コンパイラ・オプションの対応表

このセクションでは、Windows* および Linux* オペレーティング・システム上で使用するインテル® Fortran コンパイラ・オプションの対応表を提供します。

次のラベルが示されたコンパイラ・オプションは、特定のシステムでのみ利用可能です。

ラベル

意味

i32

IA-32 ベース・システムで利用可能なオプションです。

i32em

インテル® エクステンデッド・メモリ 64 テクノロジ (インテル® EM64T) 対応の IA-32 ベース・システムで利用可能なオプションです。

i64

Itanium® ベース・システムで利用可能なオプションです。

ラベルがない場合、そのオプションはすべてのサポートされているシステムで利用可能です。

ラベルに "のみ" とある場合、そのオプションはラベルで示されたシステムでのみ利用可能です。

各オプションについての詳細は、クイック・リファレンス・ガイド (アルファベット順)、『インテル® Fortran コンパイラ・ユーザーズ・ガイド』の Vol. I と Vol. II および ifort の man ページを参照してください。Windows 版のコンパイラ・オプションについては、Windows 版インテル Fortran コンパイラに含まれているドキュメントを参照してください。

この表は、Linux 版のコンパイラ・オプション ("Linux オプション" 欄) のアルファベット順で記載されています。

この表で使用されている表記については、「表記規則」を参照してください。

Linux オプション

Windows オプション

説明

デフォルト

-1

/1

DO ループの反復を少なくとも 1 回実行します。

オフ

-66

なし

FORTRAN-66 セマンティクスを使用するようにコンパイラに指示します。

オフ

-72, -80, -132

/4L{72|80|132}

各固定形式ソース行のステートメント・フィールドの終点を、列番号 72、80、または 132 として処理します。

-72
/4L72

-align keyword

/align:keyword

データ項目をアライメントする方法をコンパイラに指示します。

keyword:
nocommons

nodcommons

records
rec8byte
nosequence

-ansi_alias[-]

/Qansi_alias[-]

プログラムが Fortran 95 標準の別名規則に準拠していないと仮定するようにコンパイラに指示します。

オン

-arch keyword
(i32 のみ)

/arch:keyword
(i32 のみ)

コンパイラが命令を生成するアーキテクチャのバージョンを決定します。

keyword: pn4

-assume keyword

/assume:keyword

コンパイラによって行われる仮定を指定します。

オフ

-auto

/Qauto

SAVE として宣言されていない変数をランタイム・スタックに配置します。
デフォルト設定は他のコンパイラ・オプションの影響を受ける場合があります。

オフ

-auto_ilp32
(i32em, i64)

/Qauto_ilp32
(i32em, i64)

32 ビット・アドレス空間を超えることができないアプリケーションを指定します。

オフ

-auto_scalar

/Qauto_scalar

INTEGER、REAL、COMPLEX、または LOGICAL 組込み型のローカル・スカラ変数を、AUTOMATIC にします。
デフォルト設定は他のコンパイラ・オプションの影響を受ける場合があります。

オン

-autodouble

/Qautodouble

REAL 変数を REAL (KIND=8) として定義します。

オフ

-automatic

/automatic

SAVE として宣言されていない変数をランタイム・スタックに配置します。

オフ

-axp
(i32, i32em)

/Qaxp
(i32, i32em)

