次の表に、インテル® Fortran ランタイム・ライブラリ (RTL) によって処理されるエラーを示します。各エラーには、エラー番号、重要度コード、エラー・メッセージ、条件シンボル名、およびエラーの詳細説明が示されています。
条件シンボル値 (PARAMETER 文) をプログラム内で定義するには、次のファイルをインクルードします。
/opt/intel_fc_80/include/for_iosdef.f
表で説明されているメッセージの重要度は、プログラムの動作を決定します。重要度が info および warning の場合、プログラムの実行は継続されます。重要度が error の場合、プログラムの結果が不正になる可能性があります。重要度が severe の場合、プログラムの実行はリカバリ処理が指定されていない限り停止します。 severe エラーによるプログラムの終了を回避するには、I/O エラー処理指定子をインクルードして再コンパイルするか、または特定のエラーでは、プログラムを再度実行する前に、信号のデフォルト動作を変更する必要があります。
最初の列には、I/O エラーが検出された際に IOSTAT 変数に返されるエラー番号が示されています。
2 列目の最初の行には、(forrtl: に続いて) 画面に表示される重要度レベル、メッセージ番号、およびメッセージ・テキストが示されています。2 行目には、状況条件シンボル (例えば、FOR$IOS_INCRECTYP) およびメッセージの説明が示されています。
番号 | 重要度レベル、番号、メッセージ・テキスト、条件シンボル、および説明 |
---|---|
なし 1 | info: Fortran error message number is nnn
インテル Fortran メッセージ・カタログ・ファイルがこのシステムで見つかりませんでした。このエラーは条件シンボルを持っていません。 |
なし 1 | warning: Could not open message catalog: for_msg.cat
インテル Fortran メッセージ・カタログ・ファイルがこのシステムで見つかりませんでした。このエラーは条件シンボルを持っていません。 |
なし 1 | info: Check environment variable NLSPATH and protection of pathname
/for_msg.cat
インテル Fortran メッセージ・カタログ・ファイルが見つかりませんでした。このエラーは条件シンボルを持っていません。 |
なし 1 | Insufficient memory to open Fortran RTL catalog: message 41
仮想メモリが不足しているため、インテル Fortran メッセージ・カタログを開けませんでした。この問題を解決するには、プログラムを再度実行する前に、limit (C シェル) または ulimit (Bourne、Korn、および bash シェル) コマンドを使用して、各プロセスあたりのデータ制限を増やしてください。 詳細は、エラー 41 を参照してください。このエラーは条件シンボルを持っていません。 |
1 1 | severe (1): Not a Fortran-specific error
FOR$IOS_NOTFORSPE。ユーザ・プログラムまたは RTL のエラーがインテル Fortran 固有のエラーではなく、他のどのインテル Fortran ランタイム・メッセージを使っても報告できませんでした。ERRSNS を呼び出すと、この種類のエラーは 1 の値を返します (ERRSNS サブルーチンに関する詳細は、『Intel® Fortran Language Reference Manual』 (英語) を参照してください)。 |
8 | severe (8): Internal consistency check failure
FOR$IOS_BUG_CHECK。内部エラーです。プログラムに問題がないことを確認してください。プログラムでエラーが見つかった場合再コンパイルしてください。このエラーが解決されない場合、問題を報告してください。 |
9 | severe (9): Permission to access file denied
FOR$IOS_PERACCFIL。指定したファイルのモード (保護) を確認してください。正しいファイルが参照されていることを確認してください。プログラムを再実行する前に、保護、指定したファイル、または使用したプロセスを変更してください。 |
10 | severe (10): Cannot overwrite existing file
FOR$IOS_CAOVEEXI。I/O ユニット x に対して、OPEN 文で STATUS=' NEW ' (新規ファイルの作成) を指定したとき、指定したファイル xxx は既に存在します。正しいファイル名、ディレクトリ・パスおよびユニットなどがソース・プログラムで指定されていることを確認してください。次の操作を 1 つを行ってください。
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11 | info (11) 1: Unit not connected
FOR$IOS_UNINOTCON。I/O 操作を行う際に、指定したユニットが開かれていませんでした。正しいユニット番号が指定されていることを確認してください。正しいユニット番号が指定されている場合、OPEN 文を使用してファイルを明示的に開いてください (ファイルをユニット番号に接続します)。 |
