makefile のエクスポート
新しいプロジェクトの作成時に [Managed Make C Project (管理 Make C プロジェクト)] を選択した場合、Eclipse* では、インテル(R) コンパイラー・オプションを含む makefile をビルドすることができます。詳細は、「プロパティーの設定」を参照してください。プロジェクトの作成後、makefile とプロジェクト・ソース・ファイルを他のディレクトリーにエクスポートして、コマンドラインから make を使用してプロジェクトをビルドすることができます。
makefile のエクスポート
makefile をエクスポートする方法:
- Eclipse の [C/C++ Projects (C/C++ プロジェクト)] ビューからプロジェクトを選択します。
- [File (ファイル)] メニューから [Export (エクスポート)] を選択して Export Wizard (エクスポート・ウィザード) を起動します。
- Export Wizard (エクスポート・ウィザード) の [Select (選択)] ダイアログから [File system (ファイルシステム)] を選択して、[Next (次へ)] をクリックします。

- [File system (ファイルシステム)] ダイアログの左ペインから、[helloworld] と [Release (リリース)] ディレクトリーをチェックします。また、右のペインにあるすべてのプロジェクト・ソースがチェックされていることを確認してください。
注
右のペインにある hello.o オブジェクト・ファイルや helloworld 実行ファイルなど、いくつかのファイルの選択は解除することができます。ただし、その場合はエクスポート・ディレクトリーを正常に作成するために [Options (オプション)] セクションの [Create directory structure for files (ファイルのディレクトリー構造を作成)] を選択する必要があります。これは、helloworld ディレクトリー内にあるプロジェクト・ファイルにも適用されます。
- [Browse (参照)] ボタンを使用して、既存のディレクトリーをエクスポート・ディレクトリーとして指定します。また、[To directory (宛先ディレクトリー)] テキストボックスに絶対パスを入力することで、Eclipse は新しいディレクトリーを作成することもできます。例えば、/cpp/export をエクスポート・ディレクトリーとして指定した場合、Eclipse は 2 つのサブディレクトリーを作成します。
- /cpp/export/helloworld
- /cpp/export/helloworld/Release
- [Finish (終了)] をクリックして、エクスポートを完了します。
make の実行
ターミナルウィンドウでディレクトリーを /cpp/export/hello_world/Release ディレクトリーに変更して、次のコマンドで make を実行します。
make clean all
次のような出力結果が表示されます。
rm -rf hello.o hello.d hello_world
Building file: ../hello.c
icc -c -o hello.o ../hello.c
Finished building: ../hello.c
Building target: hello_world
icc -o hello_world hello.o
Finished building: hello_world
同じディレクトリーに hello_world の実行ファイルが作成されます。