インストール・パッケージには以下のコンポーネントが含まれています:
<インストール先ディレクトリ>/doc/ccompindex.htm
)インテル・コンパイラを使用して、Pentium 4 プロセッサおよび Itanium プロセッサ用にアプリケーションを最適化する方法については、『Optimizing Applications with the Intel C++ and Fortran Compilers for Windows* and Linux*』(英語) を参照してください。インテルのソフトウェア開発製品の詳しい情報については、http://www.intel.com/jp/developer/software/products/ を参照してください。
<インストール先ディレクトリ>/doc/ccompindex.htm
) が提供されています。
Itanium ベース・アプリケーション開発用インテル C++ コンパイラ
Itanium ベース・アプリケーション開発用インテル C++ コンパイラは、以下の内容で構成されています:
<インストール先ディレクトリ>/doc/ccompindex.htm
) が提供されています。コンパイラ・ドライバ
C コンパイラ・ドライバ (icc
) は、ファイル名の拡張子に基づいて使用する言語を判断します。ただし、事前処理されたファイル (*.i
) をコンパイルする場合、icc
ドライバは C 言語を想定し、C++ ドライバの icpc
は C++ 言語を想定します。C++ アプリケーションには、C++ コンパイラ・ドライバを使用することを推奨します。C (icc) コンパイラと C++ (icpc) コンパイラは、以前のリリースと同様、C/C++ の両アプリケーションに対して、C ライブラリではなく C++ ライブラリを常にリンクします。
ecc
から icc
、ecpc
から icpc
に変更されたことに注意してください。現在、以前のドライバ名はサポートされていますが、今後、廃止される可能性がありますのでご注意ください。/usr/lib/crt1.o: In function `_start':
/usr/lib/crt1.o(.text+0x18): undefined reference to `main'
icc: Command line error: no files specified; for help type "icc -help"
export LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:<インストール先ディレクトリ>/lib
" と入力する。ldconfig
システム・ユーティリティを使用する。(注: ユーティリティの実行には、root ユーザ権限が必要です。)<インストール先ディレクトリ>/bin/icc.cfg
を変更する。
error while loading shared libraries: libcprts.so.5: cannot open shared object file: No such file or directory
HT テクノロジ インテル Pentium 4 プロセッサ (SSE3 対応) は新世代の IA-32 プロセッサです。このプロセッサは、複素数データ型、浮動小数点から整数への変換、および水平加算を含むベクトル化ループのパフォーマンスを向上させる新しい "SSE3" 命令セットをサポートします。
Linux 版インテル C++ コンパイラ 8.0 には、この新しいプロセッサ向けに最適化する機能が追加されています。この機能には、プロセッサ用に命令や組込み関数を生成する -xP
オプションや -axP
オプション、インライン・アセンブリ、"future_cpu_10"
による手動 CPU ディスパッチのサポートなどが含まれます。
詳細は、『インテル® C++ コンパイラ・ユーザーズ・ガイド』の「最適化」のセクションを参照してください。
新規の -cxxlib-gcc
オプションを使用すると、gcc が提供する C++ ランタイム・コンポーネントを使用してアプリケーションをビルドできます。gcc の C++ ランタイムには、libstdc++ 標準 C++ ヘッダファイル、ライブラリ、および言語サポートが含まれています。このオプションが指定された場合は、libcprts 標準 C++ ヘッダ、ライブラリ、およびインテル・コンパイラが提供する libcxa と libunwind の C++ 言語サポートの代わりに上記のコンポーネントが使用されます。
-cxxlib-gcc
オプションでアプリケーションのコンパイルとリンクを行って生成された C++ オブジェクト・ファイル、ライブラリ、実行ファイルは、gcc 3.2 で生成された C++ オブジェクト・ファイル、ライブラリ、実行ファイルと相互運用が可能です。これは、インテル・コンパイラ 8.0 で生成された C++ コードが gcc 3.2 でビルドされたサードパーティの C++ ライブラリとともに使用できることを意味します。
__GNUC__、__GNUC_MINOR__
、および GNUC_PATCHLEVEL__
