書式なしデータに対して非ネイティブ数値形式を指定する方法は 6 つあります。
特定のユニット番号に対応する環境変数を、ファイルを開く前に設定する。環境変数は、FORT_CONVERTn という名前を持ちます (n はユニット番号を指します)。詳細は、「環境変数 FORT_CONVERTn を使用する方法」を参照してください。
特定のファイル名拡張子に対応する環境変数を、ファイルを開く前に設定する。環境変数は、FORT_CONVERT.ext または FORT_CONVERT_ext という名前を持ちます (ext はファイル名拡張子またはサフィックスを指します)。詳細は、「環境変数 FORT_CONVERT.ext または FORT_CONVERT_ext を使用する方法」を参照してください。
一連のユニットに対応する環境変数を、ファイルを開く前に設定する。環境変数は、F_UFMTENDIAN という名前を持ちます。詳細は、「環境変数 F_UFMTENDIAN を使用する方法」を参照してください。
特定のユニット番号に対応する OPEN 文の CONVERT キーワードを指定する。詳細は、「OPEN 文 CONVERT を使用する方法」を参照してください。
CONVERT=keyword 指示子を指定する OPTIONS 文を使用して、プログラムをコンパイルする。この方法は、プログラムが指定する書式なしデータを使用するすべてのユニット番号に影響を与えます。詳細は、「OPTIONS 文を使用する方法」を参照してください。
コマンドライン -convert keyword オプションでコンパイルする。この方法は、プログラムが指定する書式なしデータを使用するすべてのユニット番号に影響を与えます。詳細は、「-convert コンパイラ・オプションを使用する方法」を参照してください。
上記のいずれの方法も指定されていない場合、ネイティブ・リトル・エンディアン形式が使用されます (ディスクとメモリの間で変換は行われません)。
「サポートされるネイティブ数値形式と非ネイティブ数値形式」に示したキーワードは、リトル・エンディアンおよびビック・エンディアンのみをサポートする環境変数 F_UFMTENDIAN を使用する方法を除き、すべて上記の方法とともに使用できます。
複数の方法を指定する場合、書式なしデータを含むファイルを開くと、次の優先順位が適用されます:
特定のユニット番号に対応する環境変数 (FORT_CONVERTn) をチェックします。これは、特定のユニットで開かれたすべてのファイルで適用されます。
特定のファイル名拡張子に対応する環境変数 (FORT_CONVERT.ext は、FORT_CONVERT_ext の前にチェックされます) をチェックします。これは、指定したファイル拡張子を持つすべてのファイルで適用されます。
特定のユニット番号 (またはすべてのユニット) に対応する環境変数 (F_UFMTENDIAN) をチェックします。
OPEN 文の CONVERT 指示子をチェックします。
プログラムのコンパイル時に CONVERT=keyword 指示子を持つ OPTIONS 文が指定されていたかどうかをチェックします。
プログラムのコンパイル時に、コンパイル・オプション -convert keyword が指定されていたかどうかをチェックします。