パフォーマンス上の利点がある場合、プロセッサ固有のコードを生成します。 p はプロセッサの種類を示します。

オフ

-Bdynamic

なし

ランタイム時にライブラリの動的リンクを有効にします。

オフ

-Bstatic

なし

ユーザのライブラリとの静的リンクを有効にします。

オフ

-c

/c

オブジェクト・ファイルへのコンパイルのみ行い、リンクを行わないようにコンパイラに指示します。

オフ

-CB

/CB

配列の添字および部分文字列の参照が宣言された範囲内であることを確認するランタイム・チェックを行います。

オフ

-ccdefault keyword

/ccdefault:keyword

ユニット 6 および * で使用されるキャリッジ制御の種類を指定します。
デフォルト設定は他のコンパイラ・オプションの影響を受ける場合があります。

keyword: default

-check keyword

/check:keyword

ランタイム時の状態を確認します。

オフ

-common_args

/Qcommon_args

プロシージャへの仮引数が他の仮引数と、または指定された COMMON 変数とメモリ位置を共有することをコンパイラに通知します。

オフ

-complex_limited_
range

/Qcomplex_
limited_range

複素数のデータ・タイプを使用するいくつかの算術演算で、基本代数展開の使用を有効にします。

オフ

-convert keyword

/convert:keyword

数値データが含まれている書式なしファイルの形式を指定します。

オフ

-cpp

/Qcpp

コンパイル前にソース・ファイルで Fortran プリプロセッサを実行します。

オフ

-Dname[=value]

/Dname[=value]

条件付きコンパイル・ディレクティブまたは Fortran プリプロセッサで使用する定義として、name およびオプションの value を定義します。

オフ

-d_lines

/d_lines

ソース・コードの列 1 の文字 D で示されたデバッグ文をコンパイルします。

オフ

-DD

/Qd_lines

ソース・コードの列 1 の文字 D で示されたデバッグ文をコンパイルします。

オフ

-debug keyword

なし

デバッグを拡張する設定を指定します。

オフ

-double_size size

/double_size:size

DOUBLE PRECISION 型および DOUBLE COMPLEX 型の宣言、定数、関数、および組込み関数のサイズを定義します。

size: 64

-dryrun

なし

ドライバ・ツール・コマンドを表示します。ツールを実行しません。

オフ

-dynamic
-linkerfile

なし

デフォルト以外の file のダイナミック・リンカを指定します。

オフ

-dyncom "a,b,c"

/Qdyncom:A,B,C

ランタイムで指定された COMMON ブロックの動的割り当てを有効にします。

オフ

-E

/E

出力を stdout に送るように Fortran プリプロセッサに指示します。

オフ

-e95, -e90

/4Ys

非標準 Fortran 95 (-e95) または Fortran 90 (-e90) に対して、警告の代わりにエラーを表示します。

オフ

-EP

/EP

#line ディレクティブを省略して、出力を stdout に送るように Fortran プリプロセッサに指示します。

オフ

-error_limit n

/error_limit:n

コマンドラインで指定した 1 つのファイルで許容されるエラーまたは致命的なエラーの数の最大値を指定します。

n: 30

-extend_source size

/Qextend_source:
size

固定形式ソース・ファイルのステートメント・フィールドの終点を制御するために、列番号を指定します。

size: 72

-F

なし

出力をファイルに送るように Fortran プリプロセッサに指示します (-fpp が必要です)。

オフ

-f66

/f66

FORTRAN-66 セマンティクスを使用するようにコンパイラに指示します。

オフ

-f77rtl

/f77rtl

FORTRAN 77 ランタイム動作を使用するようにコンパイラに指示します。

オフ

-fast

/fast

プログラム全体の速度を最大限にします。

オフ

-fcode-asm

/FAc

オプションのマシン・コード注釈を含むアセンブリ・ファイルを生成します。

オフ

-FI

/FI

ソース・ファイルが固定形式であること指定します。

ファイル・サフィックスによって決定されます

-fixed

/fixed

ソース・ファイルが固定形式であること指定します。

ファイル・サフィックスによって決定されます

-fltconsistency

/fltconsistency

浮動小数点の一貫性を向上させます。

オフ

-fminshared

なし

コンパイル単位をメイン・プログラムのコンポーネントとして処理し、共有可能なオブジェクトの一部としてリンクしないように指定します。

オフ

-fno-alias

なし

プログラム内のエイリアシングを仮定しないように指定します。

-falias

-fno-fnalias

なし

関数内のエイリアシングを仮定しないで、複数の呼び出しにわたるエイリアシングを仮定するように指定します。

-ffnalias

-fnsplit
(i64 のみ)

/Qfnsplit
(i64 のみ)

関数分割を有効にします。

オフ

-fp
(i32, i32em)

/Oy-
(i32 のみ)

EBP レジスタを汎用レジスタではなくスタック・フレーム・プリンタとして使用できるようにします。

オフ

-fp_port
(i32 のみ)

/Qfp_port
(i32 のみ)

