移植ライブラリ libifport.a は次の 2 つの方法で使用できます。
プログラムに USE IFPORT 文を追加します。この文には、移植ライブラリ libifport.a が含まれています。
正しいパラメータと戻り値を使って、移植ルーチンを呼び出します。
デフォルトで、libifport.a はリンク時にリンカに渡されます。リンカに libifport.a が渡されないようにするには、-fpscomp nolibs オプションを指定します。
libifport.a 移植ライブラリを使用すると、ルーチン用のインターフェイス・ブロックおよびパラメータ定義が提供されます。また、コンパイラが呼び出しの検証を行えるようになります。
このライブラリの一部のルーチンは、異なる変数のセットを呼び出すことができ、サブルーチンとしてではなく関数として呼び出すこともできます。このような場合、引数および呼び出しメカニズムがルーチンの意味を決定します。libifport.a 移植ライブラリには、これらのルーチンのプロシージャ定義を提供する汎用のインターフェイス・ブロックが含まれます。
Fortran 95/90 には、多くの移植関数用の組込みプロシージャが含まれています。移植ルーチンは、Fortran 95 標準の拡張機能です。新しいコードを作成する際は、Fortran 95/90 組込みプロシージャを可能な限り使用してください (移植性およびパフォーマンスの理由から)。