コンパイラは、プロファイル・サマリ情報を調べるためにソースファイルへのフルパスを使用します。このため、デフォルトでは、次の場合に問題が発生します:
アプリケーション・ソースの移動、およびプロファイル・サマリ・ファイルの共有を可能にするには、-src_old および -src_new オプションを指定して profmerge ツールを使用します。
例:
prompt>profmerge -prof_dir <p1> -src_old <p2> -src_new <p3>
各アイテムの意味は次のとおりです:
上記のコマンドは pgopti.dpi ファイルを読みます。profmerge ツールは、pgopti.dpi ファイル中の <p2> プリフックスではじまるソースパスを <p3> に置換します。pgopti.dpi ファイルは、新しいソースパス情報で更新されます。
pgopti.dpi ファイルに対して profmerge ツールを複数回実行することができます (例えば、ソースファイルが複数のディレクトリにある場合)。
例:
prompt>profmerge -prof_dir -src_old /src/prog_1 -src_new /src/prog_2
prompt>profmerge -prof_dir -src_old /proj_1 -src_new /proj_2
-src_old と -src_new に指定する値では大文字と小文字は区別されません。 同様に、右上がりスラッシュ (/) とバックスラッシュ (\) 文字は同一の文字として扱われます。
profmerge のソース再配置機能は pgopti.dpi ファイルを修正するため、ソースの再配置を行う前にファイルをバックアップしておくとよいでしょう。