FOR_CHECK_FLAWED_PENTIUM

実行時関数:プロセッサーに Pentium の浮動小数点除算の欠陥があるかどうかの検証を行います。

このルーチンは,C プログラムから呼び出すことができます。/check:noflawed_pentium が指定されていなければ,基本設定として,Fortran プログラムから呼び出されます。

モジュールUSE DFLIB

形式

result = FOR_CHECK_FLAWED_PENTIUM()

結果

浮動小数点除算の欠陥が見つかった場合,重大な FORRTL エラー・メッセージが表示され,呼び出したプログラムが終了します。

環境変数 FOR_RUN_FLAWED_PENTIUMTRUE に設定することで,この動作をバイパスすることができます。

詳細は,「Intel Pentium の浮動小数点の欠陥」を参照してください。

以下の C プログラムを考えます。

	void __stdcall for_check_flawed_pentium ( void );
	for_check_flawed_pentium ( );

浮動小数点除算の欠陥を検証する以下の Fortran プログラムを考えます。

	USE DFLIB
	REAL*8 X, Y, Z

	X = 5244795.0
	Y = 3932159.0
	Z = X - (X/Y) * Y
	IF (Z .NE. 0) THEN		! 欠陥があれば,Z は 256 になります。
	  PRINT *, " FDIV flaw detected on Pentium"
	ENDIF