いくつかのコンパイラ・オプションは、特定のシステムでのみ利用することができます。次の表では、これらのオプションで使用されるラベルを示します:
ラベル | 意味 |
---|---|
i32 | IA-32 ベースのシステムで利用可能なオプションです。 |
i32em | インテル® エクステンデッド・メモリ 64 テクノロジ (インテル® EM64T) 対応の IA-32 ベース・システムで利用可能なオプションです。 |
i64 | Itanium® ベース・システムで利用可能なオプションです。 |
オプション | 説明 | デフォルト |
---|---|---|
-A- | すべての事前定義マクロを無効にします。 詳細... |
オフ |
-[no]align (i32 のみ) |
変数と配列のメモリ・レイアウトを分析し、構成を変更します。 | オフ |
-Aname[(value)] | name というシンボルを、指定した一連の value に関連付けます。#assert 前処理ディレクティブと同じ働きをします。 詳細... |
オフ |
-alias_args[-] | 引数がエイリアス化された [エイリアス化されない] 可能性を示します。 | -alias_args- |
-ansi | GNU* ANSI と同じ働きをします。 | オフ |
-ansi_alias[-] | -ansi_alias は、プログラムが ISO C 標準で定義された規則に準拠していると仮定するようコンパイラに指示します。プログラムがこれらの規則に準拠している場合、このオプションを指定することで、コンパイラはさらに強力な最適化を実行します。これらの規則に準拠していない場合、コンパイラは誤ったコードを生成する可能性があります。 | -ansi_alias- |
-auto_ilp32 | 32 ビットアドレス空間を超えることができない (32 ビットポインタを使用する) アプリケーションを指定します。このオプションを使用するには、-ipo[value] も指定してください。32 ビットアドレス空間 (2**32) を超えることができるプログラムで -auto_ilp32 オプションを使用すると、プログラム実行中に予期できない問題が発生することがあります。このオプションは、-axP または -xP オプションと併用しない限り、インテル EM64T システムでは何の影響もありません。 | オフ |
-ax{K|W|N|B|P} (i32、i32em) |
指定したプロセッサ向けに専用のコード (K、W、N、B、P) を生成し、かつ汎用性のある IA-32 コードも生成します。
詳細... |
オフ |
-C | 前処理済みのソース出力の中にコメントを書き込みます。 詳細... |
オフ |
-c | オブジェクト・ファイルが生成された後、コンパイルの処理を止めます。C/C++ のソースファイルまたは前処理済みのソースファイルのそれぞれについてコンパイラがオブジェクト・ファイルを生成します。同様に、アセンブリ・ファイルについてもアセンブラがオブジェクト・ファイルを生成します。 詳細... |
オフ |
-c99[-] | C プログラムの C99 サポートを有効にします [無効にします]。 詳細... |
オフ |
-complex_limited_range[-] | タイプ _Complex のデータに関する一部の算術演算で "基礎代数展開の削除" を有効にします。これは _Complex 算術を使用するプログラムでパフォーマンスを向上しますが、指数範囲の値を正しく計算しません。デフォルトは -complex_limited_range- です。 | オフ |
-create_pch filename | プリコンパイル済みヘッダ (filename.pchi) を作成します。 | オフ |
-cxxlib-gcc[=GCC-root-dir] | gcc の C++ ランタイム・ライブラリを使用してリンクします。gcc のバージョンが 3.2、3.3、または 3.4 の場合、このオプションはデフォルトでオンです。オプションの引数 =GCC-root-dir を使用して、gcc バイナリとライブラリのトップレベルの場所を指定します。 詳細... |
オフ |
-cxxlib-icc | インテルの C++ ランタイム・ライブラリを使用してリンクします。gcc のバージョンが 3.2 より前の場合、このオプションはデフォルトでオンです。 詳細... |
オフ |
-debug [no]inline_debug_info | インライン・コードの拡張ソース位置情報を出力します。 | オフ |