の各マクロが定義されています。これらのマクロを定義しない場合は、-no-gcc
オプションを指定してください。さらに、Linux 版インテル C++ コンパイラのこのバージョンでは、ご使用の Linux に付属の C ヘッダが使用されます (Itanium アプリケーション用の Itanium コンパイラでのみ使用される 2 つの小さな代用ヘッダを除く)。また、-ansi
言語モードを使用する場合は、-cxxlib-gcc
スイッチにより、Gnu C++ ライブラリ・ヘッダがコンパイルされるようになりました。
デフォルトでは、インテル・ コンパイラ 8.0 の事前定義マクロの -D__NO_INLINE__
と -D__NO_STRING_INLINES
を除き、gcc 3.2 で使用されているパスと同じヘッダのパス (条件付きコード) が使用されます。これらの事前定義マクロは、gcc 3.2 との相互運用性には影響がありません。
GNU C++ min/max 演算子が実装されました。詳細は、 http://gcc.gnu.org/onlinedocs/gcc/Min-and-Max.html (英語) を参照してください。
新規に実装された gcc 属性は次のとおりです:
インテル C++ コンパイラ 8.0 には多くの gcc 組込み関数が実装されています。gcc 組込み関数に関しては、http://gcc.gnu.org/onlinedocs/gcc/Other-Builtins.html (英語) を参照してください。サポートされている gcc 組込み関数のリストは、「インテル® C++ コンパイラ・ユーザーズ・ガイド」にあります。
-ansi
スイッチの更新-ansi
スイッチが更新され、同じ名前の gcc コマンドライン・オプションと互換性が保たれるようになりました。インテル・コンパイラは、-strict_ansi
コマンドライン・オプションで、より厳しい ISO C および C++ へのセマンティクスの適合性をサポートします。CPATH、C_INCLUDE_PATH、CPLUS_INCLUDE_PATH
-I
オプションに変換します。DEPENDENCIES_OUTPUT、SUNPRO_DEPENDENCIES
Linux 版インテル C++ コンパイラでは、プリコンパイル済みヘッダの手動処理と自動処理がともにサポートされるようになりました。適切な状況下でこの機能を使用することにより、コンパイル時間を大幅に短縮できます。詳細は、ユーザーズ・ガイドを参照してください。
プリコンパイル済みヘッダの自動処理を行うには、コンパイル・オプションに -pch
を追加します。1 回目のコンパイルでは .pchi
ファイルの作成に多少時間がかかりますが、2 回目以降のコンパイルでは、作成された .pchi
ファイルを利用できるため、処理速度が向上します。
> icc -c -pch file1.cpp
"file1.cpp": creating precompiled header file "file1.pchi"
> icc -c -pch file1.cpp
"file1.cpp": using precompiled header file "file1.pchi"
ディスク容量に制限がある場合、プリコンパイル済みヘッダの数を 1 つにすることができます。これを行うには、新しいヘッダファイル common.h を作成して、次の例のように重要なヘッダを含めます。common.h:
#include "myheader1.h"
#include "myheader2.h"
#include <iostream>
各ソースファイルに common.h
を含めて、その直後に #pragma hdrstopIn
を含めます。
file1.cpp:
#include "common.h"
#pragma hdrstop
#include "otherheader1.h"
file2.cpp:
#include "common.h"
#pragma hdrstop
#include "otherheader2.h"
コンパイル:
> icc -c -pch file1.cpp
"file1.cpp": creating precompiled header file "file1.pchi"
> icc -c -pch file2.cpp
"file2.cpp": using precompiled header file "file1.pchi"
プリコンパイル済みヘッダは 1 つしか作成されないため、使用するディスク容量が減少し、コンパイル時間を短縮できます。
-ip
オプションおよび -ipo
オプションのデバッグサポートの向上-ip
オプションおよび -ipo
オプションのデバッグサポートが向上しました。一部の変数の情報が利用できます (ただし、最適化の影響により、値が必ずしも正確であるとは限りません)。-Wbrief
は、1 行の簡単な診断を出力します。-Wcheck
は、移植不能な構造の診断を有効にします。-Wp64