17 | severe (17): Syntax error in NAMELIST input
FOR$IOS_SYNERRNAM。ネームリスト指定の READ 文に対する入力構文が間違っています。 |
18 | severe (18): Too many values for NAMELIST variable
FOR$IOS_TOOMANVAL。ネームリスト指定の READ 文で変数に割り当てようとした値が多すぎます。 |
19 | severe (19): Invalid reference to variable in NAMELIST input
FOR$IOS_INVREFVAR。次のいずれかの条件が発生しました。
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20 | severe (20): REWIND error
FOR$IOS_REWERR。次のいずれかの条件が発生しました。
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21 | severe (21): Duplicate file specifications
FOR$IOS_DUPFILSPE。閉じる操作を行わずにファイル属性を複数回指定しようとしました。DEFINE FILE 文が他の DEFINE FILE 文または OPEN 文の後に指定されました。 |
22 | severe (22): Input record too long
FOR$IOS_INPRECTOO。ファイルが開かれた際に、明示的に指定されたレコード長またはデフォルトのレコード長を超えたレコードが読み出されました。ファイルを読み出すには、RECL= 値 (レコード長) で適切なサイズを指定して OPEN 文を使用してください。 |
23 | severe (23): BACKSPACE error
FOR$IOS_BACERR。インテル Fortran RTL I/O システムは、BACKSPACE 文の実行時にエラー条件を検出しました。 |
24 1 | severe (24): End-of-file during read
FOR$IOS_ENDDURREA。次のいずれかの条件が発生しました。
このエラーは、END および ERRSNS によって返されます。 |
25 | severe (25): Record number outside range
FOR$IOS_RECNUMOUT。ファイルを開く際に、直接アクセスの READ、WRITE、または FIND 文が範囲外のレコード番号を指定しました。 |
26 | severe (26): OPEN or DEFINE FILE required
FOR$IOS_OPEDEFREQ。ACCESS = ' DIRECT ' が指定された DEFINE FILE 文または OPEN 文をファイルに対して実行する前に、直接アクセスの READ 文、WRITE 文、または FIND 文を実行しようとしました。 |
27 | severe (27): Too many records in I/O statement
FOR$IOS_TOOMANREC。次のいずれかの操作が実行されようとしました。
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28 | severe (28): CLOSE error
FOR$IOS_CLOERR。インテル Fortran RTL I/O システムは、CLOSE 文の実行時にエラー条件を検出しました。 |
29 | severe (29): File not found
FOR$IOS_FILNOTFOU。ファイルを開く際に、指定された名前のファイルが見つかりませんでした。 |
30 | severe (30): Open failure
FOR$IOS_OPEFAI。インテル Fortran RTL I/O システムは、ファイルを開く際に OPEN、INQUIRE、またはその他の I/O 文でエラーを検出しました。このメッセージは、特定のエラー・メッセージが表示される一般的なエラー条件の 1 つではない場合に発行されます。このエラーは、次のいずれかのファイルに対して OPEN 操作を実行しようとした場合に発生することがあります。
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31 | severe (31): Mixed file access modes
FOR$IOS_MIXFILACC。次のいずれかの組み合わせを実行しようとしました。
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32 | severe (32): Invalid logical unit number
FOR$IOS_INVLOGUNI。2,147,483,647 より大きいか、または 0 より小さい論理ユニット番号が I/O 文で使用されました。 |
33 | severe (33): ENDFILE error
FOR$IOS_ENDFILERR。次のいずれかの条件が発生しました。
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34 | severe (34): Unit already open
FOR$IOS_UNIALROPE。DEFINE FILE 文で既に開かれている論理ユニットを指定しました。 |
35 | severe (35): Segmented record format error