-debug [no]variable_locations | ロケーション・リストと呼ばれる DWARF オブジェクト・モジュール形式の機能を使用して、スカラのローカル変数に関する追加のデバッグ情報を生成します。 | オフ |
-debug extended | 3 つの -debug オプションをオンにします。
|
オフ |
-dM | 前処理を行った後に有効なマクロ定義を出力します (-E とともに使用します)。 | オフ |
-Dname[=value] | マクロ名 (name) を定義し、そのマクロ名と指定された値 (value) を関連付けます。#define 前処理ディレクティブと同じ働きをします。 詳細... |
オフ |
-dryrun | ドライバ・ツール・コマンドを表示し、ツールを実行しません。 | オフ |
-dynamic-linkerfilename | デフォルトのリンカではなく動的リンカ (filename) を選択します。 | オフ |
-E | C/C++ のソースファイルの前処理の後、コンパイルの処理を止め、その結果を stdout に書き込みます。 詳細... |
オフ |
-EP | #line ディレクティブを省いて、前処理の結果を stdout に出力します。 詳細... |
オフ |
-export | エクスポートされるテンプレートの認識を有効にします。C++ モードでのみサポートされています。 詳細... |
オフ |
-export_dir dir | エクスポートされるテンプレートの検索先のディレクトリ名を指定します。 詳細... |
オフ |
-falias | プログラムでエイリアシングを前提に処理します。 | オン |
-fabi-version=n | 特定の ABI 実装を選択するようコンパイラに指示します。 詳細... |
オフ |
-fast | -fast オプションは、プログラム全体を最高速で実行します。Itanium ベース・システムの場合、-fast は -O3、-ipo、および -static を設定します。IA-32 およびインテル EM64T システムの場合、-fast は -O3、-ipo、-static、および -xP を設定します。IA-32 およびインテル EM64T システム上では、-xP オプションでコンパイルされたプログラムは互換性のないプロセッサを検出し、実行中にエラー・メッセージを表示します。 詳細... |
オフ |
-fcode-asm | オプションのソースのコメント付きアセンブリ・ファイルを生成します。-S とともに使用します。 | オフ |
-ffnalias | 関数内でのエイリアシングを前提に処理します。 | オン |
-finline-functions | コンパイラの判断で、任意の関数をインライン展開します。-ip と同じです。 | オフ |
-fminshared | 主実行ファイル用にコンパイルを行います。絶対アドレス指定を使用することができ、保護されているシンボルには位置独立でないコードが生成されます。 | オフ |
-fno-alias | プログラムでエイリアシングしないことを前提に処理します。 | オフ |
-fno-common | コンパイラが共通変数を定義されているものとして処理し、共通データ変数の gprel アドレス指定を使用できるようにします。 | オフ |
-fno-exceptions | -fno-exceptions オプションは、例外処理テーブルの生成をオフにすることで、コードのサイズを小さくします。構造化例外処理 (try ブロックや throw 文) を使用した場合は、エラーが発生します。例外仕様は解析されますが、無視されます。このオプションが使用されない場合、プリプロセッサ・シンボル __EXCEPTIONS が定義されます。このオプションが使用されると、このシンボルは定義されません。 | オフ |
-fno-fnalias | 関数内でエイリアシングしないことを前提に処理しますが、複数の呼び出しにわたる場合はエイリアシングを前提に処理します。 | オフ |
-fno-implicit-inline-templates | 暗黙的にインスタンス化されるインライン・テンプレートでコードを出力しません。C++ のみ。 詳細... |
オフ |
-fno-implicit-templates | 暗黙的にインスタンス化される非インライン・テンプレートでコードを出力しません。明示的なインスタンス化でのみコードを出力します。C++ のみ。 詳細... |
オフ |
-f[no-]rtti (i32 および i64) |
RTTI サポートを有効にします [無効にします]。 | -frtti |