は、64 ビット・ポーティングの特定の警告を有効にします。-fpstkchk
libguide
libguide
ライブラリは、デバッグすることが難しいパフォーマンス問題を引き起こす可能性があります。コンパイラ 8.0 では、コマンドライン・オプションに関わらず、libguide
を動的にリンクします。インテル・コンパイラのコード・カバレッジ・ツールをさまざまな方法で活用して、開発効率を改善し、問題を減少し、アプリケーションのパフォーマンスを向上させることができます。ツールをテストスペースのアプリケーション・プロファイルに適用すると、カバレッジ情報に基づいてテストの全体の質を測定することができます。同様に、パフォーマンス・ワークロードのプロファイルに適用すると、コード・カバレッジ情報により実行されたワークロードが、アプリケーションの重要なコードをどの程度カバーするかを把握できます。インテル・コンパイラが提供するプロファイルに基づく最適化の利点を享受するには、パフォーマンス・クリティカルなモジュールの高いカバレッジが必要です。また、このツールは、アプリケーションの各基本ブロックの動的実行カウントを表示して、カバレッジとパフォーマンス・チューニングの両方に有用な情報を示すオプションを提供します。カバレッジ・ツールは、アプリケーションの 2 つの異なる実行におけるプロファイルを比較できます。この機能は、アプリケーションがカスタマなどによってテストスペース外で実行される場合、アプリケーションのテストでカバーされないアプリケーションのコードの部分を検索するのに使用することができます。
インテル・コンパイラのコード・カバレッジ・ツールは、Windows/Linux 上のインテル® アーキテクチャ 32 ビット・プロセッサ・ファミリおよび Itanium プロセッサ・ファミリでサポートされます。また、C、C++、および Fortran をシームレスにサポートします。
インテル・コンパイラのコード・カバレッジ・ツールは、32 ビット・インテル・アーキテクチャおよび Windows と Linux での Itanium プロセッサ・ファミリでサポートされます。また、C、C++、および Fortran をシームレスにサポートします。
詳細に関しては、次のリンクを参照してください: http://www.intel.com/software/products/compilers/techtopics/pgt.htm (英語)
.il
).il
ファイルには、バージョン番号が割り当てられます。コンパイラは、同じバージョンの .il
ファイルのみを処理します。バージョン番号はビルド処理の一部として、自動的に生成され、更新されます。-nostdlib
を指定した場合やインテル C++ コンパイラのドライバからではなく、直接リンカを呼び出したことにより、標準のインテル・ライブラリに対してリンクが行われない場合の問題について次に説明します。インテル C++ コンパイラは、_intel_fast_memcpy
と _intel_fast_memset
の 2 つのルーチンを使用して、ソースコードでは __builtin_memcpy
と __builtin_memset
にマクロ展開されていない memcpy 演算と memset 演算を行います。これらは、libirc
にあります。gcc
コンパイラを使用してアプリケーションをリンクしたり、リンカ ld
を直接呼び出すと、これらの 2 つのルーチンが未解決のシンボルになります。このため、コンパイル・フェーズで使用したコンパイラ・オプションと同じものを使用して、インテル C++ コンパイラでリンクすることを推奨します。ただし、これらのルーチンを未定義の外部参照とみなす場合は、-lirc
をリンク行に追加するか、または memcpy
および memset
が組込み形式にマクロ展開されるようにインクルードを変更して、再コンパイルします。IA-32 ベース・アプリケーション用インテル C++ コンパイラは、任意のプログラムのメインルーチンから intel_proc_init
ルーチンを呼び出し、プロセッサが正しく設定されるようにします。また、このルーチンは libirc
にも含まれています。これらのルーチンは glibc
からのエントリポイントを使用するので、コマンドラインでは -lirc
を -lc
の前に配置する必要があります。
gcc
の動作と一致するように変更されています。const データは読み込み専用データ・セクションに配置され、文字列リテラルも同様に読み込み専用セクションに配置されます。以前の動作に依存するアプリケーションには、8.0 のバージョンで追加された -fwritable-strings
コンパイラ・オプションを使用する必要があります。Itanium コンパイラの 7.1 バージョンでは、書き込み可能なデータ・セクションに、すべての次元定数と文字列リテラルが配置されています。8.0 のリリースでは、デフォルト動作は gcc の動作に一致するように変更されています。次元 const データは読み取り専用データ・セクションに配置され、文字列リテラルも読み込み専用セクションにデフォルトで配置されます。以前の動作に依存するアプリケーションには、このバージョンで追加された -fwritable-strings