FOR$IOS_SEGRECFOR。書式なしシーケンシャル・ファイルで無効なセグメント・レコード制御データワードが検出されました。このファイルは、RECORDTYPE= ' FIXED ' または ' VARIABLE ' が有効な状態で作成されたか、または Fortran 以外の言語で記述されたプログラムによって作成された可能性があります。 |
36 | severe (36): Attempt to access non-existent record
FOR$IOS_ATTACCNON。直接アクセスの READ または FIND 文が、相対ファイル (または固定長レコードを含むディスク上のシーケンシャル・ファイル) 終了を超えてアクセスしようとしたか、または相対ファイルから以前に削除されたレコードにアクセスしようとしました。 |
37 | severe (37): Inconsistent record length
FOR$IOS_INCRECLEN。レコード長を指定せずに直接アクセスファイルを開こうとしました。 |
38 | severe (38): Error during write
FOR$IOS_ERRDURWRI。インテル Fortran RTL I/O システムは、WRITE 文の実行時にエラー条件を検出しました。 |
39 | severe (39): Error during read
FOR$IOS_ERRDURREA。Intel Fortran RTL I/O システムは、READ 文の実行時にエラー条件を検出しました。 |
40 | severe (40): Recursive I/O operation
FOR$IOS_RECIO_OPE。論理ユニットに対して I/O 文を処理している最中に、同じ論理ユニットに別の I/O 操作を実行しようとしました。例えば、I/O を実行する関数サブプログラムが、I/O リスト内の式または可変書式の式で参照される同一の論理ユニットに対して I/O 操作を実行しようとした場合に発生します。 |
41 | severe (41): Insufficient virtual memory
FOR$IOS_INSVIRMEM。インテル Fortran RTL は、利用可能な仮想メモリを上回る領域を動的に割り当てようとしました。この問題を解決するには、プログラムを再度実行する前に、limit (C シェル) または ulimit (Bourne、Korn、および bash シェル) コマンドを使用して、各プロセスあたりのデータ制限を増やしてください。 各プロセスあたりの最大データサイズが既に割り当てられているかどうかを確認するには、sysconfigtab またはシステム設定ファイルの maxdsiz パラメータの値を確認してください。必要な場合は、この値を増加してください。変更内容は、システムが再起動されるまで有効になりません (sysconfigtab を変更してもカーネルを再構築する必要はありません)。 新しいシステムリソースが有効になった後、このプログラムを再実行してください。 |
42 | severe (42): No such device
FOR$IOS_NO_SUCDEV。OPEN 操作でパス名に無効なまたは不明なデバイス名が含まれています。 |
43 | severe (43): File name specification error
FOR$IOS_FILNAMSPE。OPEN または INQUIRE 文に指定されたパス名またはファイル名をインテル Fortran RTL I/O システムで処理できません。 |
44 | severe (44): Inconsistent record type
FOR$IOS_INCRECTYP。OPEN 文の RECORDTYPE 値が、既存のファイルのレコード形式属性と一致しません。 |
45 | severe (45): Keyword value error in OPEN statement
FOR$IOS_KEYVALERR。値を必要とする OPEN または CLOSE 文の指定子に不適切な値が指定されました。 |
46 | severe (46): Inconsistent OPEN/CLOSE parameters
FOR$IOS_INCOPECLO。OPEN または CLOSE 文の指定に矛盾があります。無効な組み合わせの例を次に示します。
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47 | severe (47): Write to READONLY file
FOR$IOS_WRIREAFIL。現在有効な OPEN 文で、ACTION= ' READ ' または READONLY が宣言されたファイルに対して書き込み操作を行なおうとしました。 |
48 | severe (48): Invalid argument to Fortran Run-Time Library
FOR$IOS_INVARGFOR。コンパイラは、インテル Fortran RTL に無効なまたは不適切なコードの引数を渡しました。このエラーは、使用中の RTL よりもコンパイラが新しい場合に発生する可能性があります。 |
51 | severe (51): Inconsistent file organization
FOR$IOS_INCFILORG。OPEN 文で指定したファイル編成が、既存のファイル編成と一致しません。 |
53 | severe (53): No current record
