cxxlib

インストールされている gcc のバージョンに依存して、インテルまたは gcc によって提供されたC++ ランタイム・ライブラリーとヘッダーファイル を使用してリンクするようコンパイラーに指示します。

IDE オプション

Windows: なし

Linux: [Preprocessor (プリプロセッサー)] > [gcc Compatibility Options (gcc 互換オプション)]

Mac OS: [Preprocessor (プリプロセッサー)] > [gcc Compatibility Options (gcc 互換オプション)]

アーキテクチャー

IA-32、インテル(R) EM64T、インテル(R) Itanium(R) アーキテクチャー

構文

Linux* および Mac OS*: -cxxlib[-mode]
Windows*:  なし

引数

mode   使用する C++ ランタイム・ライブラリーを指定します。設定可能な値は以下のとおりです。
  gcc[=dir] gcc によって提供された C++ ランタイム・ライブラリーとヘッダーファイル を使用してリンクするようコンパイラーに指示します。
dir
は gcc バイナリーとライブラリー・オプションのトップレベルの場所です。
  icc インテルによって提供された C++ ランタイム・ライブラリーとヘッダーファイル を使用してリンクするようコンパイラーに指示します。IA-32 および Itanium(R) ベースの Linux システムでは、-cxxlib-icc のみ利用できます。

デフォルト

-cxxlib-gcc または
-cxxlib-icc
Linux システムでは、gcc 3.2 以降を使用している場合、コンパイラーは gcc によって提供されたランタイム・ライブラリーとヘッダーファイルを使用します。gcc 3.2 より前のバージョンを使用している場合は、コンパイラーは、インテルのランタイム・ライブラリーとヘッダーファイルを使用します。
-cxxlib-gcc Mac OS システムでは、コンパイラーは gcc によって提供されたランタイム・ライブラリーとヘッダー を使用します。

説明

インストールされている gcc のバージョンに依存して、インテルまたは gcc によって提供されたC++ ランタイム・ライブラリーとヘッダーファイル を使用してリンクするようコンパイラーに指示します。

mode なしでオプションを指定すると、コンパイラーはデフォルトの C++ ライブラリーを使用します。

gcc との完全な相互運用のためには、-cxxlib-gcc を使用してください。gcc のバージョンが 3.2 よりも古い場合、-cxxlib-gcc オプションを使用しないでください。

警告

明示的に、またはデフォルトで起動された場合でも、単一リンクで使用されるすべてのオブジェクト・バイナリーは同じ mode 値でコンパイルしなければなりません。

代替オプション

なし

関連情報

アプリケーションのビルド: 互換性保持のためのコンパイラー・オプション