コンパイラ・オプションを使用する必要があります。
-fwritable-strings
オプションは、文字列リテラルを書き込み可能なデータ・セクションに配置する gcc と互換性があるオプションです。これは、文字列への書き込みを前提とするアプリケーションの下位互換のために提供されています。
-O3、-ipo
および -openmp
などの高度な最適化でコンパイルする場合は、相当な量の RAM が必要になります。インテル C++ コンパイラのインストール・スクリプトは、システム・ユーティリティ RPM を使用してファイルをインストールします。RPM 4.0.2 および RPM 4.1 の両方に制限があるので注意してください。詳細は「既知の制限事項」を参照してください。
注: サポート・サービスの有効期間内であれば、Linux 版インテル C++ コンパイラのバージョン 6.0.1 または 7.1 のライセンスを 8.0 でもそのまま使用できます。
インストール前に、以下の手順に従ってライセンス・ファイルをセットアップしてください。
.lic
" です。/opt/intel_cc_80/licenses/
untar
) します。> untar -xvf l_cc_p[c]_8.0.xxx.tar
> untar -zxvf l_cc_p[c]_8.0.xxx.tar.gz
> source ./install.sh
32 ビット・アプリケーション用インテル・コンパイラ
(IA-32 システムにインストールする場合) またはItanium アーキテクチャ用インテル・コンパイラ
(Itanium ベース・システムにインストールする場合)Linux アプリケーションのデバッガ
-U --replacefiles
を使用することを推奨します。デフォルトのインストール・ディレクトリは、インテル C++ コンパイラでは /opt/intel_cc_80/
、インテル・デバッガでは /opt/intel_idb_xx/
です (xx: は "idb -V
" を実行すると表示される、idb のバージョン番号です)。'x'
を入力してインストール・スクリプトを終了します。(install.sh)
は、これらの変数を設定するコンパイラ環境スクリプト・ファイル (iccvars.sh/ idbvars.sh)
を作成します。これらのスクリプト・ファイルをログイン・スクリプト (.login
ファイル) に追加することを強く推奨します。".login"
ファイルで一旦、変数が設定されれば、セッションごとにスクリプト・ファイルを実行する必要がなくなります。コンパイラ環境を設定するスクリプトの実行
> source <install-dir>/bin/iccvars.sh(.csh)
> source <install-dir>/bin/idbvars.sh(.csh)
また、インストール・プログラムにより、すべてのコンパイル処理に共通の設定を含むコンパイラ設定ファイル (<インストール先ディレクトリ>/bin/icc.cfg
) が IA32 システムまたは Itanium ベース・システム上に作成されます。これらのファイルを編集して、デフォルトのオプションを追加することができます。
注: コンパイラのアップデート・パッケージをインストールする場合は、変更した設定ファイルを別のファイル名で保存し、ファイルが上書きされないようにする必要があります。
製品のインストールが完了したら、サポートへ登録してください。登録方法については、「テクニカル・サポート」を参照してください。
<compiler-install-dir>/bin/uninstall.sh
/opt/intel_cc_80/bin/uninstall.sh
<debugger-install-dir>/bin/uninstall.sh
/opt/intel_idb_73/bin/uninstall.sh
RPM 4.0.2 および RPM 4.1 インストール時のエラーについて
RPM 4.0.2 はデフォルト以外のディレクトリにはインストールできません。この問題は RPM 4.0.3 で修正されています。また、RPM 4.1 もデフォルト以外のディレクトリにはインストールできません。この問題は RPM 4.11 から 4.2 で修正されています。
インテル・デバッガのバージョン 7.3 のインストールについて
インテル C++ コンパイラ 8.0 パッケージから IA-32 または Itanium ベース・アプリケーション用インテル・デバッガのバージョン 7.3 をインストールする場合、既にインストールされているインテル・デバッガのバージョン 7.1 または 7.2 は、7.3 にアップグレードされます。
Red Hat* Linux 9 の NPTL ベース pthreads ライブラリ
一部のスレッド化 (OpenMP を含む) アプリケーションでは、Red Hat Linux 9 で導入された新しい NPTL ベース pthreads ライブラリにリンクすると、問題が生じる場合があります。これは、環境変数 LD_ASSUME_KERNEL=2.4.19