浮動小数点演算の後に、浮動小数点の結果を丸めます。そのため、代入時と型変換時にユーザが宣言した精度に丸められます。速度に多少影響があります。

オフ

-fpconstant

/fpconstant

倍精度変数に代入された単精度定数のために、精度を倍精度に拡張するようにコンパイラに指示します。

オフ

-fpen

/fpe:n

メイン・プログラムのランタイムの浮動小数点例外処理を指定します。

-fpe3
/fpe:3

-fpic, -fPIC

なし

位置に依存しないコードを生成します。

オフ

-fpp[n]

/Qfpp[:n]

コンパイル前にソース・ファイルで Fortran プリプロセッサを実行します。

オフ

-fpscomp keyword

/fpscomp[:keyword]

Microsoft* Fortran PowerStation またはインテル Fortran との互換性のレベルを指定します。

keyword: libs

-fpstkchk
(i32 のみ)

/Qfpstkchk
(i32 のみ)

FP (浮動小数点) スタックが予測された状態であることを保証するためにすべての関数呼び出しの後に補足コードを生成します。

オフ

-FR

/FR

ソース・ファイルが自由形式であることを指定します。

ファイル・サフィックスによって決定されます

-fr32
(i64 のみ)

なし

上位の浮動小数点レジスタの使用を無効にします。

オフ

-free

/free

ソース・ファイルが自由形式であることを指定します。

ファイル・サフィックスによって決定されます

-fsource-asm

/FAs

オプションのソース・コード注釈を含むアセンブリ・ファイルを生成します。

オフ

-ftz

/Qftz

浮動小数点アンダーフローの結果をゼロに設定します。

オフ

-fverbose-asm

なし

コンパイラ注釈を含むアセンブリ・ファイルを生成します。コンパイラ注釈には、オプションやバージョン情報などが含まれています。

オフ

-fvisibility=
keyword

-fvisibility-keyword=file

なし

グローバル・シンボルのデフォルトの可視属性を指定します。2 番目の形式は、ファイル内にあるシンボルの可視属性を指定します。

オフ

-g

/Zi, /Z7

シンボリック・デバッグ情報をオブジェクト・ファイル内に生成します。

オフ

-help

/help

コンパイラ・オプションのリストを出力します。

オフ

-Idir

/Idir

コンパイラがライブラリやインクルード・ファイルを検索するディレクトリを指定します。

オフ

-i_dynamic

なし

インテルのライブラリを動的にリンクします。

オフ

-i{2|4|8}

/4I{2|4|8}

整数変数および定数のデフォルトの KIND を (バイト単位で) 定義します。

-i4
/4I4

-implicitnone

なし

変数のデフォルト型を未定義 (IMPLICIT NONE) に設定します。

オフ

-inline
_debug_info

/Qinline_
debug_info

インライン・コードの拡張ソース位置情報を出力します。

オフ

-intconstant

/intconstant

FORTRAN 77 セマンティクスを使用して整数定数の KIND を決定するようにコンパイラに指示します。

オフ

-integer_size size

/integer_size:size

INTEGER および LOGICAL 型の変数のサイズを定義します。

size: 32

-ip

/Qip

単一ファイルのプロシージャ間の最適化を有効にします。

オフ

-ip_no_inlining

/Qip_no
_inlining

-ip によって有効にされた全体または部分的なインライン展開を無効にします。

オフ

-ip_no_pinlining

/Qip_no
_pinlining

部分的なインライン展開を無効にします。

オフ

-IPF_flt_eval_
method0

(i64 のみ)

/QIPF_flt_eval_
method0

(i64 のみ)

プログラムで宣言された変数型によって指定された精度で、浮動小数点式の演算子に関する表現を評価するようにコンパイラに指示します。

オフ

-IPF_fltacc
(i64 のみ)

/QIPF_fltacc
(i64 のみ)

浮動小数点の精度に影響を与える最適化を無効にします。

オフ

-IPF_fma
(i64 のみ)

/QIPF_fma
(i64 のみ)

浮動小数点乗算と加算/減算の組み合わせを有効にします。
このオプションは他のコンパイラ・オプションの影響を受ける場合があります。

オフ

-IPF_fp_relaxed
(i64 のみ)

