コマンドラインへ入力する項目が頻繁にある場合は、設定ファイルを使用してその入力作業を自動化できます。そうすれば、コマンドライン・オプションの入力時間が短くなるだけでなく、統一を図れるようになります。有効なコマンドライン・オプションであれば何でも設定ファイルに書き込めます。起動されたコンパイラは、設定ファイルに記述している各コマンドライン・オプションを上から順に処理します。
注
コンパイラを実行するたびに、設定ファイルに書かれたオプションが実行されるので注意してください。プロジェクトごとにオプションを変える必要がある場合は、「応答ファイル」を参照してください。
次に、基本的な設定ファイルの例を示します。.cfg ファイルの作成が済んだら、後はコンパイラを実行するときにその設定ファイルをコンパイラの実行ファイルと同じディレクトリに格納するだけです。シャープ (#) 文字の後ろのテキストはコメントとして認識されます。設定ファイルは icc.cfg です。
## Sample configuration file.
-DMY_PROJECT
## Additional directories to be searched
-I /project/include |
ICCCFG 環境変数を使用して設定ファイルの場所を指定することができます:
ICCCFG=/cpp/config/my_options.cfg
icc を使用してコンパイラを起動するたび、my_options.cfg が設定ファイルとして使用されます。icpc を使用してコンパイラを起動する場合は、ICPCCFG 環境変数を使用します。
「環境変数」を参照してください。