インテル® Fortran コンパイラの使い方

インテル® Fortran コンパイラには、次のような種類があります。

これらのコンパイラを起動させるコマンドは ifort です。

インテル® エクステンデッド・メモリ 64 テクノロジ (インテル® EM64T) 対応 IA-32 システムについての詳細は、「Linux* 版インテル® Fortran コンパイラ 8.1 エクステンデッド・メモリ 64 テクノロジ・リリースノート」を参照してください。

インテル Fortran コンパイラにはさまざまなオプションがあり、それによって、アプリケーションのパフォーマンスを向上させるコンパイラ機能を使用できます。

インテル Fortran コンパイラを使用すると、インテル® アーキテクチャ・ベースのコンピュータ上でソフトウェアの最高のパフォーマンスを引き出せます。このコンパイラにより、さまざまなハイ・パフォーマンスの最適化を行うことができます。以下の表は、それらの特徴と利点の一覧です。

特徴

説明

ストリーミング SIMD 拡張命令 (SSE)、ストリーミング SIMD 拡張命令 2 (SSE2)、およびストリーミング SIMD 拡張命令 3 (SSE3) のサポート

インテル® マイクロアーキテクチャの利点

自動ベクトライザ

コード内の自動並列処理

並列化

ループのマルチスレッド・コードの自動生成。OpenMP*での共用メモリ並列プログラミング

浮動小数点の最適化

浮動小数点のパフォーマンスが向上

データ・プリフェッチ機能

データ送信の高速化によりパフォーマンスが向上

プロシージャ間の最適化

大きなアプリケーションに対するパフォーマンスが向上

プログラム全体の最適化

大きなアプリケーション内のモジュール間のパフォーマンスが向上

プロファイルに基づく最適化

頻繁に使用されるプロシージャのプロファイリングに基づくパフォーマンスの向上

プロセッサ・ディスパッチ

最新のインテル・アーキテクチャの機能を利用すると同時に、前世代の インテル Pentium プロセッサとのオブジェクト・コードの互換性を確保