/QIPF_fp_relaxed
(i64 のみ)

divide や sqrt のような数学関数について、より高速で少し精度が低いコード・シーケンスを使用します。

オフ

-IPF_fp_
speculationmode

(i64 のみ)

/QIPF_fp_
speculationmode

(i64 のみ)

浮動小数点のスペキュレーションを有効または無効にします。

mode: fast

-ipo[n]

/Qipo[n]

ファイル間のマルチファイル IPO を有効にします。

オフ

-ipo_c

/Qipo_c

後のリンク段階で使用できるマルチファイル・オブジェクト・ファイルを生成します。

オフ

-ipo_obj

/Qipo_obj

実際のオブジェクト・ファイルを生成します。-ipo が必要です。

オフ

-ipo_S

/Qipo_S

後のリンク段階で使用できるマルチファイル・アセンブリ・ファイルを生成します。

オフ

-ipo_separate

/Qipo_separate

ソース・ファイルごとに 1 つのオブジェクト・ファイルを生成します。

オフ

-ivdep_parallel
(i64 のみ)

/Qivdep_parallel
(i64 のみ)

IVDEP ディレクティブの後のループにループ・キャリー・メモリ依存がないことをコンパイラに通知します。

オフ

-Kpic, -KPIC

なし

これは古いオプションです。代わりに -fpic を使用してください。

オフ

-Ldir

なし

標準ディレクトリを検索する前に、ライブラリを検索する場所をリンカに指示します。

オフ

-lowercase

/Qlowercase

識別子内の大文字・小文字の違いを無視し、外部名を小文字に変換するようにコンパイラに指示します。

Linux: オン
Windows: オフ

-logo

/logo

コンパイラのバージョン情報を表示します。

Linux: オフ
Windows: オン

-mixed_str_len_arg

/iface:mixed_
str_len_arg

文字引数の隠された文字長を、引数リストの対応する文字引数の直後に配置するようにコンパイラに指示します。

オフ

-module dir

/module:path

モジュール・ファイルを作成したときに、格納したり、検索したりするディレクトリを指定します。

オフ

-mp

/Op

一部の最適化を無効にして浮動小数点の精度を維持します。パフォーマンスに影響を与える場合があります。

オフ

-mp1

/Qprec

浮動小数点の精度を向上します。-mp よりも禁止される最適化処理が少なく、パフォーマンスに与える影響も小さくなります。

オフ

-names keyword

/names:keyword

ソースコード識別子と外部名をどのように解釈するかを指定します。

オフ

-nbs

/nbs

バックスラッシュ文字をエスケープ文字ではなく、通常の文字として処理するようにコンパイラに指示します。

オン

-no_cpprt

なし

C++ ランタイム・ライブラリをリンクしないようにします。

オフ

-noalign

/align:none

データ項目のアライメントを抑止します。

オフ

-noaltparam

/noaltparam

パラメータ定数宣言 (括弧なし) の代替形式を識別しないように指定します。

オフ

-nobss_init

/Qnobss_init

明示的にゼロに初期化される変数を DATA セクションに配置します。

オフ

-nodefaultlibs

なし

リンク時に標準ライブラリを使用しないようにします。

オフ

-nodefine

/nodefine

すべてのプリプロセッサ定義を -fpp のみに適用し、条件付きコンパイル・ディレクティブに適用しないように指定します。

オフ

-nodps

/Qdps-

パラメータ定数宣言 (括弧なし) の代替形式を識別しないように指定します。

オフ

-nofor_main

なし

メイン・プログラムが Fortran で記述されていない場合に指定し、for_main.o をアプリケーションにリンクしないようにコンパイラに指示します。

オフ

-noinclude

/noinclude

INCLUDE 文で指定されたファイルをインクルード・パスに追加されたディレクトリで検索しないようにコンパイラに指示します。

オフ

-nolib_inline

/Oi-

組込み関数のインライン展開を無効にします。

オフ

-nostartfiles

なし

リンク時に標準起動ファイルを使用しないようにコンパイラに指示します。

オフ

-nostdinc

なし

インクルード・ファイルの検索パスから標準ディレクトリを除外します