を設定することにより、解決できることがあります。この設定は、NPTL を実装していない以前の pthreads ライブラリ・バージョンを使用します。
FLEXlm ライセンス・デーモン
FLEXlm ライセンス・デーモンは、Red Hat Linux 9 または Red Hat Enterprise Linux* 3.0 が動作しているシステムでは現在サポートされていません。このデーモンはフローティング・ライセンスを使用している場合のみ必要で、この場合は、サポートされる他のオペレーティング・システムで動作するシステムにライセンス・サーバをインストールしなければなりません。サーバを必要としないシングル・ユーザ・ライセンスを使用している場合は、影響ありません。
OpenMP の制限事項 大きなサイズのスタックを必要とする POSIX スレッドのプログラムの場合、一部の Linux のバージョンでは正常に動作しないことがあります。これは、Linux の POSIX スレッド・ライブラリのバージョンによっては、ハードコード化されたスタックサイズに制限があるためです。インテル・コンパイラでは POSIX スレッド・ライブラリを使用して OpenMP ベースおよび自動生成による並列化を実装しているため、上記の制約は OpenMP プログラム (-openmp
)、およびインテル・コンパイラで自動生成された並列プログラム (-parallel
) にも適用されます。通常、スタックの容量制限を超過したスレッド・プログラムを実行すると、セグメンテーション違反またはアドレシング・エラーが発生します。
この制約を回避するには、FLOATING_STACKS
パラメータを定義した glibc、通常はバージョン 2.2.4 以降 (IA-32、Itanium プロセッサ・ファミリとも) を使用するようにしてください。そして、ulimit -s ....
コマンドを実行して最大シェル・スタック・サイズを十分な大きさの値 (単位:KB) に設定し、さらに環境変数 KMP_STACKSIZE
を必要なスレッド・スタック・サイズ (単位:バイト) に設定してください。なお、シェル・スタック・サイズの最大値を unlimited と指定すると固定値に設定されてしまうため、問題を回避することができません。bash シェルでは、ulimit -s
コマンドを使用して最大スタックサイズを設定できるのは 1 回のみであることに注意してください。C シェル (csh) では、ulimit -stacksize
を使用することで、最大スタックサイズを何回でもリセットできます。KMP_STACKSIZE
のデフォルト値は IA-32 の場合は 2 MB、Itanium ベース・システムの場合は 4 MB にまで引き上げられています。
上記の回避方法は RedHat 7.2 Linux ディストリビューションの glibc バージョン 2.2.4-13 (IA-32 用) および glibc 2.2.4-19 (Itanium プロセッサ・ファミリ版) で検証済みです。IA-32 版の glibc 2.2.4-13 に関しては、POSIX スレッド・ライブラリの共用バージョンを必ず使用してください (コンパイラの .cfg ファイル、またはコマンド・ラインで -static フラグを使用しないでください)。
OpenMP とプロファイルに基づく最適化をともに行うと、プロファイル (.dyn
ファイル) の生成のために、実行時間が長くなることがあります。これは既知の問題です。このバージョンのインテル C++ コンパイラでは、OpenMP と組み合わせてプロファイルに基づく最適化を行うことは推奨しません。
-g
とインライン化を組み合わせた場合のコンパイル時間の増加 -g
をインライン化と組み合わせて使用すると、コンパイル時間が長くなります。-ipo、-ip
を指定した場合や -O1
以上のオプション・レベルで C++/C99
プロブラムをコンパイルする場合、インライン化が発生します。これはデバッグ情報が生成されるためです。多くのアプリケーションでは、このコンパイラ・オプションの組み合わせは、コンパイル時間またはコンパイル時のメモリ容量を増加させません。最新バージョンのインテル C++ コンパイラに関する既知の制限事項および注意事項については、以下のリンク先を参照してください。
[Registration Center]
をクリックして登録します。
インテル C++ コンパイラのユーザ・フォーラム、FAQ、ヒント、およびその他のサポート情報は、http://support.intel.com/support/performancetools/c/linux/ (英語) を参照してください。サポート情報全般については、http://www.intel.com/software/products/support/ を参照してください。
[Submit]
ボタンをクリックします。[I Accept]
ボタンを押します。[Product]
ドロップダウン・リストの隣の [Go]
