライン、応答ファイル、または設定ファイルのいずれかで指定されたオブジェクトまたはライブラリ
  3. インテル® 数値演算ライブラリ libimf.a