FOR$IOS_NO_CURREC。現在のレコードが未定義の状態で、REWRITE 文を実行してレコードを書き換えようとしました。現在のレコードを定義するには、READ 文を実行します。READ 文の後で REWRITE 文の前に、論理ユニットに対して INQUIRE 文を実行することができます。READ と REWRITE 文の間では、論理ユニットに対して他の操作は実行できません。 |
55 | severe (55): DELETE error
FOR$IOS_DELERR。インテル Fortran RTL I/O システムは、DELETE 文の実行時にエラー条件を検出しました。 |
57 | severe (57): FIND error
FOR$IOS_FINERR。インテル Fortran RTL I/O システムは、FIND 文の実行時にエラー条件を検出しました。 |
58 1 | info (58): Format syntax error at or near xx
FOR$IOS_FMTSYN。書式文字列の部分文字列である xx を含む文で書式構文エラーを確認してください。FORMAT 文に関する詳細は、『Intel® Fortran Language Reference Manual』(英語) を参照してください。 |
59 | severe (59): List-directed I/O syntax error
FOR$IOS_LISIO_SYN 2。リスト指定入力レコードのデータ形式が無効か、または定数の型が対応する変数と互換性がありません。変数の値は変更されませんでした。 |
60 | severe (60): Infinite format loop
FOR$IOS_INFFORLOO。I/O リストを含む I/O 文に対応する書式に、これらの値を転送するときに使用するフィールド記述子が指定されていません。 |
61 | severe or info 3 (61): Format/variable-type mismatch
FOR$IOS_FORVARMIS 2.整数フィールド記述子 (I、L、O、Z、B) を使用して実数変数の読み取りまたは書き込み、あるいは実数フィールド記述子 (D、E、またはF) を使用して整数変数または論理変数の読み取りまたは書き込みを実行しようとしました。 |
62 | severe (62): Syntax error in format
FOR$IOS_SYNERRFOR。RTL で配列または文字変数に格納された書式を処理している最中に構文エラーが発生しました。 |
63 | error or info 3 (63): Output conversion error
FOR$IOS_OUTCONERR 2。書式付き出力操作で、有効桁数を失わずに特定の数字の値を、指定されたフィールド長で出力できませんでした。この問題が検出された場合、オーバーフローしたフィールドは、出力レコードにエラーがあることを示すアスタリスクで埋められます。このエラーに対して ERR アドレスが定義されていない場合、エラー・メッセージが表示された後にプログラムの実行は継続します。 |
64 | severe (64): Input conversion error
FOR$IOS_INPCONERR 2。書式付き入力操作で、入力フィールドに無効な文字が検出されたか、または入力値が、入力変数で表現可能な範囲をオーバーフローしました。変数の値は 0 に設定されました。 |
65 | error (65): Floating invalid
FOR$IOS_FLTINV。算術演算で、計算に使用された浮動小数点の値が要求した演算の型に対して不正、または不正な例外値でした。例えば、浮動小数点の値 0.0 または負数の対数を要求した場合に発生します。特定の算術式に対して、-check nopower オプションを指定すると、このメッセージを抑止できます |
66 | severe (66): Output statement overflows record
FOR$IOS_OUTSTAOVE。出力文で最大レコードサイズを超えるデータを転送しようとしました。 |
67 | severe (67): Input statement requires too much data
FOR$IOS_INPSTAREQ。' NO ' の PAD 指定子で開かれたファイルから、書式なし READ 文または書式付きシーケンシャル READ 文を使用して、レコードに存在するデータより多くのデータを読み取ろうとしました。 |
68 | severe (68): Variable format expression value error
FOR$IOS_VFEVALERR 2。可変書式の式での値が、目的の使用に許容される範囲内にありません。例えば、フィールド幅が 0 より小さいか、または 0 の場合に発生します。 編集記述子 P (0 の値が仮定される) の場合を除いて、1 の値が仮定されました。 |
69 1 | error (69): Process interrupted (SIGINT)
FOR$IOS_SIGINT.プロセスが信号 SIGINT を受信しました。この割り込み信号の発信元を確認してください (signal(3) を参照)。 |
70 1 | severe (70): Integer overflow
FOR$IOS_INTOVF。算術演算中に整数の値がバイト、ワード、またはロングワードの範囲を超えました。この演算結果の下位部は、正しい値です。より大きい整数データサイズを指定することを検討してください (ソース・プログラムを変更するか、または INTEGER 宣言に対して、場合によっては f90 オプション -integer_size nn を使用してください)。 |
