アセンブラとリンカ

次の表は、使用できるアセンブラとリンカをまとめたものです。

ツール

デフォルト

インテル® Fortran コンパイラに付属

IA-32 アセンブラ

Linux* アセンブラ、as

なし

Itanium® アセンブラ

インテル Itanium アセンブラ、ias

あり

リンカ

システムリンカ、ld(1)

なし

前処理、コンパイル、アセンブリ、およびリンクについては、代替ツールの場所およびオプションの指定ができます。

「インテル® Fortran が提供するライブラリ」も参照してください。

アセンブラ

32 ビット・アプリケーションについては、Linux が独自のアセンブラ as を用意しています。

Itanium ベースのアプリケーションについては、Itanium アセンブラ ias を使用してください。例えば、 ある特定の入力ファイルを Fortran プロジェクトのオブジェクト・ファイルにリンクする場合は、次の手順を実行します。

  1. -S オプションを指定してコマンドを発行し、アセンブリ・コード・ファイル file.s: ifort -S -c file.f を生成します。

  2. file.s ファイルをアセンブルするには、次のコマンドで Itanium アセンブラを呼び出します: ias -Nso -p32 -o file.o file.s

次のアセンブラ・オプションが使用されます。

-Nso は、サインオン・メッセージを抑止します。

-p32 は、32 ビット要素を再配置が可能なデータ要素として定義できるようにします。(このオプションには、下位互換があります。)

-o file.o は、出力オブジェクト・ファイル名を示します。

リンカ

コンパイラは、システムリンカ ld(1) を呼び出して、オブジェクト・ファイルから実行ファイルを作成します。