コマンドラインからのコンパイラの起動

コマンド・ラインからインテル® C++ コンパイラを起動するには、次の 2 つの手順が必要です:

  1. 環境変数を設定する
  2. icc または icpc を使用してコンパイラを起動する

環境変数を設定する

コンパイラを実行する前に、環境変数を設定して、各種コンポーネントの場所を指定する必要があります。インテル C++ コンパイラには、環境変数の設定に使用することができるシェル・スクリプトが含まれています。デフォルトでコンパイラをインストールすると、これらのスクリプトは次の場所にあります:

環境スクリプトを実行するには、コマンドラインで次のいずれかを入力してください:

prompt>source /opt/intel_cc_80/bin/iccvars.sh

または

prompt>source /opt/intel_cc_80/bin/iccvars.csh

Linux* を起動したときにスクリプトを自動的に実行する場合は、スタートアップ・ファイルの最後にこのコマンドを追加します。

iccvars.sh 用のサンプル .bash_profile エントリ:

# set environment vars for Intel C++ compiler

source /opt/intel_cc_80/bin/iccvars.sh

icc または icpc を使用してコンパイラを起動する

icc または icpc のいずれかを使用してコマンドラインからインテル C++ コンパイラを起動することができます。呼び出しはそれぞれ、C++ ランタイム・ライブラリとヘッダファイルを含みます。C++ ランタイム・ライブラリとヘッダファイルが必要ない場合は、-no_cpprt オプションを使用してください。

コマンドライン構文

icc または icpc のいずれかを使用してインテル C++ コンパイラを起動する場合、次のコマンドを使用してください:

prompt>{icc|icpc} [options] file1 [file2 . . .] [linker options]

引数 説明
options 1 つ以上のコマンドライン・オプションを示します。コンパイラは、ハイフン (-) が先頭にある 1 文字以上の文字をオプションとして認識します。「オプションのクイック・リファレンス・ガイド」を参照してください。
file1, file2 . . . コンパイル・システムによって処理される 1 つ以上のファイルを示します。複数のファイルを指定することもできます。複数のファイルの区切りにはスペースを使用してください。
linker options リンカに渡されるオプションです。

例:

prompt>icpc -prec_div -axW my_source1.cpp my_source2.cpp -Bstatic