NLS 関数:現在の言語,国,またはコードページを設定します。
モジュール:USE DFNLS
形式
result = NLSSetLocale ( language [, country] [, codepage ] )
language
(入力) CHARACTER*(*)。Win32 NLS API がサポートする言語の 1 つ。
country
(省略可能,入力) CHARACTER*(*)。指定されると,言語機能が設定されます。省略すると,言語の基本国が設定されます。
codepage
(省略可能,入力) INTEGER(4)。指定されると,文字を基本とした NLS 関数すべてにそのコードページが使用されます。サポートされる有効なコードページまたは以下の規定値 (DFNLS.F90 に定義) の 1 つを指定することができます。
NLS$CurrentCodepage - コードページは変更されません。言語と国の設定のみが関数で変更されます。
NLS$ConsoleEnvironmentCodepage - コードページは,現在のコンソール・プログラムに影響する基本環境コードページに変更されます。
NLS$ConsoleLanguageCodepage - コードページは,指定された言語と国の組み合わせに対する基本コンソールコードページに変更されます。
NLS$WindowsEnvironmentCodepage - コードページは,現在の Windows プログラムに影響する基本環境コードページに変更されます。
NLS$WindowsLanguageCodepage - コードページは,指定された言語と国の組み合わせに対する基本 Windows コードページに変更されます。
codepage を省略すると,NLS$WindowsLanguageCodepage が使われます。プログラムの起動時に,NLS$WindowsEnvironmentCodepage がコードページを設定するために使用されます。
結果
結果の型は INTEGER(4) です。成功であれば,結果はゼロで,そうでなければ以下のエラー・コード (DFNLS.F90 で定義) の 1 つが返されます。
NLS$ErrorInvalidLanguage - language が無効かサポートされていません。
NLS$ErrorInvalidCountry - country が無効か指定した言語に対して無効です。
NLS$ErrorInvalidCodepage - codepage が無効かシステムにインストールされていません。
NLSSetLocale は,インストールされているロケールに対してのみ動作します。Windows NT/2000/XP と Windows 9* は多くのロケールをサポートしていますが,これらは「コントロール パネル」の「地域」のオプションでインストールされなければなりません。
Fortrarn と C の言語が混在したプログラミングを行う時,基本環境 Windows コードページではないコードページでの NLSSetLocale の呼び出しは,C 実行時ライブラリーのコードページを新しいコードページを持つ C の setmbcp() 呼び出しで変更させることに注意してください。逆に,C 実行時ライブラリーのコードページの変更は,Fortran NLS ライブラリーのコードページを変更しません。
NLSSetLocale 呼び出しは,C プログラムが使用するロケールに影響しません。C の setlocale() ルーチンで設定するロケールは,NLSSetLocale に独立しています。
基本環境コンソール・コードページ (NLS$ConsoleEnvironmentCodepage) で NLSSetLocale を呼び出すと,Win32 API SetFileApisToOEM() の明示的な呼び出しを引き起こします。他のどのコードページで NLSSetLocale を呼び出すと,SetFileApisToANSI() の呼び出しを引き起こします。
互換性
CONSOLE STANDARD GRAPHICS QUICKWIN GRAPHICS WINDOWS DLL LIB
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