コマンドラインからインテル(R) C++ コンパイラーを起動するには、次の 2 つの手順が必要です。
コンパイラーを実行する前に、環境変数を設定して、各種コンポーネントの場所を指定する必要があります。インテル C++ コンパイラーには、source コマンドを使用して環境変数を設定できるシェルスクリプトが含まれています。デフォルトでコンパイラーをインストールすると、これらのスクリプトは次の場所にあります。
<install-dir>/bin/iccvars.sh
または
<install-dir>/bin/iccvars.csh
source コマンドを使用して環境スクリプトを実行するには、コマンドラインで次のいずれかを入力してください。
source <install-dir>/bin/iccvars.sh
または
source <install-dir>/bin/iccvars.csh
スクリプトを自動的に実行する場合は、スタートアップ・ファイルの最後にこのコマンドを追加します。
iccvars.sh 用のサンプル .bash_profile エントリーは次のとおりです。
# set environment vars for Intel C++ compiler
source /compilers/bin/iccvars.sh
iccvars.sh を実行しないでプログラムをコンパイルすると、コンパイルしたプログラムを実行するときに次のようなエラーが表示されます。
./a.out: error while loading shared libraries:
libimf.so: cannot open shared object file: No such file or directory
icc または icpc のいずれかを使用してコマンドラインからインテル C++ コンパイラーを起動することができます。
icc または icpc のいずれかを使用してインテル C++ コンパイラーを起動する場合、次のコマンドを使用してください。
{icc|icpc} [options] file1 [file2 ...]
引数 | 説明 |
---|---|
options | 1 つ以上のコマンドライン・オプションを示します。コンパイラーは、ハイフン (-) が先頭にある 1 文字以上の文字をオプションとして認識します。これには、リンカーオプションも含まれます。 |
file1, file2 ... | コンパイラーで処理する 1 つ以上のファイルを示します。複数のファイルを指定することもできます。複数のファイルの区切りにはスペースを使用してください。 |