要素別処理組込み関数 (総称):逆正接を生成します。結果は,非ゼロの複素数 (x, y) の引数の主偏角です。
形式
result = ATAN2D (y, x)
y
(入力) 実数型。ゼロ以上でなくてはなりません。
x
(入力) 実数型。y と同じ型と種別パラメタを持っていなくてはなりません。ゼロ以上でなくてはなりません。
結果
結果の型は x と同じで,度で表わされます。値は -180° ~ 180° の範囲です。x がゼロでなければ,結果は arctan (y/x) の値とほぼ等しくなります。
y > 0 の場合,結果は正です。
y < 0 の場合,結果は負です。
y = 0 の場合,結果はゼロ (x > 0 の場合),または 180° (x < 0 の場合) です。
x = 0 の場合,結果の絶対値は 90° です。
個別名 | 引数の型 | 結果の型 |
---|---|---|
ATAN2D | REAL(4) | REAL(4) |
DATAN2D | REAL(8) | REAL(8) |
QATAN2D 1 | REAL(16) | REAL(16) |
1 VMS と U*X |
例
ATAN2D (2.679676, 1.0) の値は 69.53546 です。