DATE

DATE は,組込みサブルーチンまたは可搬用ルーチンとして使用することができます。

警告:2 けたで年を表している戻り値は,2000 年問題を引き起こす可能性があります。この代わりに DATE_AND_TIME を使用してください。


DATE 組込みサブルーチン

組込みサブルーチン:システム内で設定されている現在の日付を返します。

形式

CALL DATE (buf)

buf
(出力) 9 バイトの変数,配列,配列要素,または部分列。

日付は,dd-mmm-yy の形式の 9 バイトの ASCII 文字列として返されます。

dd は 2 けたの日付
mmm は 3 文字の月の名前
yy は年の下 2 けた

buf が数値型で,9 バイトよりも小さいと,データが壊れる可能性があります。

buf が文字型である場合,それに結合された長さがサブルーチンに渡されます。buf が 9 バイトよりも小さい場合,サブルーチンは指定された長さに収まるように日付を切り捨てます。文字型の配列が渡された場合,サブルーチンは日付を,配列全体の長さではなく要素の長さを使って,最初の配列要素に格納します。

次に例を示します。

	CHARACTER*1 DAY(9)
	...
	CALL DATE (DAY)

DATE サブルーチンには,文字型配列 DAY の最初の配列要素の長さが渡されます。その後,サブルーチンは,1 文字の要素に収まるように日付を切り捨てるので,誤った結果が生成されます。


DATE 可搬用ルーチン

可搬用サブルーチンと関数:現在のシステム日付を返します。

モジュールUSE DFPORT

サブルーチン形式

CALL DATE (string)

string
(出力) 少なくとも 9 バイトの変数または配列

関数形式

result = DATE ( )

DATE 関数は,mm/dd/yy の形式の 8 バイトの文字列を返します。ここで,mmddyy はそれぞれ月,日,年の 2 けた表現です。

DATA サブルーチンは,stringdd-mmm-yy の形式で返します。ここで,dd は 2 けたの日付,mmm は 3 文字の月の名前 (たとえば,Jan),yy は年の下 2 けたを表します。

互換性

CONSOLE STANDARD GRAPHICS QUICKWIN GRAPHICS WINDOWS DLL LIB

次に例を示します。

	USE DFPORT
	! 今日の日付が 2000 年 3 月 2 日 であるとすると,
	! 以下の例では "02-Mar-00" が出力されます。
	CHARACTER(9) TODAY
	CALL DATE(TODAY)
	PRINT *, TODAY
	! 次の文では, "03/02/00" が出力されます。
	PRINT *, DATE( )