71 1 | severe (71): Integer divide by zero
FOR$IOS_INTDIV。整数算術演算で、ゼロ除算を実行しようとしました。この演算の結果として被除数が設定されました。1 で除算を行った場合と同等じです。 |
72 1 | error (72): Floating overflow
FOR$IOS_FLTOVF。算術演算で、浮動小数点の値がそのデータ型で表示可能な最大値を超えました。 |
73 1 | error (73): Floating divide by zero
FOR$IOS_FLTDIV。浮動小数点算術演算で、ゼロ除算を実行しようとしました。 |
74 1 | error (74): Floating underflow
FOR$IOS_FLTUND。算術演算で、浮動小数点の値がそのデータ型で表現できる最小有限値よりも小さくなりました。/fpe n オプションの値によって、アンダーフローの結果が 0 に設定される場合と、段階的にアンダーフローさせる場合があります。 |
75 1 | error (75): Floating point exception
FOR$IOS_SIGFPE。浮動小数点例外が発生しました。コア・ダンプ・ファイルが作成されました。次のいずれかの原因が考えられます。
|
76 1 | error (76): IOT trap signal
FOR$IOS_SIGIOT。コア・ダンプ・ファイルが作成されました。 この IOT 信号の原因について、コアダンプを調べてください。 |
77 1 | severe (77): Subscript out of range
FOR$IOS_SUBRNG。宣言した配列の上下限の範囲外で配列参照が検出されました。 |
78 1 | error (78): Process killed (SIGTERM)
FOR$IOS_SIGTERM。プロセスが信号 SIGTERM を受信しました。このソフトウェア終了信号の発信元を確認してください (signal(3) を参照)。 |
79 1 | error (79): Process quit (SIGQUIT)
FOR$IOS_SIGQUIT。プロセスが信号 SIGQUIT を受信しました。コア・ダンプ・ファイルが作成されました。この終了信号の発信元を確認してください (signal(3) を参照)。 |
95 1 | info (95): Floating-point conversion failed
FOR$IOS_FLOCONFAI。非ネイティブ浮動小数点データの書式なし読み取りまたは書き込みを実行しようとしましたが、浮動小数点の値に以下の問題があったために失敗しました。
非常に小さい数字がゼロに設定されました。このエラーは、指定された非ネイティブ浮動小数点形式が、指定されたファイルに存在する浮動小数点形式に一致しないために発生する場合があります。 以下の項目を確認てください。
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96 |
info (96): F_UFMTENDIAN environment variable was ignored:erroneous syntax FOR$IOS_UFMTENDIAN。指定された Fortran ユニットに対して、リトル・エンディアンまたはビッグ・エンディアン形式への変換を指定する構文が間違っています。プログラムは実行されますが、F_UFMTENDIAN の値を変更しなかった場合、誤った結果が生じる可能性があります。正しい構文に関する詳細は、「環境変数 F_UFMTENDIAN を使用する方法」 を参照してください。 |
108 |
severe (108): Cannot stat file FOR$IOS_CANSTAFIL。指定されたファイルで stat 操作を実行しようとしましたが、失敗しました。正しいファイルとユニットが指定されていることを確認してください。 |
120 | severe (120): Operation requires seek ability
FOR$IOS_OPEREQSEE。シーク操作を実行する機能を必要とするファイルで操作を実行しようとしました。正しいユニット、ディレクトリ・パス、およびファイルが指定されていることを確認してください。 |
138 1 | severe (138): Array index out of bounds (SIGILL)
FOR$IOS_BRK_RANGE。ブレーク例外が SIGTRAP 信号を生成しました (signal(3) を参照) 。コア・ダンプ・ファイルが作成されました。 原因は、配列の次元境界を超える配列添字です。 -check bounds オプションを使用して (decfort_dump_flag 環境変数で設定することができます) 再コンパイルするか、またはコア・ダンプ・ファイルを調べて、エラーの原因となったソースコードを確認してください。 |
139 1 | severe (139): Array index out of bounds for index nn (SIGILL)
FOR$IOS_BRK_RANGE2。ブレーク例外が SIGTRAP 信号を生成しました (signal(3) を参照)。コア・ダンプ・ファイルが作成されました。 原因は、配列インデックス n の次元境界を超える配列添字です。 -check bounds オプションを使用して (decfort_dump_flag 環境変数で設定することができます) 再コンパイルするか、またはコア・ダンプ・ファイルを調べて、エラーの原因となったソースコードを確認してください。 |