-fnsplit[-] | 関数分割を有効にします [無効にします]。-prof_use とともに使用する場合にはデフォルトはオンです。-prof_use を使用する場合に関数分割を無効にするには、-fnsplit- も指定してください。 | オフ |
-fp (i32、i32em) |
EBP レジスタを汎用レジスタとして使用できないようにします。 詳細... |
オフ |
-fpic, -fPIC | IA-32 の場合、このオプションは位置独立コードを生成します。 Itanium ベース・システムの場合、このオプションは完全なシンボル・プリエンプションを許可するコードを生成します。 |
オフ |
-fp_port (i32 のみ) |
代入と型キャスト時に浮動小数点の結果を丸めます。速度に多少影響します。 詳細... |
オフ |
-fpstkchk (i32 のみ) |
FP スタックが予測された状態であることを保証するためにすべての関数呼び出しの後に補足コードを生成します。 詳細... |
オフ |
-fr32 (i64 のみ) |
浮動小数点レジスタのうち下位 32 個だけを使用します。 | オフ |
-fshort-enums | enumerated 型で必要なサイズのバイトを割り当てます。 | オフ |
-fsource-asm | オプションのソースのコメント付きアセンブリ・ファイルを生成します。-S とともに使用します。 | オフ |
-fsyntax-only | -syntax と同じです。 | オフ |
-ftls-model=model | スレッド・ローカル・ストレージのモデルを変更します。model
は次のいずれかです:
|
オフ |
-ftz[-] (i32em、i64) |
デノーマル結果をゼロにフラッシュします。-O3 とともに使用する場合にはオプションをオンにします。 詳細... |
オフ |
-funsigned-bitfields | デフォルトの bitfield 型を unsigned に変更します。 | オフ |
-funsigned-char | デフォルトの char 型を unsigned に変更します。 | オフ |
-f[no]verbose-asm | コンパイラのコメント付きアセンブリ・ファイルを生成します。 デフォルトは -fverbose-asm です。 |
オン |
-fvisibility-default=file | file 引数でリストされたシンボルで区切られた空間の可視属性を default に設定します。
詳細... |
オフ |
-fvisibility-extern=file | file 引数でリストされたシンボルで区切られた空間の可視属性を extern に設定します。
詳細... |
オフ |
-fvisibility-hidden=file | file 引数でリストされたシンボルで区切られた空間の可視属性を hidden に設定します。
詳細... |
オフ |
-fvisibility-internal=file | file 引数でリストされたシンボルで区切られた空間の可視属性を internal に設定します。
詳細... |
オフ |
-fvisibility-protected=file | file 引数でリストされたシンボルで区切られた空間の可視属性を protected に設定します。
詳細... |
オフ |
-fvisibility= [extern|default|protected |hidden|internal] |
グローバル・シンボル (共通データ、定義データ、関数) の可視属性はデフォルトで設定されます。シンボルの可視属性はソースコードで明示的に設定されます。また、シンボルの可視属性の file オプションは -fvisibility 設定よりも優先されます。 詳細... |
オフ |
-fwritable-strings (i32 のみ) |
文字列のリテラルが書き込み可能なデータ・セクションに配置します。 | オフ |
-g | オブジェクト・コードの中にシンボリック・デバッグ情報を生成します。ソースレベルでのデバッガがこの情報を使用します。-g オプションはデフォルトの最適化を -O2 から -O0 に変更します。 詳細... |
オフ |
-g0 (i32 のみ) |
シンボリック・デバッグ情報の生成を無効にします。 | オフ |
-gcc-name=name | コンパイラが gcc C++ ライブラリを検索できない場合に g++ の場所を指定します。-cxxlib-gcc とともに使用します。標準の gcc インストールを行わなかった場合、このオプションを使用する必要があります。 詳細... |
オフ |
-gcc-version=nnn | このオプションは、コンパイラの動作を gcc バージョン nnn の gcc と互換にします。 More... |