オフ

-nostdlib

なし

リンク時に標準ライブラリおよび標準起動ファイルを使用しないようにコンパイラに指示します。

オフ

-nus

なし

外部サブルーチン名に下線を追加しないようにします。

オン

-oname

なし

出力ファイルの名前を指定します。

オフ

-O0

/Od

-On で指定した最適化を無効にします。

オフ

-O1

/O1

IA-32 システムでは、速度の最適化を有効にします。
Itanium ベース・システムでは、サーバ・アプリケーションの最適化、および速度の最適化を有効にし、コードサイズも抑えるようにします。

オフ

-O2

/O2

速度の最適化を有効にします。
デフォルト設定は他のコンパイラ・オプションの影響を受ける場合があります。

オン

-O3

/O3

-O2 の最適化に加えて、より強力な最適化を有効にします。

オフ

-onetrip

/Qonetrip

DO ループの反復を少なくとも 1 回実行します。

オフ

-openmp

/Qopenmp

パラレライザが OpenMP* ディレクティブに基づいてマルチスレッド・コードを生成できるようにします。

オフ

-openmp_profile

/Qopenmp_profile

OpenMP* アプリケーションの解析を有効にします。

オフ

-openmp
_report[n]

/Qopenmp
_reportn

OpenMP パラレライザの診断メッセージのレベルを制御します。

n: 1

-openmp_stubs

/Qopenmp_stubs

シーケンシャル・コードを生成するようにコンパイラに指示します。

オフ

-opt_report

/Qopt_report

最適化レポートを生成して stderr に送るようにコンパイラに指示します。

オフ

-opt_report_
filefile

/Qopt_report_
filefile

最適化レポートを生成して名前を file にするようにコンパイラに指示します。

オフ

-opt_report_help

/Qopt_report_
help

レポートの作成に利用可能な最適化機構の論理名をリストします (-opt_report_phase 用)。

オフ

-opt_report_
levellevel

/Qopt_report_
levellevel

最適化レポートの詳細レベルを指定します。

level: min

-opt_report_
phasephase

/Qopt_report_
phasephase

レポートを生成する最適化フェーズを指定します。

オフ

-opt_report_
routine[routine]

/Qopt_report_
routineroutine

指定したルーチン (routine) を含むルーチンのレポートを作成します。

オフ

-p

なし

gprof(1) を使用して、関数のプロファイリングができるようにコンパイルとリンクを行います。

オフ

-P

/P

出力をファイルに送るように Fortran プリプロセッサに指示します (-fpp が必要です)。

オフ

-pad

/Qpad

変数と配列のメモリ・レイアウトの変更を有効にします。

オフ

-pad_source

/Qpad_source

ステートメント・フィールドの幅より短い固定形式のソース・レコードに対して、スペースをステートメント・フィールドの終わりに追加するように指定します。

オフ

-par_report[n]

Qpar_
reportn

OpenMP パラレライザの診断メッセージのレベルを制御します。

n: 1

-par_threshold[n]

/Qpar_
threshold[:n]
または
/Qpar_
threshold[n]

並列でのループの実行が効果的である可能性に基づいてループの自動並列化のしきい値を設定します。

n: 100

-parallel

/Qparallel

並列で安全に実行できるループのマルチスレッド・コードを生成するように自動パラレライザに指示します。

オフ

-pcn
(i32, i32em)

/Qpcn
(i32 のみ)

浮動小数点の仮数部の精度を制御できるようにします。

n: 64

-pg

なし

gprof(1) を使用して、関数のプロファイリングができるようにコンパイルとリンクを行います。

オフ

-prec_div
(i32, i32em)

/Qprec_div
(i32, i32em)

浮動小数点除算から乗算へ変換する最適化処理を無効にして、より正確な除算結果を取得します。速度に多少影響します。

オフ

-prefetch-
(i32 のみ)

/Qprefetch-
(i32 のみ)