140 1 | severe (140): Floating inexact
FOR$IOS_FLTINE。浮動小数点算術演算または変換演算の結果が、数学的に正確な結果と異なります。IEEE 演算の丸められた結果が不正確な場合に、このエラーが通知されます。 |
144 1 | severe (144): reserved operand
FOR$IOS_ROPRAND。インテル Fortran RTL が予約オペランドを検出しました。この問題をインテルに報告してください。 |
145 1 | severe (145): Assertion error
FOR$IOS_ASSERTERR。インテル Fortran RTL がアサーション・エラーを検出しました。この問題をインテルに報告してください。 |
146 1 | severe (146): Null pointer error
FOR$IOS_NULPTRERR。アドレスが設定されていないポインタを使用しようとしました。ソース・プログラムを修正して、再コンパイルおよび再リンクを行なってください。 |
147 1 | severe (147): stack overflow
FOR$IOS_STKOVF。インテル Fortran RTL がプログラムの実行中にスタック・オーバーフローを検出しました。 |
148 1 | severe (148): String length error
FOR$IOS_STRLENERR。文字列操作で、利用可能な文字列長を超える整数値がコンテキストに含まれています。 -check bounds オプションを使用して (decfort_dump_flag 環境変数で設定することができます) 再コンパイルするか、または core ファイルを調べて、エラーの原因となったソースコードを確認してください。 |
149 1 | severe (149): Substring error
FOR$IOS_SUBSTRERR。配列添字が配列に設定された次元境界を超えています。 -check bounds オプションを使用して (decfort_dump_flag 環境変数で設定することができます) 再コンパイルするか、または core ファイルを調べて、エラーの原因となったソースコードを確認してください。 |
150 1 | severe (150): Range error
FOR$IOS_RANGEERR。利用可能な範囲を超える整数値がコンテキストに含まれています。 |
151 1 | severe (151): Allocatable array is already allocated
FOR$IOS_INVREALLOC。既に割り当てられている割付け配列を割り当てることはできません。再び割り当てを可能にするには、配列の割り当てを解除する必要があります。 |
152 1 | severe (152): Unresolved contention for Intel Fortran RTL global resource
FOR$IOS_RESACQFAI。再入可能ルーチンのためのインテル Fortran RTL グローバル・リソースの獲得に失敗しました。 マルチスレッド・プログラムの場合、要求されたグローバル・リソースはプログラムの別のスレッドによって使用されています。 非同期ハンドラを使用するプログラムの場合、要求されたグローバル・リソースがプログラムの呼出し側 (メイン・プログラムなど) によって使用されているにも関わらず、非同期ハンドラが同じグローバル・リソースを取得しようとしました。 |
153 1 | severe (153): Allocatable array or pointer is not allocated
FOR$IOS_INVDEALLOC。Fortran-90 割付け配列またはポインタは、割り当てを解除する前に、割り当てられている必要があります。再び割り当てを解除する前に、配列またはポインタを割り当てる必要があります |
173 1 | severe (173): A pointer passed to DEALLOCATE points to an array that cannot be deallocated
FOR$IOS_INVDEALLOC2。DEALLOCATE に渡されたポインタが、明示的配列、配列スライス、または DEALLOCATE 文で割り当てを解除できなかったメモリの他の型を指しています。以前に ALLOCATE 文で割り当てられた配列全体に対してのみ、DEALLOCATE 文に渡すことができます。 |
174 1 | severe (174): SIGSEGV, message-text
FOR$IOS_SIGSEGV。このエラー番号には、次の 2 種類のメッセージのうち 1 つが発行されます。
|
175 1 | severe (175): DATE argument to DATE_AND_TIME is too short (LEN=n), required LEN=8
FOR$IOS_SHORTDATEARG。DATE_AND_TIME 組込み関数への DATE 引数に関連付けられた文字数が、要求された長さよりも短すぎました。この引数として渡す文字数を少なくとも 8 文字に増やす必要があります。また、TIME および ZONE 引数の文字数が、最小値を満たしていることを確認してください。 |
176 1 | severe (176): TIME argument to DATE_AND_TIME is too short (LEN=n), required LEN=10