オフ |
-[no-]global-hoist | グローバル変数のホイスト・ロードおよびスペキュレーティブ・ロードを有効にします [無効にします]。 | オフ |
-H | インクルード・ファイルの順番を出力して、コンパイルを続行します。 | オフ |
-help | 各種コンパイラ・オプションの一覧を出力します。 | オフ |
-idirafterdir | 2 つ目のインクルード・ファイルの検索先 (-I の後) にディレクトリ (dir) を追加します。 | オフ |
-Idirectory | インクルード・ファイルの検索先に追加するディレクトリ (directory) を指定します。 | オフ |
-i_dynamic | インテル提供のライブラリを動的にリンクします。 | オフ |
-inline_debug_info | インライン展開されたコードの拡張ソース位置情報を生成します。また、関数呼び出しのトレースバックに役立つ拡張デバッグ情報も提供します。このオプションをデバッグで使用するには、-g も指定する必要があります。 | オフ |
-ip | 単一ファイルのコンパイルでプロシージャ間の最適化を有効にします。 詳細... |
オフ |
-IPF_fma[-] (i64 のみ) |
浮動小数点乗算と加算/減算の組み合わせを有効 [無効] にします。 詳細... |
オフ |
-IPF_fltacc[-] (i64 のみ) |
浮動小数点の精度に影響する最適化を有効 [無効] にします。 詳細... |
オフ |
-IPF_flt_eval_method0 (i64 のみ) |
プログラムにより指定された精度で浮動小数点オペランドが評価されます。 詳細... |
オフ |
-IPF_fp_relaxed[-] (i64 のみ) |
処理速度は速いが、除算や平方根のような数値演算関数において少し精度が低いコード・シーケンスを有効 [無効] にします。 詳細... |
オフ |
-IPF_fp_speculationmode (i64 のみ) |
次の mode
条件で浮動小数点のスペキュレーションを有効にします:
|
オフ |
-ip_no_inlining | -ip (プロシージャ間の最適化) によるインライン展開を無効にしますが、他のプロシージャ間の最適化には影響しません。 詳細... |
オフ |
-ip_no_pinlining (i32、i32em) |
部分的なインライン展開を無効にします。-ip または -ipo[value] のいずれかが必要です。 | オフ |
-ipo[n] | 複数ファイルにわたるプロシージャ間の最適化を有効にします。オプションの n 引数は、リンク時に発生するコンパイルの最大数 (またはオブジェクト・ファイルの数) を制御します。value
が指定されていない場合、value のデフォルト値は 1 です。 詳細... |
オフ |
-ipo_c | 後のリンク段階で使用できるマルチファイル・オブジェクト・ファイル (ipo_out.o) を生成します。 詳細... |
オフ |
-ipo_obj | -ipo[value] とともに指定すると、実際のオブジェクト・ファイルが強制的に生成されます。 詳細... |
オフ |
-ipo_S | 後のリンク段階で使用できるマルチファイル・オブジェクト・ファイル (ipo_out.s) を生成します。 詳細... |
オフ |
-ipo_separate | 各ソースファイルに 1 つのオブジェクト・ファイルを作成します。このオプションは、-ipo[value] を上書きします。 詳細... |
オフ |
-isystemdir | システムのインクルード・パスのはじめにディレクトリ (dir) を追加します。 | オフ |
-ivdep_parallel (i64 のみ) |
このオプションは、IVDEP ディレクティブが指定されたループにループ・キャリー・メモリ依存が確実にないことを示します。 詳細... |
オフ |
-Kc++ | ソースファイルも、認識できないファイルも、すべて C++ ソースファイルとしてコンパイルします。 | オフ |
-kernel (i64 のみ) |
カーネルにインクルードするコードを生成します。コードの実行時にサポートされない可能性があるため、スペキュレーションを行わないようにします。ソフトウェアのパイプライン化を抑止します。 | オフ |
-Knopic, -KNOPIC (i64 のみ) |
fpic を使用してください。 | オン (Itanium ベース・システム) オフ (IA-32) |
-KPIC, -Kpic | fpic を使用してください。 | オフ |