プリフェッチ挿入による最適化を無効にします。 (-O3 が必要です)。

オフ

-preprocess_only

なし

出力をファイルに送るように Fortran プリプロセッサに指示します (-fpp が必要です)。

オフ

-prof_dir dir

/Qprof_dir dir

出力ファイル (*.dyn および *.dpi) のプロファイリングに使用するディレクトリを指定します。

オフ

-prof_file file

/Qprof_file file

プロファイリング・サマリ・ファイルのファイル名 (file) を指定します。

オフ

-prof_format_32
(i32, i64)

/Qprof_format_32
(i32, i64)

32 ビット・カウンタ付きのプロファイル・データを生成します。また、以前のバージョンのコンパイラとの互換性を維持します。

オフ

-prof_gen

/Qprof_gen

プロファイリング用にプログラムをインストルメントします。

オフ

-prof_use

/Qprof_use

最適化中にプロファイリング情報が使用できるようにします。

オフ

-Qinstalldir

なし

コンパイラのインストール先のルート・ディレクトリとして dir を設定します。

オフ

-Qlocation,str,dir

/Qlocation,tool,dir

指定したツール (str/tool) の場所としてディレクトリを設定します。

オフ

-Qoption,str,opts

/Qoption,tool,options

指定したツール (str/tool) にオプションを渡します。

オフ

-qp

なし

gprof(1) を使用して、関数のプロファイリングができるようにコンパイルとリンクを行います。

オフ

-r8

/4R8

REAL 型の宣言、定数、関数、および組込み関数を DOUBLE PRECISION (REAL*8) として定義し、COMPLEX 型の宣言、定数、関数、および組込み関数を DOUBLE COMPLEX (COMPLEX*16) として定義します。

オフ

-r16

/4R16

REAL 型および DOUBLE PRECISION 型の宣言、定数、関数、および組込み関数を REAL*16 として定義し、COMPLEX 型および DOUBLE COMPLEX 型の宣言、定数、関数、および組込み関数を COMPLEX*32 として定義します。

オフ

-rcd
(i32 のみ)

/Qrcd
(i32 のみ)

浮動小数点から整数への変換を高速にします。

オフ

-real size size

/real size:size

REAL および COMPLEX 型の宣言、定数、関数、および組込み関数のサイズを定義します。

size: 32

-recursive

/recursive

再帰的な実行が行われる可能性を念頭に置いて、すべてのルーチンをコンパイルするように指定します。

オフ

-reentrancy keyword

/reentrancy:keyword

マルチスレッド・アプリケーションをサポートする再入力可能コードを生成するようにコンパイラに指示します。

オフ

-S

/S

アセンブリ (.s) ファイルへのコンパイルのみ行い、リンクを行わないようにコンパイラに指示します。

オフ

-safe_cray_ptr

/Qsafe_cray_ptr

Cray ポインタが他の変数とエイリアスしないように指定します。

オフ

-save

/Qsave

AUTOMATIC として宣言されていない変数を静的メモリに格納します。

オフ

-scalar_rep
(i32 のみ)

/Qscalar_rep
(i32 のみ)

ループ変換中に実行されるスカラ置換を有効にします (-O3 が必要です)。

オフ

-shared

なし

実行ファイルの代わりに、動的共有オブジェクトを生成するようコンパイラに指示します。

オフ

-shared-libcxa

なし

インテルの libcxa C++ ライブラリを動的にリンクします。

オフ

-sox
(i32, i32em)

/Qsox
(i32, i32em)

コンパイラ・オプションとバージョンを実行ファイルに保存するようにコンパイラに指示します。

オフ

-stand keyword

/stand:keyword

非標準の言語要素を発見したときにメッセージを発行するようにコンパイラに指示します。

オフ

-static

/static

共有ライブラリとリンクしないようにします。ライブラリをすべて静的にリンクします。

オフ

-static-libcxa

なし

インテルの libcxa C++ ライブラリを静的にリンクします。

オフ

-std90 または
-stand f90

/stand:f90

Fortran 90 に準拠していない言語要素を発見したときにメッセージを発行するようにコンパイラに指示します。

オフ

-std95 または -std または
-stand f95

/stand:f95

Fortran 95 に準拠していない言語要素を発見したときにメッセージを発行するようにコンパイラに指示します。

オフ

-syntax_only

/syntax_only

ソース・ファイルの正しい構文のみをチェックするように指定します。

オフ

-T file

なし

指定した file からリンク・コマンドを読むようにリンカに指示します。

オフ

-tcheck

/Qtcheck

マルチスレッド・アプリケーションの解析を有効にします。

オフ

-Tf file

/Tf file

file を Fortran ソース・ファイルとしてコンパイルするように指示します。

オフ

-threads

/threads

マルチスレッド・ライブラリをリンクするように指定します。

オフ

-tpp{1|2}
(i64 のみ)

