ftz、Qftz

デノーマル結果を 0 にフラッシュします。

IDE オプション

なし

アーキテクチャー

インテル(R) Itanium(R) アーキテクチャー

構文

Linux*: -ftz
-no-ftz
Mac OS*: なし
Windows*:  /Qftz
/Qftz-

引数

なし

デフォルト

オフ コンパイラーは、結果を漸次アンダーフローにします。

説明

このオプションは、アプリケーションが漸次アンダーフロー・モードの場合に、デノーマル結果をゼロにフラッシュします。デノーマル値がアプリケーションの動作に影響を与えない場合、アプリケーションのパフォーマンスが向上する場合があります。

コンパイラーに FTZ または DAZ をセットするコードを挿入しないようにするには、

このオプションは、メインプログラムをコンパイルするときにのみ効果があります。プロセスに FTZ モードをセットします。初期スレッドおよびそのプロセスによってその後に作成されるあらゆるスレッドは、FTZ モードで動作します。

Itanium(R) ベース・システムでは、最適化オプションの O3-ftz (Linux) または /Qftz (Windows) をセットします。最適化オプション O2 を指定すると、-no-ftz (Linux) または /Qftz- (Windows) オプションがセットされます。

このオプションがプログラムの数値動作で好ましくない結果を出力した場合、コマンドラインで -no-ftz または /Qftz- を使用することで、O3 最適化の利点を活用したままで、FTZ モードをオフにできます。

IA-32 システムで SSE 命令が使用されると、オプション -no-ftz/Qftz- は無視されます。ただし、MXCSR の FTZ ビットと DAZ ビットをクリアするメインプログラム中で コードで 漸次アンダーフローを有効にすることができます。デノーマル処理は計算速度を大幅に低下させる点に注意してください。

代替オプション

なし