-Ldirectory | directory で指定したディレクトリを検索してライブラリを探すようリンカに命令します。 詳細... |
オフ |
-M | ソースファイルに含まれている #include 行を基にして、ソースファイルごとに makefile の依存行を生成します。 | オフ |
-march=cpu (i32 のみ) |
指定された cpu 向けに専用のコードを生成します。指定できる cpu の値は次のとおりです:
|
オフ |
-mcpu=cpu | 特定の cpu 向けに最適化します。IA-32 の場合、指定できる cpu の値は次のとおりです:
Itanium ベース・システムの場合、cpu の値は次のとおりです:
|
オン pentium4 (IA-32) itanium2 (Itanium ベース・ システム) |
-MD | 前処理およびコンパイルを行います。依存情報が含まれている出力ファイル (.d 拡張子) を生成します。 | オフ |
-MFfile | makefile の依存情報を file に生成します。-M または -MM を指定する必要があります。 | オフ |
-MG | -M と類似していますが、見つからないヘッダファイルを、生成したファイルとして処理します。 | オフ |
-MM | -M と類似していますが、システム・ヘッダ・ファイルをインクルードしません。 | オフ |
-MMD | -MD と類似していますが、システム・ヘッダ・ファイルをインクルードしません。 | オフ |
-mp | 浮動小数点演算について、できる限り ANSI C 標準と IEEE 754 標準に適合するようにします。 詳細... |
オフ |
-mp1 | 浮動小数点の精度を上げます (速度に与える影響は -mp よりも低いです)。 詳細... |
オフ |
-MP | 各依存性に対する仮想ターゲットを追加します。 | オフ |
-mrelax (i64 のみ) |
リンカに -relax を渡します。 | オン |
-mno-relax (i64 のみ) |
リンカに -relax を渡しません。 | オフ |
-MQtarget | -MT と同じですが、特殊文字 Make を引用符で囲みます。 | オフ |
-mserialize-volatile (i64 のみ) |
volatile データ・オブジェクトの参照に対して、制限されたメモリアクセスの順序を適用します。 | オフ |
-mno-serialize-volatile (i64 のみ) |
コンパイラは、volatile データ・オブジェクトの参照に対して、ランタイム時およびコンパイル時のメモリアクセスの順序を抑制する場合があります。特に、.rel/.acq コンプリータはロードおよびストアの参照で実行されません。 | オフ |
-MTtarget | 依存性の生成に対するデフォルトのターゲット規則を変更します。 | オフ |
-nobss_init | ゼロに初期化される変数を DATA セクションに格納します。ゼロに初期化される変数を BSS に配置することを禁止します (DATAを使用)。 詳細... |
オフ |
-no_cpprt | C++ ランタイム・ライブラリでリンクしません。 | オフ |
-nodefaultlibs | リンク時に標準ライブラリを使用しません。 | |
-no-gcc | __GNUC__、__GNUC_MINOR__ 、__GNUC_PATCHLEVEL__ マクロを事前に定義しません。 詳細... |
オフ |
-nolib_inline | 標準ライブラリ関数のインライン展開を禁止します。 詳細... |
オフ |
-nostartfiles | リンク時に標準起動ファイルを使用しません。 | オフ |
-nostdinc | -X と同じです。 | オフ |
-nostdlib | リンク時に標準ライブラリと起動ファイルを使用しません。 | オフ |
-O | IA-32 の -O1 と同じです。Itanium ベース・システムの -O2 と同じです。 | オフ |
-O0 | 最適化を無効にします。 詳細... |
オフ |
-O1 | 最適化を有効にします。速度について最適化します。Itanium コンパイラでは、-O1 はソフトウェアのパイプライン化をオフにし、コードのサイズを減らします。 詳細... |
オン (i32) |
-O2 | IA-32 の -O1 と同じです。Itanium ベース・システムの -O と同じです。 詳細... |
オン (i64) |