ボタンをクリックします。[Submit Issue]
リンクをクリックします。[Product Type]
ドロップダウン・リストから [Development Environment (tools,SDV,EAP)]
を選択します。[Product Name]
ドロップダウン・リストから [Intel C++ Compiler, Linux*]
を選択します。> uname -a
> rpm -qa | grep glibc
rpm
をインストールしている場合は、下記のコマンドを実行します:> ls /lib/libc*
下記のコマンドで、インテル C++ コンパイラのパッケージ ID を取得します:
> icc -V -c
出力された [Package ID] (例:.l_cc_p[c]_8.0.xxx
) をプレミア・サポートの適切なフィールドにコピーします。また、問題の解決に役立つと思われる事項はすべてお伝えください。
<package ID>_README
(例: l_cc_p[c]_8.0.xxx_README
) を参照してください。
ドキュメントは、<インストール先ディレクトリ>/doc
(デフォルト: /opt/intel_cc_80/doc
) ディレクトリにインストールされます。HTML 版のドキュメント・インデックスは、<インストール先ディレクトリ>/doc/ccompindex.htm
(デフォルト: /opt/intel_cc_80/doc/ccompindex.htm
) です。インタラクティブ形式 (HTML ベース) のトレーニング・チュートリアル、『Enhancing Performance with Intel Compilers』(英語) もドキュメント・インデックスのリンクからアクセスできます。このチュートリアルでは、IA-32 および Itanium ベース・システムにおけるアプリケーションの最適化に役立つコンパイラ・オプションと Itanium アセンブラについて説明します。『Intel® Debugger Manual』(英語) は、インテル・デバッガの doc ディレクトリにあります (デフォルトのディレクトリは、/opt/intel_idb_xx/doc
です。xx: は、"idb -V
" を実行すると表示される、idb のバージョン番号です)。
『インテル® C++ コンパイラ・ユーザーズ・ガイド』は、次のように複数のドキュメントで構成されています:
GNU glibc C 言語ライブラリについての情報は、Linux OS のベンダ、または GNU の Web サイト www.gnu.org でドキュメントを入手してください。
icc
(1) manpage では、コマンドライン・オプションおよび icc
と icpc
コンパイラ・コマンドに関する情報のリストが提供されています。icc
(1) manpage を表示するには、<インストール先ディレクトリ>/bin/iccvars.*sh
ファイルを実行する source コマンドを使用して環境を設定してから、次のコマンドを入力してください:
$ man icc
man
コマンドは、表示された内容のスクロール、文字列の検索、特定の場所へのジャンプ、その他の機能を実行する単一キーまたはキーの組み合わせを提供します。例えば、z
を入力すると次の画面、w
を入力すると前の画面を表示します。man コマンドのヘルプを表示するには、h
キーを入力します。ヘルプを閉じるには、q
キーを入力して、表示されている manpage に戻ります。検索するには、/
文字を入力してから検索する文字列 (/string
) を入力して、Enter を押します。man コマンドのテキストの表示後、q
を押してシェル・コマンドのプロンプトに戻ります。xpdf
ユーティリティ (検索機能を含む) または gv コマンドを使用するか、Adobe Acrobat Reader をインストールします。一部の Linux ディストリビューションでは、mozilla を使用して PDF helper により PDF ファイルが表示されます。[編集] - [設定] - [Navigator] - [アプリケーション] - [新規]
説明: Portable Document Format
MIME タイプ: application/pdf
拡張子: pdf
アプリケーション: acroread %s
または、ホーム・ディレクトリの .mailcap
ファイルに次の行を追加して、acroread を設定することもできます。
application/pdf; acroread %s
Netscape ブラウザのバージョンによっては、[自動的に画像を読み込む] ([編集] - [設定] - [詳細] - [自動的に画像を読み込む]
) のオプションを無効にしておかないと、HTML ドキュメント・ファイルを開く際にブラウザがフリーズすることがあります。この場合、ドキュメントの画像をブラウザで表示するには各画像をクリックする必要があります。
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