ランタイム・オプションでは、エラー・チェックがコンパイル時ではなく、ランタイム時に行われるように設定できます。
デフォルト: カスタム (オプションは個別に指定されます)。
代替構文: -C は -check all と同じです。
すべてのランタイム障害をチェックするかまたは無視するかを指定します。-check
all または -check none
が指定されている場合、以下に示すランタイム・チェック・オプションは使用できません。
-nocheck は -check
none と同じです。
-check は -check all と同じです。
デフォルト: カスタム (オプションは個別に指定されます)。
デフォルト: -check noarg_temp_created
ルーチンが呼び出される前に、実引数が一時的な記憶域にコピーされる場合、ランタイム情報を含むメッセージを発行します。
デフォルト: -check nobounds
代替構文: -CB
配列の添字および部分文字列を処理する式に対して、ランタイム・チェックを行うコードを生成します。
デフォルト (-check nobounds) では、範囲チェックは実行されません。
配列に対しては、個々の次元で境界がチェックされます。最後の次元が * として指定されている配列が仮引数として使用されている場合、その配列に対しては、配列境界のチェックが行われません。また、上位次元と下位次元の両方が 1 の場合にも、配列境界のチェックは行われません。
プログラムのデバッグが終了したら、このオプションを省略することで、実行プログラムのサイズを減らし、実行時の性能を若干向上させることができます。
デフォルト: -vms が指定されていない場合は -check noformat、-vms が指定されている場合は、-check format がデフォルトになります。
出力用に書式化される項目のデータ型が FORMAT 記述子と一致しないとき、ランタイム・エラー・メッセージを発行します。
デフォルト: -vms が指定されていない場合は -check nooutput_conversion、-vms が指定されている場合は、-check output_conversion がデフォルトになります。
書式の切り捨てが発生した (つまり、数値が大きすぎて、指定された書式フィールドの長さにすべての有効な桁数が収まらない) ときに、ランタイム・エラー・メッセージを発行します。
デフォルト: -notraceback
ランタイム時に重大なエラーが発生したとき、ソースファイルのトレースバック情報を表示できるように、オブジェクト・ファイル内に補足情報を生成します。
-traceback を指定すると、重大なエラーが発生したときに表示されるコールスタックの 16 進アドレス (プログラム・カウンタのトレース) に、ソースファイル、ルーチン名、および行番号の関係情報が提供されます。-traceback が指定されていない場合、この情報は表示されません。また、上級ユーザは、.MAP ファイルと、重大なエラーが発生したときに表示されるスタックの 16 進アドレスをもとに、エラーの原因を特定することができます。
-traceback を指定すると、 実行プログラムのサイズが増えますが、ランタイム時の実行速度には影響がありません。
-traceback オプションは、-debug オプションとは独立して機能します。