レコード・オーバーヘッド は、それぞれのレコードに関連付けられたファイル・システムによって内部で使用されるバイトのことです。レコードの読み取り中および書き込み中は使用できません。レコード・オーバーヘッドがわかっていると、アプリケーションの記憶域要件の概算を効率的に行えます。オーバーヘッド・バイトは記憶媒体にありますが、OPEN 文で RECL 指定子を使ってレコード長を指定するときには含めないでください。
それぞれのレコードタイプでレコード・オーバーヘッドに必要なバイト数は異なります。これは、次の表で示されています:
レコード型 |
ファイルの編成 |
レコード・オーバーヘッド |
固定長 |
シーケンシャル |
なし。 |
固定長 |
相対 |
-vms オプションが省略された場合は、0 バイトです (デフォルト)。-vms オプションが指定された場合は、1 バイトです。 |
可変長 |
シーケンシャル |
各レコードに 8 バイトです。 |
セグメント |
シーケンシャル |
各レコードに 4 バイトです。レコードサイズが奇数の場合は、1 つの充填バイト (スペース) が追加されます。 |
Stream |
シーケンシャル |
必要なし。 |
Stream_CR |
シーケンシャル |
各レコードに 1 バイトです。 |
Stream_LF |
シーケンシャル |
各レコードに 1 バイトです。 |