/G{1|2}
(i64 のみ)

特定のインテル® プロセッサ用に最適化します。

-tpp2
/G2

-tpp{5|6|7}
(i32, i32em)

/G{5|6|7}
(i32, i32em)

特定のインテル プロセッサ用に最適化します。

-tpp7
/G7

-traceback

/traceback

ランタイム時に重大なエラーが発生したとき、ソース・ファイルのトレースバック情報を表示できるように、オブジェクト・ファイル内に補足情報を生成するようにコンパイラに指示します。

オフ

-tune keyword
(i32 のみ)

なし

コンパイラが命令を生成するアーキテクチャのバージョンを決定します。

keyword: pn4

-u

なし

変数のデフォルト型を未定義 (IMPLICIT NONE) に設定します。

オフ

-Uname

/Uname

事前定義済みマクロ name を削除します。

オフ

-unroll[n]

/unroll[:n]

ループのアンロール回数の上限を設定します。

オフ

-uppercase

/uppercase

識別子内の大文字・小文字の違いを無視し、外部名を大文字に変換するようにコンパイラに指示します。

Linux: オフ
Windows: オン

-us

/us

ユーザ定義の外部名に下線文字を追加するようにコンパイラに指示します。

オフ

-use_asm

なし

アセンブラからオブジェクト・ファイルを生成するようにコンパイラに指示します。

オフ

-V

/logo

コンパイラのバージョン情報を表示します。

オフ

-v

なし

ツール・コマンドを表示し、実行するようにドライバに指示します。

オフ

-vec_report[n]
(i32, i32em)

/Qvec_report[n]
(i32, i32em)

ベクトライザの診断情報の量を指定します。

n: 1

-vms

/vms

ランタイム・システムで、OpenVMS* Alpha システムおよび VAX* システム (VAX FORTRAN*) 上の HP* Fortran のような動作を行います。

オフ

-w

/w

すべての警告メッセージを無効にします。

オフ

-Wn

/Wn

警告メッセージの表示を無効 (n=0) または有効 (n=1) にします。

n: 1

-w90 または -w95

/w90 または /w95

Fortran 95 で推奨されない、または使用されていない Fortran 機能に関する警告メッセージを抑止します。

オフ

-warn keyword

/warn:keyword

コンパイラによって発行される警告メッセージのレベルを指定します。

オフ

-what

/what

Fortran コマンドとコンパイラのバージョン文字列を表示します。

オフ

-Wl,o1[,o2,...]

/link o1[,o2,...]

リンカに -o1-o2、その他のオプションを渡します。

オフ

-Wp,o1[,o2,...]

/Qoption,fpp,o1[,o2,...]

プリプロセッサに -o1-o2、その他のオプションを渡します。

オフ

-X

/X

インクルード・ファイルの検索パスから標準ディレクトリを除外します

オフ

-xp
(i32, i32em)

/Qxp
(i32, i32em)

プログラムを実行するプロセッサで必要な最小セットのプロセッサ固有の命令を生成します。p はプロセッサの種類を示します。

オフ

-Xlinker value

/link value

リンカに直接値 (value) を渡します。

オフ

-y

/Zs

ソース・ファイルの正しい構文のみをチェックするように指定します。

オフ

-zero

/Qzero

INTEGER、REAL、COMPLEX、または LOGICAL 組込み型のローカル・スカラ変数で、保存はされているがまだ初期化されていない変数を、すべてゼロに初期化します。

オフ

-Zp[n]

/Zp[n]

レコードのフィールドおよび派生型のコンポーネントを、指定された境界またはそれらが自然にアライメントされる境界のうち、サイズがより小さくなる境界でアライメントします。

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