-ipo_c と -ipo_S オプションは、マルチファイル IPO の効果を分析する場合や、完成したプログラムになる前の複数のモジュール間でマルチファイル IPO の実験をする場合に便利です。
複数のファイル全体にわたって最適化を行い、オブジェクト・ファイルを生成するには、-ipo_c オプションを使用します。このオプションを使用すると、-ipo の解説で述べた最適化処理を行いますが、最後のリンク段階に進む前にその処理は停止し、最適化されたオブジェクト・ファイルはそのまま残ります。このファイルのデフォルト名は ipo_out.o です。
複数のファイル全体にわたって最適化を行い、アセンブリ・ファイルを生成するには、-ipo_S オプションを使用します。このオプションを使用すると、-ipo の解説で述べた最適化処理を行いますが、最後のリンク段階に進む前にその処理は停止し、最適化されたアセンブリ・ファイルはそのまま残ります。このファイルのデフォルト名は ipo_out.s です。
「関数のインライン展開」も参照してください。