数値変換の制限

インテル® Fortran 浮動小数点変換におけるソリューションは、すべての浮動小数点変換要求に対応できるものではありません。

例えば、レコード構造体変数中のデータフィールド (STRUCTURE 文で指定) および構造型のデータ要素 (TYPE 文) は変換されません。後でプログラムが個々のフィールドとして調べる場合、プログラムを変更しない限り、これらのデータはディスク上に格納されていた 2 進書式のままになっています。EQUIVALENCE 文では、I/O 文で指定された変数のデータ型が使用されます。

プログラムが、複数の形式を持つ浮動小数点フィールドを含んでいる I/O レコードを、それぞれの変数ではなく、1 つの変数 (配列など) に読み取る場合、これらのフィールドは変換されません。後にプログラムが個々のフィールドとして調べる場合、プログラムを変更しない限り、これらのデータはディスク上に格納されていた バイナリ形式のままになっています。