ベクトル化可能な演算は、浮動小数点データと整数データとで異なります。
ループ本体の文には、REAL 型の演算 (通常は配列) を使用できます。数値演算は、加算、減算、乗算、除算、否定、平方根、最大値、最小値および SIN 、COS などの数値関数をサポートしています。浮動小数点からの変換、または浮動小数点への変換はできないものがあります。DOUBLE PRECISION 型の演算は、-xW または -axW コンパイラ・オプションを使用したインテル® Pentium® 4 プロセッサ、およびインテル® Xeon™ プロセッサ・システム、インテル Pentium M プロセッサの最適化以外では無効です。
ループ本体の文には、算術演算または論理演算 (これも、通常は配列) を使用できます。算術演算は、加算、減算、ABS、MIN、および MAX に制限されます。論理演算には、ビット単位の AND、OR、および XOR の演算子を含んでいます。変換を実行しても精度が失われない場合にのみ、異なるデータ型を混在できます。異なるデータ型を混在できる演算子の例には、乗算演算子、シフト演算子、単項演算子などがあります。
前述の浮動小数点演算と整数演算以外の文は使用できません。上記で説明された以外、ループの本体には、関数呼び出しは使用できません。