-O3 | -O2 オプションに加えて、さらに強力な高い最適化を実行しますが、コンパイル時間が長くなる場合があります。パフォーマンスに及ぼす影響はアプリケーションに依存し、パフォーマンスが向上しないアプリケーションもあります。 詳細... |
オフ |
-Obn | コンパイラによるインライン展開を制御します。どの程度までインライン展開が行われるかは、次のように n の値によって異なります:
|
オフ |
-ofile | 出力ファイル (file) に名前を付けます。 | オフ |
-openmp | OpenMP* ディレクティブに基づいてマルチスレッド・コードを生成する処理をパラレライザに許可します。-openmp オプションは、-O0 と -O1、-O2、および -O3 の最適化レベルで動作します。 詳細... |
オフ |
-openmp_profile | -openmp_profile オプションは、インテル® スレッド・プロファイラによる OpenMP アプリケーションの解析を有効にします。 詳細... |
オフ |
-openmp_report{0|1|2} | OpenMP パラレライザの診断レベルを制御します。 詳細... |
オフ |
-openmp_stubs | シーケンシャル・モードによる OpenMP プログラムのコンパイルを有効にします。OpenMp ディレクティブは無視され、スタブ OpenMP ライブラリがシーケンシャルにリンクされます。 | オフ |
-opt_report | -opt_report_file が指定されている場合を除き、最適化レポートを作成し、stderr に送ります。 | オフ |
-opt_report_filefilename | 最適化レポートを保持するファイル名 (filename) を指定します。このオプションが指定されれば、-opt_report を実行する必要はありません。 | オフ |
-opt_report_levellevel | 出力の冗長レベル (level) を指定します。有効な level 引数は次のとおりです:
|
オフ |
-opt_report_phasename | レポートが生成されるコンパイル・フェーズ名 (name) を指定します。複数のフェーズから出力を得るために同じコンパイルで複数回、オプションを使用できます。 有効な引数 (name) は次のとおりです:
|
オフ |
-opt_report_routinesubstring | ルーチン部分文字列 (substring) を指定します。名前の一部に部分文字列 (substring) を含むすべてのルーチンからレポートを生成します。デフォルトでは、すべてのルーチンのレポートが生成されます。 | オフ |
-opt_report_help | -opt_report-phase の利用可能なすべての設定を表示します。コンパイルは実行されません。 | オフ |
-Os | 処理速度について最適化しますが、速度が上がらないわりにコードサイズが増える一部の最適化機能については無効にします。 | オフ |
-p | -qp と同じです。 | オフ |
-P, -F | C/C++ のソースファイルの前処理が済んだら、コンパイルの処理を止め、その結果をファイルに書き込みます。このファイル名は、コンパイラのデフォルトのファイル命名規則に従って付けられます。 詳細... |
オフ |
-parallel | 安全に並列実行可能な並列ループを検出し、そのループに対するマルチスレッド・コードを自動的に生成します。 | オフ |
-par_report{0|1|2|3} | 自動パラレライザの診断レベルを次のように制御します:
|
オフ |
-par_threshold[n] | 並列でのループの実行が効果的である可能性に基づいてループの自動並列化のしきい値を設定します (n=0 から 100)。このオプションは、コンパイル時に計算量が確定できないループに使用します。デフォルトは n=100 です。 詳細... |
オフ |
-pc32 (i32、i32em) |
内部 FPU 精度を 24 ビットの仮数に設定します。 | オフ |
-pc64 (i32、i32em) |
内部 FPU 精度を 53 ビットの仮数に設定します。 | オフ |
-pc80 (i32、i32em) |
内部 FPU 精度を 64 ビットの仮数に設定します。 | オン |
-pch | プリコンパイル済みヘッダを自動的に処理します。 | オフ |
-pch_dir dirname | コンパイラにプリコンパイル済みヘッダ用ファイルを dirname で指定したディレクトリ内で検索するか、または dirname で指定したディレクトリ内に作成するように指示します。 | オフ |
-prec_div (i32、i32em) |
