グラフィックス関数:現在のグラフィックス色を使って楕円弧を描画します。
モジュール:USE DFLIB
形式
result = ARC (x1,y1,x2,y2,x3,y3,x4,y4)
result = ARC_W (wx1,wy1,wx2,wy2,wx3,wy3,wx4,wy4)
x1, y1
(入力) INTEGER(2)。境界矩形の左上隅のビューポート座標。
x2, y2
(入力) INTEGER(2)。境界矩形の右下隅のビューポート座標。
x3, y3
(入力) INTEGER(2)。開始ベクトルのビューポート座標。
x4, y4
(入力) INTEGER(2)。終了ベクトルのビューポート座標。
wx1, wy1
(入力) REAL(8)。境界矩形の左上隅のウィンドウ座標。
wx2, wy2
(入力) REAL(8)。境界矩形の右下隅のウィンドウ座標。
wx3, wy3
(入力) REAL(8)。開始ベクトルのウィンドウ座標。
wx4, wy4
(入力) REAL(8)。終了ベクトルのウィンドウ座標。
結果
結果の型は INTEGER(2) です。成功すれば非ゼロが返され,そうでなければ 0 が返されます。円弧がクリップされたり,一部が境界の外にはみ出した場合,円弧が正しく描画されたとみなされ,結果は 1 になります。円弧が完全に境界外で描画された場合,結果は 0 になります。
円弧の中心は,ARC に対する点 (x1, y1) および (x2, y2) と ARC_W に対する点 (wx1, wy1) および (wx2, wy2) で定義される境界矩形の中心です。
円弧の中心から ARC に対する点 (x3, y3) と ARC_W に対する点 (wx3, wy3) を通る仮想的に伸ばした線との交点から始まります。円弧は,円弧の中心から反時計回りに描画され,円弧の中心から ARC に対する点 (x4, y4) と ARC_W に対する点 (wx4, wy4) を通る仮想的に伸ばした線との交点で終わります。
ARC はビューポート座標系で使われます。ARC_W はウィンドウ座標系で使われます。どちらの場合でも,円弧は現在の色で描画されます。
互換性
STANDARD GRAPHICS QUICKWIN GRAPHICS LIB
例
このプログラムは,以下の円弧を描画します。
! QuickWin または Standard Graphics アプリケーションでビルドします。 USE DFLIB INTEGER(2) status, x1, y1, x2, y2, x3, y3, x4, y4 x1 = 80; y1 = 50 x2 = 240; y2 = 150 x3 = 120; y3 = 75 x4 = 90; y4 = 180 status = ARC( x1, y1, x2, y2, x3, y3, x4, y4 ) END
プログラム ARC.FOR の出力図