FOR$IOS_SHORTTIMEARG。TIME_AND_TIME 組込み関数への TIME 引数に関連付けられた文字数が、要求された長さよりも短すぎました。この引数として渡す文字数を少なくとも 10 文字に増やす必要があります。また、DATE および ZONE 引数の文字数が、最小値を満たしていることを確認してください。 |
177 1 | severe(177): ZONE argument to DATE_AND_TIME is too short (LEN=n), required LEN=5
FOR$IOS_SHORTZONEARG。ZONE_AND_TIME 組込み関数への ZONE 引数に関連付けられた文字数が、要求された長さよりも短すぎました。この引数として渡す文字数を少なくとも 5 文字に増やす必要があります。また、DATE および TIME 引数の文字数が、最小値を満たしていることを確認してください。 |
178 1 | severe(178): Divide by zero
FOR$IOS_DIV。浮動小数点または整数のゼロ除算例外が発生しました。 |
179 1,4 | severe(179): Cannot allocate array---overflow on array size calculation
FOR$IOS_ARRSIZEOVF。配列領域の動的割り当てに失敗しました。要求した領域サイズがアドレス可能なメモリサイズを超えています。 |
256 | severe (256): Unformatted I/O to unit open for formatted transfers
FOR$IOS_UNFIO_FMT。OPEN 文 (FORM 指定子) で書式付きファイルであることを指定したユニットに対して、書式なし I/O を実行しようとしました。正しいユニット (ファイル) が指定されていることを確認してください。 FORM 指定子が OPEN で指定されておらず、ファイルに書式なしデータが含まれている場合は、OPEN 文で FORM= ' UNFORMATTED ' を指定してください。それ以外の場合は、必要であれば書式付き I/O (リスト指定 I/O またはネームリスト I/O など) を使用します。 |
257 | severe (257): Formatted I/O to unit open for unformatted transfers
FOR$IOS_FMTIO_UNF。OPEN 文 (FORM 指定子) で書式なしファイルであることを指定したユニットに対して、書式付き I/O (リスト指定 I/O またはネームリスト I/O など) を実行しようとしました。正しいユニット (ファイル) が指定されていることを確認してください。 FORM 指定子が OPEN で指定されておらず、ファイルに書式付きデータが含まれている場合は、OPEN 文で FORM= ' FORMATTED ' を指定してください。それ以外の場合は、必要であれば書式なし I/O を使用します。 |
264 | severe (264): operation requires file to be on disk or tape
FOR$IOS_OPERREQDIS。端末またはパイプなどのデバイスで BACKSPACE 文を使用しようとしました。 |
265 | severe (265): operation requires sequential file organization and access
FOR$IOS_OPEREQSEQ。ファイル編成がシーケンシャル編成ではないファイル、またはアクセスがシーケンシャル・アクセスではないファイルで BACKSPACE 文を実行しようとしました。BACKSPACE 文はシーケンシャル・アクセスで開かれたシーケンシャル・ファイルでのみ使用することができます。 |
266 1 | error (266): Fortran abort routine called
FOR$IOS_PROABOUSE。プログラムを終了するために abort を呼び出しました。 |
268 1 | severe (268): End of record during read
FOR$IOS_ENDRECDUR。EOR 分岐指定子が指定されていないノン・アドバンシング I/O READ 文の実行中に、レコード終了 (EOR) 条件が検出されました。 |
297 1 | info (297): nn floating invalid traps
FOR$IOS_FLOINVEXC。プログラムの実行中に検出された浮動小数点の不正なデータトラップの総数は、nn でした。この要約メッセージはプログラムの終了時に表示されます。 |
298 1 | info (298): nnfloating overflow traps
FOR$IOS_FLOOVFEXC。プログラムの実行中に検出された浮動小数点のオーバーフロー・トラップの総数は、nn でした。この要約メッセージはプログラムの終了時に表示されます。 |
299 1 | info (299): nnfloating divide-by-zero traps
FOR$IOS_FLODIV0EXC。プログラムの実行中に検出された浮動小数点のゼロ除算トラップの総数は、nn でした。この要約メッセージはプログラムの終了時に表示されます。 |
300 1 | info (300): nnfloating underflow traps
FOR$IOS_FLOUNDEXC。プログラムの実行中に検出された浮動小数点のアンダーフロー・トラップの総数は、nn でした。この要約メッセージはプログラムの終了時に表示されます。 |
脚注:
1 IOSTAT で返されないエラーを示します。