浮動小数点除算から乗算へ変換する最適化処理を無効にします。浮動小数点除算の精度を上げます。 詳細... |
オフ |
-prefetch[-] (i32 のみ) |
コンパイラによるソフトウェア・プリフェッチの挿入を有効にします [無効にします]。デフォルトは -prefetch です。 | オン |
-prof_dir dirname | プロファイル情報 (*.dyn、*.dpi) を格納するディレクトリ (dirname) を指定します。 詳細... |
オフ |
-prof_file filename | サマリファイルのプロファイリングに使用する filename を指定します。 | オフ |
-prof_format_32 | デフォルトでは、インテル C++ コンパイラは 64 ビットのプロファイリング・カウンタ (.dyn および .dpi) を作成します。このオプションは、インテル C++ コンパイラ 7.0 と互換性のある 32 ビットのカウンタを作成します。 | オフ |
-prof_gen[x] | プログラムをインストルメントしてインストルメント実行に備え、さらに静的プロファイル情報ファイル (.spi) も新たに生成します。x 修飾子を付けると、コード・カバレッジ・ツールで利用可能な補足情報が収集されます。 詳細... |
オフ |
-prof_use | 動的フィードバック情報を使用します。 詳細... |
オフ |
-Qinstall dir | コンパイラのインストール先のルートとしてディレクトリ (dir) を設定します。 | オフ |
-Qlocation,tool,path | tool で指定したツールの場所としてパス (path) を設定します。 詳細... |
オフ |
-Qoption,tool,list | コンパイルの一連の処理の中で、引数 list を、アセンブラやリンカなど別のツール (tool) に渡します。 詳細... |
オフ |
-qp | UNIX* prof tool を使って関数のプロファイリングができるようにコンパイルとリンクを行います。 | オフ |
-rcd (i32 のみ) |
FPU の丸め制御の変更を無効にします。浮動小数点から整数への高速変換を行います。 詳細... |
オフ |
-reserve-kernel-regs (i64 のみ) |
カーネルが使用するレジスタ f12-f15 および f32-f127 を予約します。これらのレジスタはコンパイラによって使用されません。 | オフ |
-[no]restrict | restrict 指示子とともに指定すると、ポインタの一義化が有効 [無効] になります。 | オフ |
-S | 拡張子 .s のアセンブリ・ファイルを生成し、コンパイルを停止します。 詳細... |
オフ |
-scalar_rep[-] | -scalar_rep[-] コンパイラ・オプションは、ループ変換中に実行されるスカラ置換を有効にします [無効にします]。 | オフ |
-shared | 共用オブジェクトを生成します。 | オフ |
-shared-libcxa | インテル libcxa C++ ライブラリを動的にリンクします。 | オフ |
-sox[-] (i32、i32em) |
コンパイラのオプションとバージョン情報を実行ファイルに保存します [保存しません]。 | -sox- |
-static | 共用ライブラリとリンクしないようにします。 | オフ |
-static-libcxa | インテル libcxa C++ ライブラリを静的にリンクします。 | オフ |
-std=gnu89 | ISO C90 と GNU 拡張機能に準拠します。いくつかの C99 機能も含まれています。 | オン |
-std=gnu++98 | -std=gnu89 と同じです。 | オフ |
-strict_ansi | ANSI 規格に厳密に準拠しているダイアレクトを選択します。 | オフ |
-syntax | C/C++ のソースファイルおよび前処理済みのソースファイルの構文解析が済んだらコンパイラの処理を止めます。つまり、プログラムの構文のチェックだけを行います。コードも出力ファイルも生成しません。警告とメッセージは stderr に出力されます。 詳細... |
オフ |
-T file | リンカにファイル (file) からリンクコマンドを読むように指示します。 | オフ |
-tcheck | -tcheck コンパイラ・オプションは、インテル® スレッド・チェッカーによるスレッド・アプリケーションの解析を有効にします。 詳細... |
オフ |
-tpp1 (i64 のみ) |
Itanium プロセッサ向けに最適化します。 詳細... |
