-tpp{5|6|7} オプションは、アプリケーションのパフォーマンスを特定のインテル・プロセッサ向けに最適化します。最適化を行ったアプリケーションは、下記の表で記述されているプロセッサ上でも実行することができます。インテル® C++ コンパイラには、gcc* 互換バージョンの -tpp オプションが含まれています。これらのオプションは、gcc* バージョン欄に示します。
オプション | gcc* バージョン | 最適化の対象 |
---|---|---|
-tpp5 | -mcpu=pentium | インテル® Pentium® プロセッサ |
-tpp6 | -mcpu=pentiumpro | インテル Pentium Pro プロセッサ、インテル Pentium II プロセッサ、およびインテル Pentium III プロセッサ |
-tpp7 | -mcpu=pentium4 | インテル Pentium 4 プロセッサ、インテル Pentium M プロセッサ、HT テクノロジ インテル Pentium 4 プロセッサ (SSE3 対応) |
注
-tpp7 オプションはデフォルトでオンです。
次の呼び出しはすべて、Pentium 4 プロセッサ向けにアプリケーションを最適化します。これらの結果は Pentium、Pentium Pro、Pentium II および Pentium III プロセッサ上でも実行することができます。
prompt>icpc prog.cpp
prompt>icpc -tpp7 prog.cpp
prompt>icpc -mcpu=pentium4 prog.cpp
-tpp{1|2} オプションは、アプリケーションのパフォーマンスを特定のインテル Itanium プロセッサ向けに最適化します。最適化を行ったアプリケーションは、下記の表で記述されているプロセッサ上でも実行することができます。インテル C++ コンパイラには、gcc* 互換バージョンの -tpp オプションが含まれています。これらのオプションは、gcc* バージョン欄に示します。
オプション | gcc* バージョン | 最適化の対象 |
---|---|---|
-tpp1 | -mcpu=itanium | Itanium プロセッサ |
-tpp2 | -mcpu=itanium2 | Itanium 2 プロセッサ |
注
-tpp2 オプションはデフォルトでオンです。
次の呼び出しはすべて、Itanium 2 プロセッサ向けにアプリケーションを最適化します。これらの結果は Itanium プロセッサ上でも実行することができます。
prompt>icpc prog.cpp
prompt>icpc -tpp2 prog.cpp
prompt>icpc -mcpu=itanium2 prog.cpp