インテル(R) C++ コンパイラー Linux* 版入門ガイド

資料番号: 307056-009J

インテル(R) C++ コンパイラー 9.1 は、Linux システムで C および C++ ソースファイルをコンパイルします。IA-32、インテル(R) エクステンデッド・メモリー 64 テクノロジー (インテル(R) EM64T) 対応システム、Itanium(R) ベース・システムでサポートされています。

インテル C++ コンパイラーは、コマンドウィンドウから、または Eclipse* 統合開発環境内で実行できます。 Eclipse は、IA-32 および Itanium ベース・システムでサポートされています。

インテル C++ コンパイラーを root としてインストールする場合、デフォルト のインストール・パスは、/opt/intel/cc/9.1.xxx です。ここで、 xxx は 3 桁のリビジョン番号です。インテル EM64T 対応システムでは、パスは /opt/intel/cce/9.1.xxx です。このドキュメントでは、デフォルトのインストール・パスを <install-dir> として表記しています。

ドキュメントの場所

コンパイラーのドキュメントは、<install-dir>/doc/ ディレクトリーにインストールされます。各ドキュメントの概要については、ドキュメント・インデックス (Doc_Index.htm) を参照してください。

コマンドラインからの使用

コンパイラーを起動する前に、"source" コマンドを使用してコンパイラーの環境スクリプト iccvars.sh (または iccvars.csh) を実行し、環境変数を設定する必要があります。

source /opt/intel/cc/9.1.xxx/bin/iccvars.sh

C 言語ソースファイル (例えば、my_source_file.c) をコンパイルするには、次のコマンドを使用します。

icc my_source_file.c

C++ ソースファイルをコンパイルするには、次のコマンドを使用します。

icpc my_source_file.cpp

コンパイルが正常に終了すると、実行可能ファイル a.out が現在のディレクトリーに作成されます。

インテル・コンパイラーには、man ページも含まれています。環境スクリプトを実行した後、man ページを開いて、コンパイラー・オプションの一覧を表示できます。

man icc

-help オプションを指定してコンパイラーを起動すると、コマンドラインから利用できるコンパイラーのオプションが表示されます。

icc -help

Eclipse でのコンパイラーの使用

インテル(R) コンパイラーと共に Eclipse 統合開発環境をインストールした場合、Eclipse を起動する前に、"source" コマンドを使用して iccvars.sh (または iccvars.csh) を実行してから、iccec スクリプトを実行する必要があります。

source /opt/intel/cc/9.1.xxx/bin/iccvars.sh
iccec

Eclipse でコンパイラーを使用する方法についての詳細は、コンパイラーのドキュメントの 「アプリケーションのビルド」を参照してください。


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