高度な PGO 最適化を制御するオプションは、次のとおりです。
-prof_dirdirname
-prof_filefilename.
-prof_dirdirname オプションを使用して、 作成される動的情報ファイル (.dyn) を配置するディレクトリを指定します。デフォルトは、プログラムのコンパイルが行われるディレクトリです。指定するディレクトリは既に存在していなければなりません。
インストルメンテーション・コンパイルとフィードバック・コンパイルには、どちらも同じ -prof_dirdirname オプションを指定しなければなりません。また、.dyn ファイルを移動する場合は、新しいパスを指定する必要があります。
-prof_filefilename オプションは、プロファイルのサマリファイルにファイル名を指定します。
高度な拡張 PGO を使用する際は、次のガイドラインに従ってください。
インストルメント済みコードを実行してからフィードバック・コンパイルを行うまでの間は、プログラムに加える変更を最小限に抑えます。フィードバック・コンパイルでは、情報が生成した後に変更された関数の動的情報は無視します。
注
コンパイラは、動的情報の生成後に関数が変更された場合、動的情報が関数に対応していないことを示す警告を発行します。
インストルメント済みコードを実行してからフィードバック・コンパイルを行うまでの間にソースファイルに多数の変更を加える場合は、インストルメンテーション・コンパイルを繰返します。
プロファイルのサマリファイル名は -prof_filefilename オプションを使用して指定します。
詳細は、「PGO の環境変数」を参照してください。