ループの自動並列化のしきい値を設定します。
Windows: なし
Linux: [Optimization (最適化)] > [Auto-Parallelization Threshold (自動並列化のしきい値)]
Mac OS: [Optimization (最適化)] > [Auto-Parallelization Threshold (自動並列化のしきい値)]
IA-32、インテル(R) EM64T、インテル(R) Itanium(R) アーキテクチャー
Linux* および Mac OS*: | -par-threshold[n] |
Windows*: | /Qpar-threshold[[:]n] |
n | ループの自動並列化のしきい値となる整数。設定可能な値は、0 から
100 です。 n が 0 の場合、ループは、計算量に関わらず常に自動並列化されます。 n が 100 の場合、ループはコンパイラー分析データに基づいてパフォーマンス・ゲインが予測される場合にのみ自動並列化されます。ループは並列化実行が有効であることがほぼ確実な場合にのみ自動並列化されます。 1 から 99 の値は、速度が向上する可能性の比率を表します。例えば、n =50 の場合、並列実行されたときにコードの速度が向上する可能性が 50 パーセントある場合にのみ並列化を行います。 |
/Qpar-threshold100 |
ループは並列化実行が有効であることがほぼ確実な場合にのみ自動並列化されます。n を指定しなかった場合のデフォルトです。 |
このオプションは、並列実行が効果的である可能性に基づいてループの自動並列化のしきい値を設定します。このオプションを使用するには、-parallel (Linux および Mac OS) または /Qparallel (Windows) も指定する必要があります。
このオプションは、コンパイル時に計算量が確定できないループに使用します。しきい値は、通常、ループ反復回数がコンパイル時に不明なときに関係します。
コンパイラーは、作成された複数のスレッドのオーバーヘッドとスレッド間を共有できるワーク量のバランスをとろうとするヒューリスティックを適用します。
Linux: -par_threshold
Mac OS: なし
Windows: /Qpar_threshold