オフ |
-tpp2 (i64 のみ) |
Itanium 2 プロセッサ向けに最適化します。生成されたコードは、Itanium プロセッサと互換性があります。 詳細... |
オン |
-tpp5 (i32 のみ) |
Pentium プロセッサ向けに最適化します。 詳細... |
オフ |
-tpp6 (i32 のみ) |
インテル Pentium Pro プロセッサ、Pentium II プロセッサ、および Pentium III プロセッサ向けに最適化します。 詳細... |
オフ |
-tpp7 (i32、i32em) |
インテル Pentium 4 プロセッサ向けに最適化します。 詳細... |
オン |
-[no]traceback | ランタイム時に重大なエラーが発生した場合、ソースファイルのトレースバック情報を表示できるように、オブジェクト・ファイル内に補足情報を生成するよう [生成しないよう] コンパイラに指示します。 | オフ |
-Uname | マクロ名 (name) を定義できないようにします。#undef 前処理ディレクティブと同じ働きをします。 詳細... |
オフ |
-unrolln | n=0 の場合にループのアンロールを無効にします。 | オフ |
-unroll n | n=0 の場合にループのアンロールを無効にします。 | オフ |
-use_asm | アセンブラからオブジェクト・ファイルを生成します。 | オフ |
-use_msasm (i32 のみ) |
GNU スタイルではなく、Microsoft* MASM スタイルのインライン化アセンブリ・フォーマットを使用します。 | オフ |
-use_pch filename | プリコンパイル済みヘッダ (filename.pchi) を使用します。 | オフ |
-u symbol | symbol が未定義のようにみせます。 | オフ |
-V | コンパイラのバージョン情報を表示します。 | オフ |
-v | ドライバ・ツール・コマンドを表示し、ツールを実行します。 | |
-vec_report[n] (i32、i32em) |
ベクトライザの診断情報を次のように制御します。
|
オフ |
-w | 警告メッセージをまったく表示しません。 | オフ |
-Wall | 警告メッセージをすべて表示します。 | オフ |
-Wbrief | 診断情報を簡易モードで出力します。簡易モードでは、オリジナルのソース行は表示されず、エラー・メッセージは 1 行目のみ表示されます。 | オフ |
-Wcheck | 移植不能なコード、意図しないコード・シーケンスになる可能性のあるコード、ANSI C 標準のわずかな変更によりプログラムの動作に影響するコードを、コンパイル時にチェックします。 | オフ |
-wn | 診断機能の動作を調整します。
|
-w1 |
-wdL1[,L2,...] | L1 から LN までの診断を無効にします。 詳細... |
オフ |
-weL1[,L2,...] | L1 から LN までの診断結果の重要度をエラーに変更します。 詳細... |
オフ |
-Werror | 警告をエラーと見なします。 | オフ |
-wnn | 何個エラーが出力されたらコンパイルを止めるかを指定します。個数は n で指定します。 詳細... |
オフ |
-wrL1[,L2,...] | L1 から LN までの診断結果の重要度をリマークに変更します。 詳細... |
オフ |
-wwL1[,L2,...] | L1 から LN までの診断結果の重要度を警告に変更します。 詳細... |
オフ |
-Wl,o1[,o2,...] | リンカに o1、o2、その他のオプションを渡します。 | オフ |
-Wp,o1[,o2,...] | プリプロセッサに -o1、-o2、その他のオプションを渡します。 | オフ |
-Wp64 (i32em、i64) |
64ビット・ポーティングの診断結果を出力します。 | オフ |
-x type | -x type
の後に記述されたすべてのソースファイルを types として認識します。次のいずれかを指定できます:
|
オフ |
-X | インクルード・ファイルの検索先ディレクトリ・リストから標準ディレクトリを削除します。 詳細... |
オフ |
-x{K|W|N|B|P} (i32、i32em) |
指定したプロセッサ向けに専用のコード (K、W、N、B、P) を生成します。
詳細... |
オフ |
-Xlinker val | リンカに直接 val を渡します。 | オフ |
-Zp{1|2|4|8|16} | 構造体を 1、2、4、8、16 バイト境界上にパックします。 | オフ |